【要領がいい人とは時間を大事にしている人】
9つの肩書で複数の仕事を同時にこなす会社員・石川和男氏が、『要領がいい人が見えないところでやっている50のこと』と題して、才能に左右されない仕事術を指南する一冊。
■書籍の紹介文
要領のいい人。
こう聞いて、あなたはどんな人をイメージしますか?
本書は、「要領がいい」という言葉の裏には仕事に必要なスキルがたくさん詰まっていると提起し、才能に左右されない、誰でも実践できる”要領がよくなる”仕事術を指南する一冊。
要領がいい人とは、人生の時間を大切にしている人である。
なぜなら、時間を大切にしているからこそ、その時間を最大限に有効活用することを妥協したくない(=要領よく生きたい)からである。
言うまでもなく、時間は有限です。
本書の「あとがき」にも出てきますが、人生80年と考えると、80年×24時間×365日=700800時間です。
700800時間は、生まれた瞬間から0に向かってカウントダウンを始めます。
そう、今この瞬間も刻々と0に近づいています・・・・。
いかがでしょうか。
改めて、こうした視点で時間を捉えてみると、「無駄にできない!」という気持ちが湧いてくるとおもいます。
真に要領がいい人は、常にこうした視点で時間を捉えている。
著者はそう語りかけます。
でも何故、要領がいい人たちはその視点を常に持てているのか。
ここを紐解いていくと、日々の仕事に活かせる様々な”ワザ”が隠れていると著者は説きます。
そして、”ワザ”を学び実践していくことで、あなた自身が「要領がいい人」に近づいていきます。
結果、仕事はもとより人生全体のリズムが好転していくことにつながります。
それはすなわち、自分の人生の持ち時間を大事にできる人間になるということです。
自分の人生を大事に生きれる人って、カッコいいですよね。
ぜひ、そんなカッコいい大人を目指していきましょう!
こうしている間も、残り時間は刻々と減っていますよ。
◆善は急げ!
要領がいい人が見えないところでやっている50のこと
石川和男 明日香出版社 2024-11-15
Amazonで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
その仕事をすると決まったら、必要なスキルをいち早く身につける。
一気呵成に取り組めば、そのあとはラクです。
要領よく対応することができるのです。
期限は人の集中力を引き出します。
意図的に期限を設けることで、行動に移しやすくなります。
要領がいい人は、終わりの期限だけでなく、始める期限も決めることで、そのタスクに集中し要領よく仕事を進めることができるのです。
要領がいい人は、早起きしてスタートダッシュ!
早起きは効率がよく、生産性が向上し、時間を有効に活用できる究極の時間管理術です。
仕事のリズムが整ったら、優先順位の高い仕事に取りかかる。
要領がいい人は、自分で自分の気分を整えることが得意です。
リズムよく仕事をするのもそのひとつです。
(略)
要領がいい人は、まずはルーティンワークなど簡単な仕事から始めます。
徐々に仕事モードに入り、リズムよく効率的に仕事を進めているのです。
3か月とか6か月など期限を決めて苦手なことに徹底的にチャレンジしてみる。
それでも無理と思ったら、そのことを手放す。
いつまでも苦手なものを克服しようと頑張り、ストレスを溜め、自信をなくすより、苦手なことは人に任せて、得意なことに注力するのが要領よく生きるコツなのです。
要領がいい人は、重要なことに集中するために必要のないことをやめています。
まずは、「これをやめてみよう!」と意識するだけでも、自然とブレーキがかかり、無駄なことを減らす一歩になります。
共通点は、コミュニケーションを円滑にするだけでなく、人間関係を深める強力な武器です。
共通点が見つかれば心の距離が一気に縮まり、「この人とは気が合う」という安心感が生まれます。
こうして築かれた信頼関係は、ビジネスでも大きな成果につながります。
要領がいい人は、まず「信頼」を積み重ねます。
人間関係は、時間をかけて築くことが成功への近道です。
すべての行動において次のステップを見越した準備をしておくとリズムよく物事を進めることができます。
仕組みを作っておくことが、無駄な時間を削減し、余裕を持って行動するコツなのです。
ゴールが明確であればあるほど、効率的に、そしてモチベーション高く動くことができます。
その結果、より高い成果を生み出すことができるのです。
自分の仕事のなかで、どの部分が成果に直結しているかを分析し、そこに力を集中させる習慣を作りましょう。
そして、力を抜くべき部分を見極め、そこに無駄なエネルギーを使わないようにします。
力を抜いていい作業は、集中力が落ちている時間帯に行うと効率的です。
「仕事は忙しい人に頼め!」という言葉は、忙しい人が効率的で信頼でき、問題解決能力やモチベーションが高いことから、安心して仕事を任せられるという考えに基づいています。
つまり、忙しい人は要領がいい人なのです。
要領よく効率的に働くためには、まずは睡眠を確保する。
仕事で成果を上げるために、充分な睡眠を取ることが必須の条件なのです。
過去の自分と比べ、少しでも成長した部分を見つけたら、それを認めて自分を褒める。
自己承認は、モチベーションを維持するために欠かせない要素です。
仮に平均寿命の80年を生きるとしたら、
80年×24時間×365日=700800時間。
これが、あなたの命を数値化した時間です。
残り40年なら350400時間。
10年なら87600時間。
命である時間は二度と戻ってきません。
その貴重な時間をどう使うかを意識している人こそが、真の「要領のいい人」なのです。
■【実践】3個の行動ポイント
【2140-1】仕事や勉強をする際、始める期限と終わりの期限を決めてから取り組む
【2140-2】仕事や勉強をする際、ゴールをできるだけ明確にしてから取り組む
【2140-3】就寝時間を決め、早起きの習慣をつくる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】要領がいい人が見えないところでやっている50のこと
【著者名】石川和男 ・ 著者情報
【出版社】明日香出版社
【出版日】2024/11/15
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方、問題解決、苦手克服
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 要領がいい人の爆速行動力
第2章 要領がいい人の限られた時間の使い方
第3章 要領は「やめる・捨てる・あきらめる」で一気によくなる
第4章 要領がいい人なら誰でもやっている円滑コミュニケーション
第5章 要領をよくするための環境整備
第6章 問題解決能力を磨けば要領はよくなる
第7章 要領磨きの前に自己管理
▼さっそくこの本を読む
要領がいい人が見えないところでやっている50のこと
石川和男 明日香出版社 2024-11-15
Amazonで探す 楽天で探す
石川和男さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。