
【お金の使い方に人格はあらわれる!】
富裕層専門税理士・森田貴子氏が、『億万長者になるお金の使い方』と題して、領収書でわかる富裕層でいつづけられる人の共通点を明かしながら、お金に好かれる習慣を指南する一冊。
■書籍の紹介文
「富裕層がお金を増やす方法」と「富裕層のお金の使い方」。
あなたはどちらに興味がありますか?
本書は、「増やし方」ではなく「使い方」にこそお金持ちへのヒントが隠されていると提起し、富裕層の領収書から見える共通点を明かしながら、”資産をつくる”お金の使い方を指南する一冊。
お金の使い方には、その人の”人格”が色濃くあらわれる。
ここに着目をし、お金に好かれる(資産をつくる)人になるための方法を見出そうという本になります。
富裕層専門の税理士として、1000万枚を超える膨大な”領収書”と向き合ってきた著者。
一時資産を築くも長続きしない人、長く富裕層として資産を維持し続ける人、領収書をみればどちらなのかおおよそ分かるといいます。
この本では、後者の人たちの共通点を抽出し、教訓としてまとめ上げられています。
学び取り、日々の生活で実践し続けていくことで、資産をつくる人へと改善していくことを目指しています。
◎お金を使う目的への解像度
◎短期的な視点よりも長期的な視点での支出
資産をつくる人と資産をつくれない人の差は、この2つに集約されるように感じます。
そして、富裕層には共通して、これらに対する確固たる哲学や責任、覚悟のようなものが見えます。
ゆえに、言うは易し行うは難し、でしょう。
自らの人格を変えるほどの覚悟と一生モノの取り組みが必要なわけですから。
とは言え、じゃあ読んでも仕方ないじゃんにはなりません。
なぜなら、取り組まなければ”資産をつくれない”人のままであることは、間違いないからです。
少しでもより良い将来を望むのなら、できるところからどんどん実践していきましょう。
変化が起きるまで時間がかかりますので、早く始めてしまうのが一番の近道です。
「増やし方」ではなく「使い方」に焦点を当てた一冊。
否応なく自分自身と向き合わさせてくれる、とても素晴らしい内容です。
◆深く考えるきっかけに。

億万長者になるお金の使い方
森田貴子 SBクリエイティブ 2025-10-31
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■【要約】15個の抜粋ポイント
モノとカネだけの指標では、「富裕層」とはどのような人たちを指すのでしょうか。
野村総合研究所の定義によれば、「純金融資産(負債を除いた金融資産)」が1億円以上の世帯を「富裕層」と呼び、5億円以上を「超富裕層」として分類しています。
金融資産の額だけで見ても、実は「富裕層」と呼ばれる人たちは決してごく一部の限られた存在ではありません。
日本国内には、純金融資産1億円以上を保有する世帯(富裕層・超富裕層)が165万世帯以上あり、全体の約3割を占めています。
「このお金の使い方は、いったい何を生み出し、何を育てるのか?」
彼らは、そう問いながらお金を使っているのです。
●富裕層に共通する「8つのストック支出」
(1)価値ある体験
(2)継続的な学び
(3)体の健康
(4)心の健康
(5)家族
(6)つながり
(7)社会貢献
(8)投資
●富裕層の支出哲学を支える8つの思考と習慣
1.好奇心・チャレンジ精神が旺盛で、早期リタイアはしない
2.圧倒的な努力と行動量でやり抜いた経験がある
3.失敗を恐れず、打席に立ち続ける
4.時間を味方にし、複利で資産を育てる
5.凡事を徹底し、信頼を築く
6.「当たり前以上」を積み重ねる
7.時間=資産という感覚を持っている
8.プロに任せるが、丸投げはしない
富裕層の支出を見て感じるのは、「学び」「体験」に対する意識の高さです。
それは資格取得やセミナー受講といった見える学びだけではありません。
本を読む、人と会う、新しい分野に触れるーーーそうした日々の中での体験や学びの積み重ねが、「知の栄養補給」として、長期的に見て、驚くほど確実に富の拡大につながっています。
どっしりとした人文書が多くを占めています。
具体的なジャンルを挙げると、政治経済、歴史、文化芸術、人類学など。
ずっと読み継がれている古典や、学術書など物事の原理原則を説いている書籍が目立ちます。
原典をわかりやすく噛み砕いた解説本ではなく、限りなく原典に近いものが多くを占めます。
日本語翻訳版もありますが、英語で書かれた原書も多く見かけます。
いずれも軽く読めるものではありません。
しかし、それなりに読むのに時間がかかっても、普遍的な原理原則を理解してしまった方が、表層的な知識よりもはるかに身になるということを経験的に知っているのでしょう。
富裕層にとって読書とは、深く確実な知識を得る一番有効な手段なのです。
