【読んで終わりから脱却!】
経営コンサルタント・藤井孝一氏が、『読書は「アウトプット」が99%』と題して、読んだ本から、本物の“使える知識”が身につく読み方・選び方・活かし方の読書術を解説する一冊。
■書籍の紹介文
読んだのに内容を覚えていられない…。
このような悩みを抱えていませんか?
本書は、ビジネス書の愛読家でもある著者が、長年培ってきた書籍をビジネスに活かす読書術を解説する一冊。
ビジネス書は、読んだ後からが本番です。
つまり、アウトプットしてこそ、はじめて読書の価値が生まれるのです。
では、アウトプットするためには何をすればいいのか。
このことを、分かりやすく、実践しやすく、まとめあげています。
インプットとアウトプット。
この2つをうまく連動させるコツが学べるのが本書最大の価値です。
インプットだけでもダメ。
アウトプットだけでもダメなのです。
まさに、振り子の関係です。
読んでも内容を覚えられないなどと悩む人は、振り子のバランスが悪いのです。
この機会に、キレイな振り子を振れるようになりましょう。
それだけで、人生が変わります!
◆アウトプットしてこそ読書!
読書は「アウトプット」が99%
藤井孝一 三笠書房 2013-12-24
売上ランキング(公開時):83,826
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■【要約】15個の抜粋ポイント
【本は読む(インプット)だけでなく「アウトプット」することで、もっと血となり肉となる】
私が本書で言いたいのは、このことです。
記憶力とは覚える力ではなく、思い出す力なのです。
本の内容を思いだし、繰り返し話すことで、初めて記憶になります。
本から学んだことをいつでも再生できるようにするには、アウトプットをしつづけるしかないのです。
物事は「循環させる」ことが大事です。
呼吸するときに酸素を吸い、二酸化炭素を吐いて体の中を空気が循環するように、読書もインプットとアウトプットが循環するようになって、初めて本の内容が活きてくるのです。
川や海は絶えず流れているので淀みませんが、水がたまっている沼や池は淀みます。
本で得た情報や知識も流さないと、頭の中で淀んでしまうのです。
要約力をつけるには、本を読みながら、
「この項目は何を言いたいのか」
「この章は何を言いたいのか」
「この本は何を言いたいのか」
と要点を集約していきます。
本を読むことは、一言で言えば、幸せへの自己投資です。
株や為替への投資は、数字だからわかりやすく、1円上がったり下がったりするたびに一喜一憂します。
本は幸せへの投資ですから、目に見える効果はありません。
しかし、自分の暮らしを豊かにするため、人間力を高めるための肥やしになってくれるでしょう。
●いい本の「見極めるポイント」
・「目次」はしっかり練られたものか
・「本文」に”使える情報”はあるか
・「著者プロフィール」は信頼できるものか
・「まえがき」にピンとくるか
旬の話題にふれると世界的な動向もわかるので、どういう本が売れているのかをチェックしておくだけでも、そこから世の中のトレンドが見れてきます。
アウトプットの基本は、本の感想に終始せず、自分が何をどう学んだか、どう活かそうと思ったのかという、自分なりの意見を加えることです。
実行は、最強のアウトプットです。
本音を言うと、まずは本に出てきたノウハウの10%でも実行できたら、上出来です。
相当なアウトプットの達人でしょう。
書いてあることのひとつでも実践できたら十分です。
自分の言葉に置き換える、意訳する。
それもアウトプットのひとつです。
●書評を書くときの3つのポイント
・何が書いてあったか
・そこから何を学んだか
・それをどう活かすか
日本では近所の人たちが集まって、というほど普及はしていませんが、最近は読書会を主催する団体が増えてきました。
読書は一人でするものというイメージから離れ、みんなでワイワイと感想を言い合うのは、まさにアウトプットの理想形です。
一人で読書しているとどうしても長続きしない人にとって、モチベーションを保てる場所になるでしょう。
読んでもわからなかったことと、読んだことがないことは大きく違います。
その内容を理解しようと、教養を深める努力をすることが大切なのです。
逆に、以前読んだときには「すごい!」と思った本でも、数年後に読んだら、「なんでこんな本をすごいと思ったのだろう」と感じるときもあります。
人として成長すると同時に、読む本のレベルも上がっていきます。
表現力や想像力などは、文芸書によって培われていくものです。
私は、たった一遍の小説が一人の人生を変えることを知っています。
私も人生の節目で読んだ本により、子どもの頃は思い描いてもいなかった人生を今、歩んでいます。
あなたが今まで読書でそういう体験をしていないのなら、まだ人生を変える本に出合っていないだけです。
■【実践】3個の行動ポイント
【200-1】文芸書を読む量を増やす
【200-2】読書会の主催力を磨く
【200-3】要約力を磨く
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】読書は「アウトプット」が99%
【著者名】藤井孝一 ・ 著者情報
【出版社】三笠書房
【出版日】2013/12/24
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術、情報発信、アウトプット
【頁 数】221ページ
【目 次】
1章 もっと「本の話」を誰かとしよう
2章 「速読」よりも「乱読」せよ!
3章 読書を最高の「自己投資」にする技術
4章 「お金を稼ぐ人」は、本をこう読む!
5章 私は、こんな本を読んできた
この本が、あなたを変える!
読書は「アウトプット」が99%
藤井孝一 三笠書房 2013-12-24
売上ランキング(公開時):83,826
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藤井孝一さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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