【短いほど文章は伝わる!】
博報堂スピーチライター・ひきたよしあき氏が、相手を動かし、短くても伝わる文章のコツを解説する一冊。「これが要点だ!」という文章に集中すればするほど、あなたの文章力は伸びる!
長い文章を目にしたとき。
あなたは、どんな感情を持ちますか?
本書は、少ない文字数でもしっかりと読み手に伝わる文章は書けるとし、「短くても伝わる文章」のメソッドを解説する一冊。
長い文章を目にすると、「読みたくない!」と思います。
その文章が良いのか悪いのか以前に。
そして、いざ頑張って読んだのに、結果「よくわからなかった」。
このような感想をもってしまったら、負の感情の塊になってしまいます。
これは相手に失礼な行為であり、自分としても本意ではないところです。
したがって、この残念な状況を生まないために、文章力を磨く必要があります。
人は、要点を絞ったコンパクトな文章が大好きです。
だからこそ、自分の文章もそれに合わせて磨くことが効率的です。
では、どうやって磨いていけばいいのか。
その点を、「40文字以内に要点をまとめる」「ニュースを書きとり記憶する」など、わかりやすく実践しやすい磨き方が学べるように構成されています。
文章は磨き続けるほど、威力を発揮します。
あなたが文章を磨きたいのなら、読んでおきたい一冊です。
◆文章は、短いほど伝わる!
本や資料にもよりますが、仕事に有益な箇所はせいぜい、文章全体の10%前後だと言われています。
ポイントをつかみ読みするクセをつけ、捨てる覚悟を持って読み進みましょう。
1ページから1カ所、要点を探す。
それを3つに絞り、その中からベストワンを探す。
これらの作業を行うだけで、読む力と書く力は、間違いなくつくはずです。
要約文は、原稿用紙で2行。
つまり40字以内にまとめます。
いっきに書いて、大幅に削る。
これが中身の詰まった文章を書く極意です。
書き出しは、5W1Hのうち4つのWで要点をまとめる。
これが、相手に伝わる書き出しのコツです。
この方法は、とくに報告書やレポートなどを書くときに役立ちます。
ブログやSNSでエッセイを書くときも、同じ要領です。
書き出しからすぐに、読者を事件に巻き込む。
ハラハラドキドキ、時にはじんわりさせながら、最後まで読んでもらう。
相手を「好きだ!」と思ってから書く。
文章の多くは、感情移入によって相手を共感させ、同じ志を持つ者となり、具体的な行動を起こしてもらうために書くものです。
ビジネスの現場では、「だ、である調」のような明確さが求められます。
「です、ます調」で書くときも、極力「〜と思います」という表現は避けましょう。
声に出せば、句読点をより意識するようになるからです。
毎日ニュースを書きとり、記憶する訓練をする。
暇さえあれば、人の話をメモする。
文章上達の秘訣は、アウトプットの量で決まる。
あなたの文章をよりよくするためには、あなたの日々の暮らしの中で感動した言葉、突き動かされた言葉、傷つけられた言葉をコツコツと集め、整理することです。
●手紙は、四部構成で書く
①時候のあいさつ
②現状
③本音
④思いやり
(メールは)極力、無駄な表現を避け、「何をしてほしいか」「どう動いてほしいか」が伝わるように心がけましょう。
●SNSに文章を書く際の3つのポイント
(1)ひとりに向けて書く
(2)読み手の環境を考えて書く
(3)肉体語で書く
【1197-1】情報を40文字以内にまとめる訓練をする
【1197-2】書いた文章は、音読して句読点を調整する
【1197-3】ニュースを書き取り、記憶する訓練をする
書き続けることで、文章は光り輝く!
【書籍名】博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ
【著者名】ひきたよしあき
【出版社】かんき出版
【出版日】2018/3/7
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力、ことばのチカラ、情報整理
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 文章力は「要約力」で決まる!
第2章 わかりやすい文章の“骨格”をつくる
第3章 ちょっとした工夫で読み手の印象は劇的に変わる
第4章 スピーチライター流 文章力を磨くトレーニング
第5章 ケース別 相手の心を動かす文章の書き方
この本が、あなたを変える!
ひきたよしあきさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 8月 06日
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