【書評:1502冊目】怒りにとらわれないマインドフルネス(藤井英雄)

【怒りの裏にある感情に気づく】
精神科医・藤井英雄氏が、『怒りにとらわれないマインドフルネス』と題して、怒りのメカニズムを明らかにしながら、マインドフルネスを活用した怒りへの対処法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

怒りの感情。
心を乱される機会が多くなっていませんか?

 

本書は、怒りのメカニズムを明らかにしながら、怒りの裏にある一次感情にフォーカスした「怒りへの対処法」を解説する一冊。

 

怒りの感情は二次感情。
その裏には、「悲しみ」や「恐れ」というネガティブな一次感情がある。

 

これを理解できるだけでも、本書を読む価値は高いと感じます。
怒りの本当の原因に目を向けられるようになるからです。

 

怒りの裏にある一次感情に気づき、対処コントロールできるようにする。
そのために役立つ、たくさんのマインドフルネス活用法を学べます。

 

・怒りをそのまま露わにして、人間関係が一瞬にして崩れた
・怒りを発奮材料にして、自分の力以上を発揮することができた

 

このように、怒りは一瞬にして状況を変えるエネルギーをもっています。
だからこそ、きちんと自分で整理しコントロールすることが何より大切なのです。

 

「怒りが起こる前にある感情」と「怒りの後にある感情」に気づく。
怒りのメカニズムを理解することで、怒りに対処できるようになります。

 

◆マインドフルネスが、怒りを整える。

怒りにとらわれないマインドフルネス
藤井英雄 大和書房 2019-8-23
売上ランキング(公開時):5,853
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■【要約】15個の抜粋ポイント

大切なことは、敵が目の前にいなくなったら、緊張した状態を解放してあげることです。
「あんなこと言われた」と過去を振り返っては怒り、「今度会ったらただではすまさない」と未来にまで怒りを引きずってしまおうとするのは心身の健康にとって重大な損害をあたえます。

 

自己肯定感が弱い人は傷つきやすく、それがゆえに「悲しみ」「恐れ」などのネガティブ感情を感じやすくなります。
そして自己肯定感の弱さから生まれる悲しみや恐れこそ怒りの原因なのです。

 

自己肯定感が弱い人とは「ストレスやプレッシャーに弱く、すぐにネガティブ思考してしまう人」のことです。

 

●10秒のマインドフルネス瞑想
(1)はじまりの宣言
(2)10秒間「今、ここ」を感じる
(3)おわりの宣言

 

感情の動きをエネルギーの動きとしてとらえるとき、とても役に立つアイデアがあります。
東洋に古くから伝わる陰陽五行論という考え方です。
万物は陰陽2つの極に分かれ、そして5つの性質(木・火・土・金・水)に分類できると説く陰陽五行論は、人の感情もまた五行に分類しました。
↓木:怒り
↓火:喜び
↓土:思いやり
↓金:悲しみ
↓水:恐れ
そして五行は木、火、土、金、水の順に流れて循環しています。

 

悲しみ、恐れ、怒りと続いたネガティブ感情の渦は喜びを生む流れになるのです。

 

自分の気持ちや感情を伝えるとき便利なのがIメッセージです。

 

自分の心の声を聴き、怒りではなく、「なぜ怒りを感じたのか」その根本部分をマインドフルネスで客観視する必要があります。
その感じたことをしっかりと自分主体で伝える。
そのことが何よりも大切です。

 

怒りの裏には一次感情としての悲しみや恐れがありました。
それは自分だけではなく、相手の感情にもあるということです。
つまりオリジナルな感情が相手の怒りの裏にもあるわけですね。

 

十分に傾聴し、信頼してもらったとき、はじめてアドバイスが届きます。

 

恐れはあなたの生きてきた時間とともに潜在意識の奥深くに根づいてしまっているものなので、その都度マインドフルネスで客観視してあげることが非常に大切です。

 

怒りにとらわれることなく、自分も相手も客観的にみることで、怒りを喜びや愛へと変化させることができる

 

自分がどんなときに怒りやすいのかを知っておくことはとても重要です。

 

何度も体験している怒りやイライラも意識的に、つまりマインドフルに見てみないと、自分がどんなパターンに弱いかを把握できないものです。
そこで私が推奨しているのが「アンガーダイアリー」です。

 

こんな状況でイライラしやすいんだとわかれば、対策を立てやすくなります。
そして自分の怒りのパターンがわかれば怒りの瞬間に「いつものあのパターンだ」とその場で気づき、リアルタイムに客観視しやすくなるのです。
アンガーダイアリーをつけることは怒りを鎮め、マインドフルネス能力をも向上するのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1502-1】怒りを見せる前に、「この怒りはどこから来ているのか?」を考える

【1502-2】怒りを伝えるときはIメッセージを心がける

【1502-3】アンガーダイアリーをつける

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】怒りにとらわれないマインドフルネス
【著者名】藤井英雄著者情報
出版社大和書房
【出版日】2019/8/23
オススメ度★★★☆☆
こんな時に心の平穏や導きがほしいときに
キーワードメンタルセルフケアマインド
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章怒りたくないのに怒ってしまうわけ
第2章怒りをあるがままに見つめる
第3章本当の怒りを知り、解消する
第4章怒りを遠ざけ、思いを伝える
第5章相手の怒りを受け止める
第6章マインドフルネス・ストーリー
第7章アンガーダイアリーで記録する

 

この本が、あなたを変える!

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藤井英雄 大和書房 2019-8-23
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藤井英雄さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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【書評:1502冊目】怒りにとらわれないマインドフルネス(藤井英雄)
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