【文章で失敗したアナタヘ】
文章コミュニケーションのプロ・山口拓朗氏が、「だから、読み手に伝わらない!」から脱却するための”伝わる”文章のコツを徹底解説する一冊。読み手不在から脱却する85のレッスン!
もくじ
■書籍の紹介文
文章で思わぬ失敗をした。
そのような経験ありませんか?
本書は、文書が伝わらない原因をあきらかにしたうえで、円滑な文章コミュニケーションを書くためのコツを紹介する一冊。
文章で失敗する最大の原因。
それは、「相手の不在」です。
相手が目の前にいないから、知らず知らずのうちに、自分中心の文章になってしまう。
結果、認識・意識の違いが生じて、誤解・ミスへと繋がり、手痛いしっぺ返しを受けるのです。
では、どうすれば、「相手の不在」を脱却できるのでしょうか。
この点を、85のレッスンを通じてレッスンしていきます。
「相手の不在」を脱却できたとき。
対面コミュニケーション同様に、「信頼関係」が生まれるのです。
もちろん、今日の明日で効果が出るものではありません。
くり返しくり返し、継続していくことが大切です。
そのためには、学びやすい本であることが大事です。
本書はそんな継続学習のパートナーに最適だとおもいます。
頑張った文章が、相手との信頼の元になる。
こんな好循環を、ぜひ身につけましょう!
◆85の文章矯正講座!
だから、読み手に伝わらない!
山口拓朗 実務教育出版 2015-4-14
売上ランキング(公開時):33,590
Amazon 楽天
■【要約】15個の抜粋ポイント
「数字(数値)」や「固有名詞」は究極の具体性ですので、わかっているときは積極的に使うようにしましょう
【NG】安曇野の豊かな水で育った黒豆を使う。
【OK】豊かな水で育った安曇野の黒豆を使う。
「安曇野の」(修飾語)を「黒豆」(被修飾語)の直前に置いて、関係性を明確にすれば、読み手が首をひねることはないはず
読み手に喜ばれるのは、簡潔な文章
「二重否定」と「条件付きの肯定」の違いは、前者は抽象的でわかりにくく、後者は具体的でわかりやすい点です。
二重否定の文章がクセになっている人は、意識して肯定的な表現を心がけましょう
相手に何かしらの行動を望むときは、その行動をはっきりと指示する必要があります
返信を書くときには、相手の要求・依頼・お願いに対して、期待をどれだけ上回れるかに力を注ぎましょう
●説得力のある意見を書く2つのポイント
(1)根拠・理由
(2)自信・熱意
メールコミュニケーションでは、できる限り「相手に心配をかけない」「相手に気を揉ませない」「相手に邪推させない」という意識が大切です。
スピーディな返信には、不要な心配や誤解を回避する力がある
●メールに頼ってはいけない3つの場面
(1)相手がメールをあまり使っていない
(2)緊急時
(3)重要な連絡をするとき
メールの基本は「1メール1用件」
「微差が大差を生む」。
この言葉は、メールの文章にも当てはまります。
ほんの少し手間暇をかけて、「ていねいに」「誠実に」「わかりやすく」書ける人は、おそらく周囲からの評価も高い
相手に好意と誠実を持って対応してもらいたければ、まずは自分から相手にそれを伝えればいい
SNSに投稿やコメントをするとき、忘れがちになることがあります。
それは「大勢の人に見られている」という意識
本当に怒っているときこそ、文章は怒ってはいけません
メールやSNSに限らず、相手を喜ばせられる人、楽しませられる人こそが、文章コミュニケーションの巧者と言えるでしょう
■【実践】3個の行動ポイント
【530-1】文章を送る前に「読み手の立場に立っているか?」を自問する
【530-2】相手に行動して欲しい時は、明確に行動を指示する
【530-3】修飾語は被修飾語の直前に置いて関係性を明確にする
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】だから、読み手に伝わらない!
【著者名】山口拓朗 ・ 著者情報
【出版社】実務教育出版
【出版日】2015/4/14
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】ことばのチカラ、文章力、準備力
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 だから、伝わる文章のイロハ
第2章 だから、仕事が捗るメールの勘所
第3章 だから、モメないメールのコツ
第4章 だから、わかりあえるSNSの文章技法
この本が、あなたを変える!
だから、読み手に伝わらない!
山口拓朗 実務教育出版 2015-4-14
売上ランキング(公開時):33,590
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山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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