【意識しちゃ絶対ダメ!?】
心理カウンセラー・大嶋信頼氏が、意識することの恐ろしさを解説しながら、「気にしすぎてうまくいかない」がなくなる”無意識の力”を使う方法を紹介する一冊。意識するから不幸に?
「今日はこんな1日しよう!」
このように”意識”して、朝玄関を飛び出していませんか?
本書は、「意識する」ということがいかに悪影響を及ぼすかを身近なシーンを題材に解説しながら、「無意識でいる」状態のつくり方を紹介する一冊。
「うん?無意識でいるってどういうことよ?」
あなたは、このようなモヤッとした感情を持ったかもしれません。
そう、無意識だけに目を向けても理解しにくいと思います。
ですので、反対の「意識する」ことを徹底的に理解することで、無意識の姿を浮かび上がらせ理解する必要があります。
この本も、このアプローチをとってくれており、輪郭ハッキリと無意識の使い方をイメージできるようになっています。
そして、無意識をしっかりと捉えて使い方が習得できた時、「気にしすぎ」が嘘のようになくなるのです。
「あれをしないと」「自信がないな」「ここがうまくできなかった」「変なこと言っちゃったかな」・・・
このように意識することがどんな恐ろしいことか、ほんとうに背筋が寒くなります!
読むことで、心が軽くなります。
手元に置いて、辛くなったときに読みたいオススメな良書です。
◆意識するから悩みが生まれる!
「それ反則!」「それも間違い!」と意識がホイッスルを連続で鳴らすことで「思い通りにプレイができなくなった」という状態が「意識する」ということなのだと私は考えています。
人間の身体には「恒常性」(真ん中に戻す)という機能が備わっています。
ものすごく怒っても、時間がたつと「まあいいか」と平常心に戻るのがこれ。
必ずプラスマイナスゼロ、に戻す力が働くのです。
だから「自信がない」というマイナスなイメージに対して、私の中の恒常性は「本気を出したらモテモテなのに!」という真逆の自己イメージで、ゼロの状態に戻そうと働くのです。
意識してしまうと、脳の緊張が高まり脳が過活動を起こすことによって適切な思考ができなくなります。
意識で「自分はダメだ」と思えば思うほど、無意識はいつの間にか自信に満ち溢れていて、意識的な自分が「不可能かも!」と思えることに挑戦している。
自信が持てなければ持てないほど「完璧にならなければ」と高い目標を掲げ、それに向かって一生懸命に努力する。
たとえそれがうまくいっても「完璧主義」だから細部の「うまくいっていない!」という部分に目がいってしまい、「やっぱりダメじゃない!」と自信が持てなくなる。
完璧主義者はいつまでたっても自信が持てないのです。
ルーティンやイメージ、そして「わからない」という言葉を使うことなどで簡単に無意識を使うことができてしまい、「自分にはないような力を発揮することができている」となれるのです。
いろいろと原因を考えてみて、消えない緊張は「もしかしたら、自分の緊張じゃないのかも」と思ってみるといいでしょう。
そして、「あの人から伝わってきているモノなの?」と思った瞬間に「あ、ちょっとラクになった」となったら「正解」と思ってください。
「人の気持ちはわからないんだ」となった時、意識は働かなくなり、無意識が味方になってくれるので「もう、自分を作らなくてもいいんだ」と人前で役割を演じることがなくなります。
ここで簡単に無意識を味方につける方法があります。
それは「尊敬できる人を真似する」です。
真似をする行為は何でも大丈夫です。
「正しいor間違っている」で判断すると意識が働きますが「楽しいor楽しくない」で判断すると無意識がそこに宿ります。
起きている時に、意識で処理できるデータには限界がありますが、寝ている時に無意識はものすごい大量のデータを短時間で処理してくれます。
この時大事なのは、本当に大丈夫と思うことです。
そうしなければ無意識は働いてくれません。
朝起きたらいきなり「今日一日のスケジュールは?」とチェックすることです。
いいアイディアがほしかったら、私の場合はアイディアの素材となるものを集めてきて、それを「無意識に任せちゃおう!」と思いながら、ただ眺めているだけ。
自己暗示のかけ方は「苦手だな」と感じた時に、「苦手意識は私を謙虚にしてくれるもの」と思ってみるというもの。
意識は「常識」とか「現実」で強化されますが、無意識は「非日常」や「非現実」などで起動します。
【1226-1】消えない緊張には「本当に自分のもの?」と疑ってみる
【1226-2】「楽しいor楽しくない」で判断する
【1226-3】「苦手だな」と感じた時に、「苦手意識は私を謙虚にしてくれるもの」と思ってみる
意識という心の振り子を動かさない!
【書籍名】「気にしすぎてうまくいかない」がなくなる本
【著者名】大嶋信頼
【出版社】あさ出版
【出版日】2018/5/26
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】心の平穏や導きがほしいときに
【キーワード】人間関係、メンタル、心理学
【頁 数】173ページ
【目 次】
第1章 なぜかつらい、うまくいかないは「意識」のせいだった
第2章 「無意識」っていったい何者?
第3章 「無意識」を味方にすれば人づき合いがラクになる
第4章 「無意識」の力でつらかった仕事が楽しくなる
この本が、あなたを変える!
大嶋信頼さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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