富裕層の支出を見ていて強く感じるのは、健康を「あとから整えるもの」ではなく、「先に投資して守るべき資本」だと考えているということです。
それは単に、美容や見た目の話ではありません。
体調を崩せば、大切な仕事のチャンスも逃しますし、家族や従業員、周囲の人に不安を与えてしまう。
特に経営者やリーダーにとって、心身の健康は信頼や責任の土台でもあるのです。
富裕層の間で最も重視される社会的規範のひとつが、「紹介者責任」です。
これは単に「誰かを紹介する」という行為にとどまらず、その人物の信頼性・品位・実績までも保証する、無言の契約のようなものです。
この責任が重いのは、紹介した相手の言動や振る舞いが、紹介者自身の評判に直結するからです。
そのため、安易に人を紹介することはまずありません。
(略)
本当に信頼を築きたいなら、まずは成果や実績で信頼されること、その上で、「この人なら紹介できる」と思ってもらえる存在になることが、長期的な成長への最短ルートなのです。
信用そのものはお金では買えませんが、信用を築き、価値ある関係を維持するための支出があります。
富裕層はこの支出を惜しみません。
お金だけではなく、気持ちを込めて時間やエネルギーを注ぎます。
手土産やおもてなしも、そのひとつ。
それは、信頼にお金を使うという、目には見えにくいけれどとても価値のある投資です。
どんな人と一緒に時間を過ごすかが、将来の思考や行動、資産形成にまでつながる投資なのです。
そのため富裕層は、「どんな人と付き合うか」「誰と時間を共有するか」に対して、とても敏感です。
・信頼できる専門家を見つけること、そして適切な報酬を支払うこと
・制度や税制の変化にアンテナを張っておくこと
・柔軟な資金構成を整え、万一に備えること
これらはすべて、表には見えないけれどリスクをコントロールする戦略的な支出です。
資産を「持ち続けること」そのものが努力です。
資産防衛は、富裕層の支出哲学におけるもうひとつの重要な側面なのです。
今の自分に必要なのは誰か。
誰に相談すればよいのか。
これを判断できるだけの知識と感覚を持つことが安心につながります。
肩書や人付き合いではなく、「この人にはお金を払う価値がある」と自分の目で判断できることーーそれが見えない自分資産を守る第一歩なのです。
●日常のフロー支出を見直す8つの問いかけ
1.この支出は、あとで思い出として残りそうですか?
2.そのお金の使い方に、少しでも自分らしさが表れていますか?
3.一瞬でも「楽しい」「うれしい」と感じた自分を大切にできましたか?
4.買ったものより、「どう使ったか」を語りたくなりますか?
5.その支出が、ちょっとした勇気や遊び心をくれましたか?
6.「なんとなく」ではなく、意志を持って選びましたか?
7.支出後、「いいお金の使い方だった」と思えましたか?
8.その支出は、自分を甘やかすのではなく、整える感覚に近いですか?
富裕層のフロー支出には、「長く使えるか?」「修理できるか?」「本当に必要か?」という視点が込められているのです。
■【実践】3個の行動ポイント
【2204-1】普遍的な原理原則の書かれた人文書を読む習慣をもつ
【2204-2】「どんな人と付き合うか」「誰と時間を共有するか」にこだわって生きる
【2204-3】「このお金の使い方は、いったい何を生み出し、何を育てるのか?」という意識を常に持ってお金を使う
■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】億万長者になるお金の使い方
【著者名】森田貴子 ・ 著者情報
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2025/10/31
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】成功法則、お金、資産形成
【頁 数】296ページ
【目 次】
第1章 1000万枚の領収書からわかった「本物の成功法則」
第2章 富裕層の支出哲学を支える「思考と習慣」
第3章 「継続的に学ぶ人」ほど富が拡大する
第4章 「健やかな心と体」こそ最大の資本
第5章 「つながり」という財産が人生の質を決める
第6章 富裕層の「資産をつくる」お金の使い方
第7章 富裕層に学ぶフローの支出哲学
▼さっそくこの本を読む

億万長者になるお金の使い方
森田貴子 SBクリエイティブ 2025-10-31
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
森田貴子さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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