【書評:1300冊目】会話力速効ドリル(石田章洋)

【ドリルで鍛える7つの会話力!】
放送作家・石田章洋氏が、ビジネスで日常的に遭遇するシーンを題材に、7つの大人の伝え方が身につく”会話力速効ドリル”を出題・解説する一冊。56問を解いて会話力を伸ばせ!

■この本の紹介文

いざという時に、ビシッと話ができない。
そんな悩みを抱えていませんか?

 

本書は、元コミュ障から人気放送作家になった著者が、克服していく過程で身につけた7つの会話力を、あなたも身につけられるようにドリル形式で解説する一冊。

 

7つの会話力とは、以下を示しています。
・雑談力
・質問力
・発言力
・説明力
・スピーチ力
・提案力
・交渉力

 

いずれの力も、ビジネスにおいては日常的に求められるものです。
7つの会話力、どれくらい自分に備わっていると思いますか。

 

この本では、各会話力ごとに6〜9問のドリルが用意されています。
考える(解く)→知る(解説を読む)の反復を繰り返すことで、効果的に頭の中にノウハウが残るように構成されています。

 

自分が苦手だと思う部分だけを集中的に取り組むも良し。
1つ1つゆっくりと学んでいくも良し。

 

ドリル形式の名のとおり、あなた自身の必要度に応じて学習することができます。
問題と解説のバランスもよく、著者の意図するとおり、非常に頭に内容が残るつくりになっています。

 

本文で真っ先に述べられていますが、会話力の向上には場数を踏むことが欠かせません。
それを紙面とは言え、ここまで完成度高く、擬似体験させてくれる本はなかなか貴重だと思います。

 

擬似体験をとおして、くり返しシミュレーションをしましょう!
少しずつ、本番でビシッと話ができるようになっていきます。

 

◆全問正解できるかな?

■本がわかる!15の要約ポイント

コミュニケーション能力の向上には場数を踏み、さまざまなシチュエーションに対応できる能力を磨く以外の方法はありません。

 

話の広げ方の基本は、5W3Hの欠けているものを尋ねること。
When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Why(なぜ)、What(何を)、How(どのように)、How many(どのくらい)、How much(いくら)から、不明なものを聞いてみましょう。

 

プライベートでもビジネスでも、初対面の相手とは話題が見つからないもの。
そんなときに便利なのが「テキドニセイリスベシ」。
これは、万人との話題に使える「テレビ・気候・道楽・ニュース・生活・田舎・旅行・スター・スキャンダル・勉強・仕事」の頭文字を取ったもので、語呂も良く記憶しやすいので、覚えておいて損はありません。

 

●質問の基本的な4つのルール
(1)自分で調べる
(2)要点をまとめる
(3)自分で考える
(4)相手を考える

 

質問がはぐらかされるときは、自分なりの仮説をクローズドクエスチョンでぶつけてみよう

 

最初は振られた事案に肯定的に入ったうえで、次第に自分の主張に寄せていくのがベターな手法です。

 

ビジネスで意見を述べる際の基本形は「主張」に、「理由」と「根拠」を添えること。

 

1つの説明に、メッセージは1つ。
これがわかりやすい説明の鉄則です。

 

PREP法を使うと、話が論理的になり、説得力が増します。
なぜなら、結論(Point)→理由(Reason)→事例・具体例(Example)→結論(Point)という順序は、聞き手の気持ちに呼応する話法だからです。

 

大勢の前でのスピーチは、誰でも緊張するもの。
苦手な人が多いのでは?しかし、簡単な準備をするだけで緊張は格段にやわらぎます。
準備とは、「最初に話すこと」と「最後に話すこと」をしっかりと決めて頭に叩きこんでおくことです。

 

スピーチで大切なのは、その人にしか話せないオリジナリティのある話、つまり、体験談です。

 

プレゼンテーションは、まさに桃太郎の昔話のような構造。
いかに問題解決の道筋を示せるかどうかが肝心です。

 

人間は興味がないことでも、謎を提示されると、答えをついつい知りたくなってしまう習性があります。
ですから、一方的に話すと「ただの説明」になってしまう話でも、問題を出題することで、興味のある話にできるのです。

 

交渉の基本は「相手が重視していること」を見極め、その要求に応えることです。
(略)
つまり、「社内的にそれほど手間ではないこと」と「相手が重視していること」を交換するのです。
そうすることでお互いが満足できる結果が生まれるはずです。

 

交渉では、相手の要求を聞くとしても、最初から満額回答しないのが鉄則です。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1300-1】笑顔で挨拶をする

【1300-2】「テキドニセイリスベシ」を雑談に活用する

【1300-3】1つの説明には、1つのメッセージを守る

 

■ひと言まとめ

ノウハウ×場数=自分史上最高の会話力!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】人に伝える7つの力 会話力速効ドリル
【著者名】石田章洋著者情報
出版社新星出版社
【出版日】2018/9/13
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード話し方人間関係雑談
【頁 数】192ページ
【目 次】
0 本書の活用方法
1 雑談力養成ドリル
2 質問力養成ドリル
3 発言力養成ドリル
4 説明力養成ドリル
5 スピーチ力養成ドリル
6 提案力養成ドリル
7 交渉力養成ドリル

 

この本が、あなたを変える!

 

石田章洋さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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