【書評:966冊目】一緒にいると楽しい人、疲れる人(有川真由美)

【なぜ、あの人といると疲れるのか?】
作家・有川真由美氏が、『一緒にいると楽しい人、疲れる人』と題して、「一緒にいて楽しい人」の話し方・行動の習慣・思考を紹介しながら、好感のもたれる方法を解説する一冊。

■この本の紹介文

一緒にいて疲れるな〜。
こう感じる人は、どういう人ですか?

 

本書は、疲れる人はどんな人かをみていくことで、人間関係のストレスがグッと減り、相手から好感をもたれる方法を解説する一冊。

 

一緒にいて楽しい人には、楽しい理由がある。
一緒にいて疲れる人には、疲れる理由がある。

 

どちらもあたり前のことですが、日々どれくらい意識できているのかと考えさせられます。
合わせて、自分がまわりの人にとって「疲れる人」になっていないかなと内省させられます。

 

一緒にいて楽しい人。
イメージするだけで笑顔になりますよね。

 

この本のエッセンスを1つ1つ意識して実践していくことで、楽しい人に近づいていきます。
近づいているかは、まわりの笑顔が増えることで、実感できるでしょう。

 

なぜ、楽しい人を目指すのか?
人生がより楽しく、より喜びに満ち溢れるからです。

 

◆楽しみは、人生の良薬。

■本がわかる!15の要約ポイント

●話をはずませるために意識すべき3つのこと
①”感情”でリアクションせよ
②すぐに相手に話を振れ
③相手が「話して楽しくなる話題」を探せ

 

会話の始まりは、小さな勇気と自己開示から。
「あなたと話したい」という気持ちが伝われば、じゅうぶんです。

 

●ピンチのときに役立つ6つのキーワード
「て」(天気・季節)
「き」(近況)
「に」(ニュース)
「ち」(地域・まわり)
「か」(体・健康)
「し」(趣味・仕事)

 

相手を大事に思うから礼儀正しくするのではなく、礼儀があるからこそ、自然に相手のことを思いやり、お互いに大切にしあう関係になっていくものなのです。

 

なにか役に立てることがあれば、気軽に申し出てみる。
相手が気を使わないように、さりげなくやる…そんなカッコいい親切上手になりたいものです。

 

相手の機嫌が悪いのは、相手の責任。
放っておけばいいのです。
できることがあるとするなら、「そういう人なんだ」と割り切って、自分が嫌な気持ちにならないのが、最善の策であり、防御。

 

悪口をだらだらと言っているのは、ヒマな証拠。

 

●「気になること」から卒業する3つの言葉
①「気になるんだ。でも、大丈夫」
②「そもそも、なんで気にするの?」
③「まわりの人(または、相手)は、あなたのことを気になんてしていない」

 

悩みそうになったら、「ほどほどに」が合い言葉。
良い加減であることを心がけると、まわりの人もほっとします。
息を抜きながら、生き抜いていきましょう。

 

「楽しいか、楽しくないかは自分に責任がある」と考えると、毎日を楽しくしてくれる方法は案外、簡単に見つかるのかもしれません。

 

人と比べるクセのある人は、いますぐ改めて、つぎのようなクセに改善してください。
①他人の長所や成功を見たら、心からほめること
②1日一つ、自分ができたことをほめること。自分に起きたことに感謝すること

 

「ありがとう」は、最大の賛辞。
あなたの存在を有り難い、かけがえのない存在だと認めるほめ言葉です。

 

他人をほめるように、自分をほめていると、「私はきっとできる」「私は、楽しい人生を送れる」というように、自分を信頼し、未来に期待がもてるようになります。

 

●疲れる人への基本的姿勢
①疲れる部分に意識を向けない
②疲れないところまで距離を置く
③先回りして、疲れる機会を減らす
④疲れそうになったら、話やモードを切り替える
⑤疲れないときに、意見を言う

 

相手を「好き・嫌い」「許せる・許せない」という視点で考えるのではなく、「この人は、なにかを教えてくれている」という視点をもつと、心のもち方は変わります。
一人ひとりの出会った人をどうとらえるかで、人生はできていくのです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【966-1】自分が嫌な気持ちにならないことを最優先に考える

【966-2】1日1個、自分をほめる

【966-3】1日1個、自分に感謝する

 

■ひと言まとめ

疲れるに足を引っ張られず、楽しいを追い求めよう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】一緒にいると楽しい人、疲れる人
【著者名】有川真由美
出版社PHP研究所
【出版日】2017/3/22
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】マインド人間関係生き方
【頁 数】221ページ
【目 次】
第1章 「会話がはずむ人」になる
第2章 「気持ちのいい人」になる心と行動のクセ
第3章 「疲れる人」は、どんな人?
第4章 「気にしない人」になる心と行動のクセ
第5章 「魅力的な人」には、わけがある
第6章 「ほめる人」になる
第7章 「疲れる人」への対処法

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

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