- 2018-8-2
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- ★★☆☆☆, セルフブランディング, マインド, 他人の生き方に触れたいときに, 働き方, 幻冬舎, 田端信太郎
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【名を上げろ!】
プロサラリーマン・田端信太郎氏が、これからの生き残り術として「ブランド人になれ!」と提唱する一冊。手始めに、会社の奴隷解放宣言として「会社の看板より個人の名前で生きる!」と叫べと煽る。
自分の仕事を語るとき。
”会社の看板”をどこまで意識しますか?
本書は、会社の看板よりも個人の名前で生きる時代だと提起し、会社との奴隷的主従関係から脱却して「個人の名前を上げる方法」を提唱する一冊。
会社員の時代は終わった!これから個人事業主で働け!
決してこのようなことを言う本ではありません。
空気感や熱量はエネルギッシュですが、考えている手法には冷徹な戦略が働いています。
あたり前と言えばそれまでですが、それをやり切っているからこそ本書があるのだと感じます。
ブランドとは、自分で決めるものではありません。
自分は価値あるものだとお客様が認めたときに、はじめてブランドになるのです。
そのため、商品開発・販売戦略・マーケティング戦略を学べるという側面ももっています。
つまり、”自分という商品”をいかに売っていくかを徹底的に考えるということです。
『圧倒的なエネルギー』と『冷徹な戦略』。
個人の名を上げるヒントはこのあたりにありそうです。
◆Show the Flag!!
シンプルにまとめるならば、仕事のあるべき姿は「お客様に喜びを与えること」「他人の役に立つこと」だ。
「どうすれば人は喜んでくれるのだろうか」。
ブランド人たるもの、極めてシンプルにして本質をついたこのポイントを、朝起きた瞬間から夜寝るまで常に考え続けなければならない。
目の前のチャンスに誰よりも早く「はい!」と名乗りをあげる。
実際にどう動くかは、それから考え始めたって遅くはない。
早く名乗りをあげすぎたせいで赤っ恥をかいたところで、失うものはたいしてない。
まずは名乗りをあげることでしか、君がブランド人への一歩を踏み出すことはできないのだ。
ハッタリをかませ。
全てはそこから始まる。
仕事をするにあたって、途中プロセスである社内評価ではなく、社外においてインパクトと爪痕を残すことをより重視することがブランド人の基本態度だ。
誰とメシを食べているか?
これほどに君のブランド力を表す行為はない。
まずは虚像でも何でもいいから自分をステージに上げろ!
そしてそこから必死に辻褄を合わせろ。
虚が実を作るのだ。
なぜ、自分が売ろうとしているものを買おうとしている人がいるのか。
具体的に相手の心理を思い描けるほど、想像力をめぐらせる必要がある。
新しいものなら、まずは何でもやってみろ。
ブランド人たるもの、常に、現地、現物、現場を体感しろ。
そのことが君の情報リテラシーをブランド化させる次元にまで高めるだろう。
フォロワーとは、君というブランド人の価値を世間に知らしめてくれる誰にも奪えない資本なのだ。
上場企業が時価総額の最大化を目指すように、SNSのフォロワー最大化を目指せ!
恥をかくことを恐れていてはブランド人には決してなれない。
「正直に生きる」というシンプルな原則が、君のブランドを確実に強化するのだ。
自分にとって不都合なことでも、相手にオープンにできることが正直さだ。
自分が好きなこと、夢中になっている得意技を徹底的に極めつつ、「他人の役に立つ」という青臭い志で仕事をする。
「ためらわぬ自己犠牲」
「命がけの覚悟」
「絶体絶命のピンチ」
「振り絞った勇気」
が、古今東西の武勇伝のパターンだ。
君の仕事にはこの4つがしっかりとあるだろうか?
生半可な勝利、退屈な勝利では武勇伝は轟かない。
【1252-1】自分がやりたいこと・好きなことを書き出す
【1252-2】【1252-1】で想定できるお客様を書き出す
【1252-3】【1252-2】に対してどうすれば売れるかを書き出す
自分の足で生きる人はカッコイイ!
【書籍名】ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言
【著者名】田端信太郎 ・ 著者情報
【出版社】幻冬舎
【出版日】2018/7/6
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】マインド、働き方、セルフブランディング
【頁 数】229ページ
【目 次】
第1章 君は誰を笑顔にしたか?
第2章 己の名をあげろ
第3章 会社なんて幻想だ。大いに利用せよ
第4章 市場を支配しろ
第5章 発信者たれ!
第6章 真っ当な人間であれ
第7章 たかがカネのために働くな
この本が、あなたを変える!
田端信太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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