【下町にニーチェ降臨!】
作家・白取春彦氏が、未来の見えない住人達が住むシェアハウスにニーチェが降り立った設定で、ニーチェの哲学を物語にして紹介する一冊。
「あなたの人生を愛せ」と言った、その真意とは?
自分。
いま、あなたは自分を愛せていますか?
本書は、ニーチェの哲学を下町を舞台とした物語で紹介した一冊。
さまざまな悩みを抱える住人達が集まるシェアハウスを舞台に、ニーチェと住人達の交流を通して、哲学のエッセンスを学べる、優しい内容。
著者は、120万部を突破した『超訳 ニーチェの言葉』を書いてますので、哲学のエッセンスの質については、安心して読めます。
自分と向き合う時間を持つとき、硬い本を読むよりこうした感情移入しやすい本を読むほうが役に立ちます。
「あなたは自分の人生を愛せていますか?」
こう聞かれて「はい」と答えられる空気を、本の中に入りこんで自分の中に充していきましょう。
あなたの日常にニーチェが現れたら、どんな会話をしてみたいですか?
そんなことを考えながら、楽しんでみてください。
◆ニーチェはあなたを見守っている!
物事が起きる前になされる想像や計算はだいたい捕らぬ狸の皮算用になりがちなものです。
また、そういう想像や計算ばかりしていても、いつまでたっても終わらないと思います。
そのような計算ばかりしているうちに老人になってしまいます。
どのようにすればいいという公式も秘訣もない
”自分の”欲望だと考えれば、あたかもそれが自分で自由自在に扱える欲望のあるかのように思いがちなのです
自分ばかりを凝視し、自分と他人の損得の比較ばかりをしてきた。
誰もが自分を利するものを大事にしますし、自分に近いものをまずはたいせつにします。
もしその反対のことをするならば、自分が滅んでしまいますからね
自分の人生にかかわることは自分で一つひとつ処理していかないと、結局のところ自分の人生というものがなくなってしまうのですよ
何かあることについてしんどいものだとレッテルを貼らずに、それについて興味津々になれば、たちまちおもしろいものに変化するのですからね。
運とか考えないほうがいいと思うよ
あなたの考え方はあなた自身が破らなければならないでしょう。
あなたが、あなたの考え方から脱出しようとしなければ、いつまでもその裂け目はできませんよ
人に怒られるよりも呆れられるほうがよっぽど怖い
”蛇は脱皮しないと破滅する”
(略)
いつまでもこだわったり恨みを抱いてるって、結局は古い皮をずっと引きずっているのと同じですもんね
世間を出るという言い回しの意味は、世間の常識、世間並みの考え方、世間的なふるまい方からまったく離れてしまうということなのです。
要すると、世間に染まらない生き方をするのが出世です。
自分のよくない想像を現実だと思っちゃったんですよね、深刻にね。
それがあなたの夢ならば、あなたたちには自分の夢をかなえる責任があると思います。
それこそ、最も重要な責任だと私は考えます。
自分を生きてください。
他人ではなく、あなた自身を生きてください。
私もそういうふうに生きていこうと思いますから。
【898-1】「考え方は自分にしか変えられない」と自覚する
【898-2】「自分の夢は、自分で叶える」と決める
【898-3】「自分の人生を生きる」と決める
自分の人生は、自分にしか愛せない!
【書籍名】未来の見えない僕たちにニーチェは「あなたの人生を愛せ」と言った。
【著者名】白取春彦
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2016/12/23
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】生き方、哲学、マインド
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 自分について
第2章 日々を生きる
第3章 社会について
第4章 友人について
第5章 愛について
第6章 成長
第7章 人生
エピローグ ニーチェが残したこと
気になったら、今すぐお手元に!
白取春彦さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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