【シェア読書:872冊目】すべての仕事は「問い」からはじまる(大嶋祥誉)

【「問い」こそ仕事の本質】
マッキンゼー出身のエグゼクティブコーチ・大嶋祥誉氏が、
仕事における最も重要なスキルは「問い」であると説く。
すべての仕事がはじまる「問い」の質によって、生み出す成果は変わる。

■この本の紹介文

「なぜ、今その仕事をやっているのですか?」
「なぜって?」と思わず聞き返してしまったのなら、この本を読みたい。

 

本書は、「人の脳は問いかけによって動きはじめる」とし、「問い」の質や技術によって仕事の成果も変わると説き、「問い」のスキルを余すところなく紹介する一冊

 

適切な「問い」をすることができれば、適切な”答え”を出すことができる。
適切な”答え”を出すためには、必要なインプットをしておく必要がある。
必要なインプットをするためには、適切な「問い」をする必要がある。

 

まさに、「問い」はすべてがはじまる出発点と言えます。
まさに、「問い」を制することができれば、「結果」を制することができるのです。

 

では、どうすれば「問い」を制することができるのか?
その有効な方法が、この本には書かれています。

 

著者がマッキンゼーで学んだ最も大切なスキルという「問い」の技術。
「なぜ、今その仕事をやっているのですか?」の答えに迷わなくなれます。

 

◆「問い」を制するものは、仕事を制す!

■本がわかる!15の要約ポイント

大事な問題であればあるほど、問題そのものに取りかかる前に「何が本当の問題なのか?」を問うべき

 

●「問い」で身につけられること
①情報をひとまとめにする
②物事の核心がつかめ、時短につながる
③異なる物事をつなげて発送を広げる
④状況を変える
⑤人間関係がうまくいく
⑥自分を変える

 

「問い」を立てて検索し、出てきた情報に対して「それは本当かな?」「何が根拠で言っているのかな?」と自問自答して考えてみるのです。

 

本質とは、
物事の根本的な意味を知るということ。
たとえば、問題を発見するときには「何が本当の問題か」であったり、人間関係であれば、相手の「本当の気持ち」であったり、あるいは物事への深い洞察や気づきを指します。

 

どんな問いにも共通する「型」を紹介します。
それは、
①問いは一行
②自分の判断を入れない
③ポジティブにする
④視座を高くする
ということです。

 

「問い」のトレーニングもただ問いを言葉で発するだけでなく、ノートに書き出すことがお勧めです。

 

●「問い」の3ステップ
①状況を見る=拡散する問い
 ・5Wで問う
 ・本質をつかむ=大事なものは何か
②仮説を問いのかたちで立てる=収束する問い
 ・本質を確認する=そもそも何がしたいのか
 ・5W1Hで仮説をつくる
③仮説を検証する

 

「そもそもどうしたいのか?」
「本来あるべき姿は?」
というように、自ら仮説を立てて「表面化していない問題」を問うのは「プロアクティブ(率先)型」と呼びます。
仕事のできるコンサルタントは、常にプロアクティブ型で問いを立てています。

 

「それって本当に重要なのかな?」
「みんなが実現したいゴールは何?」
というような本質に迫る問いを繰り返すことによって、自分や周囲の人に新たな気づきが生まれ、それによって壁を破っていくわけです。

 

仕事においても、相手に無関心で「ただ、やってくれればいい」というのでは、相手も「ただの作業」としか受けとりません。
そうではなく最初から「あなたなら、どんなふうにやれる?」という愛のある問いを向ければ、相手も自分のことを考えて頼んでくれているのだと感じることができます。
すると、同じことを頼んだとしても、「作業」以上の仕事をしてくれるようになるのです。

 

「何でやらないんだ?」
と問うのではなく
「やりたくならないのは何でだろう?」

 

「最近、何に一番関心がありますか?」
「最近、心が動かされたことは何ですか?」

 

「問いの力」を使い、良い問いを立てて、正しく自分を持ちながら進んでいくには、自分を整えておくことがとても大事になってきます。

 

「問い体質」になるためにも、ぜひ自分の五感を整えること、筋力をつけることを忘れずにやっていってください。

 

できるだけシンプルに「何があれば自分が楽しく生きられるのか?」という問いを持っていると、それだけで人生がよいものになります。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【871-1】「それは本当かな?」と疑問を常に投げかける

【871-2】質問はシンプルに1行を心がける

【871-3】「本当はどうしたいのか?」を常に自問する

 

■ひと言まとめ

「問い」は、あなたを覚醒させる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】すべての仕事は「問い」からはじまる
【著者名】大嶋祥誉
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2016/10/28
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方問題解決発想力
【頁 数】224ページ
【目 次】
1章 なぜ「問い」が大事なのか
2章 質問する脳のつくり方 良い質問を生む「問い体質」
3章 ほとんどの問題は「問い」で解決できる
4章 他人と自分を動かす「問い」の使い方
5章 「問い」の力で人生の質を向上させよう
付録 ケース別 質問リスト

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

大嶋祥誉さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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