【親子のバランスを整えよう】
名門指導会代表・西村則康氏が、中学受験必勝法!と題して、共働きだからできる中学受験の戦い方を指南する一冊。子どもと接する時間が取れないからこそ、子どもにできることがある!
子どもの勉強、ましてや受験の場合、親がつきっきりでサポートしないと。
あなたは、このように思っていませんか?
本書は、30年以上にわたり難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師が、共働き家庭が増えている昨今の状況に合わせた「中学受験の戦い方」を指南する一冊。
限られた時間で、親子が近くにいる時間はとても大切です。
限られた時間で、子どものためになんでもやってあげたいは要注意です。
共働きが一般的になっている現代社会、かけられる時間は限られます。
時間が限られるということは、取れる選択肢も狭まります。
その中で、いかに親子で目標を達成するのか。
自分たちの状況に合わせた戦略を立てることが、非常に重要なのです。
この戦略を立てるに役立つ情報やコツを、網羅的に提示するのがこの本です。
どこに着目して、どうやって子どもの力を伸ばしていくのかが、端的に列挙されています。
「時間が取れない」「仕事は辞められない」・・・、だから諦める。
そんな結論を出す前に、夫婦で親子で本書の内容を話し合いましょう!
◆状況に応じた戦略がある!
口コミ情報はあてにならないことを知っておきましょう。
自分にとって必要な勉強は何かを判断する方法としてオススメしているのが「◯△×学習法」です。
授業中に習った小問ごとに「同じ問題が出たら正解できる?」と自分に問いかけ「絶対大丈夫」なら◯、ちょっと心配なら△、まったく自信がなければ×をつけておきます。
優秀な家庭教師は人気があるうえに、授業料も高いです。
私がオススメするのは、1時間あたり1万円以上の先生です。
1万円以上の先生ならば、家庭教師だけの収入で生活していける本当のプロだと判断できます。
お母さんはお子さんにとって最大かつ最強の味方。
どんな時でも「あなただったら大丈夫」と言い続けましょう。
子どもの気持ちに寄り添う、これが大原則です。
休みの日はお父さんの出番がいっぱいあります。
直接勉強に関わるというよりは、子どもとのコミュニケーションを深め、体験をさせながら、様々な感覚を育てていく役割です。
お父さんの趣味に子どもを巻き込むのが、ストレスが少なく、子どもにとっても面白い体験になります。
共働き家庭の”子どもの面倒を見る時間がなかなかない”という環境は、「自分のことは自分でできる」自立した子どもにするにはよいものと言ってもいいでしょう。
ただでさえ親子の時間を十分に取ることが難しい共働きのご家庭では、近くにいる時間を増やすほうがいいので、小学生のうちは、勉強自体はダイニングで、子ども部屋は問題集やプリント、本などの保管場所として考えるといいですね。
家庭学習の時間の目安は「算数・国語の各(学年)×10分」。
1年生だったら10分、2年生だったら20分という具合です。
「何が面白かったの?」「どんなことがあったの?」と尋ね、勉強内容について「こういう話を聞いて面白かった」といった話題がたまにでも出るようであれば安心ですが、「◯◯ちゃんとこういう話をした」「△△君と今度□□するんだ」など、勉強以外の話ししか出ない場合は注意が必要です。
お子さんの目的がそれていないか、時々は塾の様子を確認するといいでしょう。
わからない算数の問題に接した時は「何を書けば解けそうな気がするの?」と自分に問いかけるよう教えてあげてください。
得点力を支える力は、次の三つに分けられます。
(1)問題文を正確に捉える力
(2)知識や解き方を総動員できる力
(3)なんとかして工夫する力
「ちょっと頑張らせる」→「やろうと努力したことを認める」→「ねぎらったり、褒めたりする」のサイクルを繰り返すことによって、だんだん少し我慢しながら自分で勉強できるようになります。
大切なのは、毎日同じ時間に、同じ時間分の学習を続けていくことです。
中学受験では、倍率がほぼ2〜3倍ですから、第一志望校に合格する子どもは30〜40パーセントです。
つまり、受験を経験した子どもの60〜70%は第一志望校以外の学校に通うことになります。
つまり、第一志望校以外の学校選びもまた、とても重要であるということです。
合格してもそうでなくても、前向きに中学受験を頑張った経験がムダになることはありません。
【1268-1】何かを目指す際は、目的を明確にする
【1268-2】何かを目指す際は、自分の役割を明確にする
【1268-3】試験勉強をする際は、◯△×学習法を活用する
受験とは、家族の絆を試す試金石。
【書籍名】共働きだからできる 中学受験必勝法!
【著者名】西村則康 ・ 著者情報
【出版社】あさ出版
【出版日】230ページ
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】学ぶ力を身につけたいときに
【キーワード】子育て、勉強法、準備力
【頁 数】230ページ
【目 次】
第1章 共働き家庭の中学受験は親の”覚悟”が大事
第2章 “親の役割”を理解し、全うすることから始まる
第3章 中学受験に親がやるべきこと、やってはいけないこと
第4章 共働きだからこその塾、家庭教師の選び方、付き合い方
第5章 試験に強い頭をつくるために親が子どもにしてあげられること
第6章 難関校合格を確実にする共働き家庭流 タイムスケジュールのつくり方
第7章 共働き家庭流 子どもに合った中学校の選び方、見極め方
この本が、あなたを変える!
西村則康さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 9月 06日
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