【書評:1354冊目】即動力(田村淳)

【行動力を超える即動力!】
ロンドンブーツ1号2号・田村淳氏が、自身のここまでの歩みを振り返りながら、その行動原理となっている『即動力』について解説する一冊。”今すぐ”動くことで、なにが得られるのか?

■この本の紹介文

やりたいと思ったとき。
あなたは、行動までどれくらいかかりますか?

 

本書は、人気タレントになるまでの行動原理を『即動力』と名付け、その力を追求することでどんなことが得られるかまでを解説する一冊。

 

即動力とは、
なにかをやりたいと思ったときに、”即時に”行動を開始できる力。

 

例えるならば、自分のアクセルとブレーキのバランスを測るバロメーターです。
つまり、即動力があるとは「アクセルとブレーキのバランスがいい」ということです。

 

やりたいタイミングでアクセルを踏みこめる。
修正や撤退などが必要なタイミングでブレーキを踏める。
これが即動力のある人なのです。

 

前者はともかく、後者はなぜそう言えるのか。
それは、修正や撤退などの『次の』行動も”即時に”開始できるからです。

 

『次の』行動も”即時に”開始できるということは、前の行動にブレーキを掛けられていると同義なのです。
だから、バランスがいいと言えるのです。

 

翻って、即動力のない人はこのバランスが悪い状態です。
いつまでもブレーキを踏んでいるし、アクセルも踏みっ放しになってしまう。

 

結果、タイミングを逸してしまう可能性が高くなるのです。
そして、なにをやってもうまくいかないと嘆く人生になってしまうのです。

 

嘆くのではなく、楽しい人生を送るために。
ぜひ、アクセルとブレーキのメンテナンスをしましょう!

 

◆即動力というバロメーター。

■本がわかる!15の要約ポイント

ルールの範囲がわかったら、自分が動き回れる場所が明確に見える。
あいまいな情報や知識だと、全速力で走れない。

 

遊び心は本当に大切で、「失敗したっていい」とまで思えるようになると、即動が速くなってきます。

 

失敗を失敗ととらえない。
つまり、「ここはダメだったか。よし次!」と即動しているかぎり、失敗なんてありえない。
これは、究極のポジティブシンキングであると同時に”次の一歩を踏み出す”究極の勇気にもなりえる。

 

「個性」とはつまり、あらゆる「決めつけ」「思い込み」を捨て去ることなのです。

 

自分が何を「幸せ」と感じるのか?
もう一回見つめ直したほうがいいと思います。
でもそれは考えていたって、絶対に出てきません。
行き詰まったら、即動力です。
週末の休みに、行ったことのない田舎町を訪れてみてはどうだろう。
土地の人と話してみて、自分の価値観を壊してみるのもいい。

 

僕は、「自分が、他人にどう見られているか」がわからないと、才能は見つけられないと思うんです。
つまり、自分を「客観視」する必要がある。

 

腕力で勝負できないなら、意思表示を強くするしかない。

 

アイデアを思いついたら、文字に起こしてみるといい。
それが即動に値するなら、後ろ向きな表現は躍っていないはずですから。

 

コミュニケーション能力が低いと自覚している人にまず言いたいのは、「人に慣れていないだけじゃない?」ということ。

 

フットワークや行動力がある人はたくさんいます。
でも”即動”は少し違う。
行動にスピードがともなわないと、結果は出にくいからです。
タイミングが遅かったら、意味がないんです。

 

何かを批判するのは簡単です。
「あいつのこんなところが許せない」「あんな言動が許せない」
しかし批判する相手と同じ行動を取ってみると、意外な気づきがあるんです。

 

スクープ記事は、労力をかけて裏取り取材をしているのに、その大切な幹は週刊誌にやらせて、大手メディアは果実ばかり取っていく。
そういうある種の破廉恥が、もう視聴者には受け入れられなくなっている。
辟易とさえしている、そう感じます。

 

●即動のための5カ条
(1)失敗しに行け
(2)他人の評価は気にしない
(3)ゴールの変更を恐れるな
(4)100のニワカであれ
(5)二兎を追う者、もっと得る

 

自分の人生なのだから、やりたいことをやりたいだけやればいい。
たとえば10個のことをやれば、その10の線が蜘蛛の巣状に張りめぐらされ、何かが引っかかってくるのです。
10個のことをやれば、10個のハッシュタグがつくのです。

 

人間、どんな才能が開花するかわからない。
だから何兎でも追うべきなんです。
僕は断言する。
夢はたくさん持っていたほうがいい。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1354-1】知り合いに「自分がどう見えているか」を聞く

【1354-2】アイデアを思いついたら文字に起こす

【1354-3】自分をハッシュタグで表してみる

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】即動力
【著者名】田村淳
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2018/11/6
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード生き方決断ヤル気
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 学び×即動力
第2章 ビジネス×即動力
第3章 人間関係×即動力
第4章 TV×即動力
第5章 即動のための5カ条

 

この本が、あなたを変える!

 

田村淳さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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