【シェア読書:828冊目】我慢をやめてみる(森川亮)

【新しい価値の創出】
C CHANNEL代表・森川亮氏が、LINE社長の座を退いて「起業」の道を選んだのかを語る。我慢をやめてみるところから始め、自ら行動し悔いなき人生にする「起業論」は静かに熱い。

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1分間紹介文
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「人間、年齢が上がるにつれて我慢することも増えてくる」
こう聞いて、納得してしまったのであれば、あなたは危険だ。

 

本書は、LINE社長の座を退き独立した著者が、『自ら行動した人だけが後悔のない人生を手にできる』と説き、あなたの中にある「起業」のココロを呼び覚ますきっかけを投げかける一冊

 

”失われた10年”が”失われた20年”と呼ばれて久しい。
この状況をこのまま”失われた30年”にしていくのか。

 

いままでのやり方が通じなくなっているのは、皆がわかっている。
わかっているのに過去のやり方を続けるのは、優秀な大人のやることではない。

 

起業の本質は、古い価値の否定であり、新しい価値の創出

 

新しい価値を創出する一歩を、今すぐ歩みはじめましょう。
遅くなればなるほど、一歩目の足を置ける場所は限られてくるのですから。

 

まずは、我慢をやめてみるところから!

 

◆何のために、我慢しているんですか?
b828

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本がわかる!15の要約ポイント
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世間のいっていることと自分の経験則にズレがあるときは、客観的な数字で確認するのが鉄則です。

 

既存の企業が新しいものを生み出せなくなっているとすると、誰かがかわりにその役割を果たさなくてはいけません。
それが起業であるというのが、僕の考えです。

 

自ら起業すれば、既存の企業では社内で潰される企画も世に問うことができます。
そして消費者は、「マジョリティがつくったものだから支持する」とか、「若い人がつくったものだから信用できない」といちいち考えたりせず、商品をそのままストレートに評価します。
つまり起業なら、数の論理に妨害されることなく新しいものを生み出すことができるのです。

 

「起業→売却→起業→売却…」というサイクルができれば、起業が増えて新しいものが次々に出てくるはずです。

 

自分が本気でないことに気づいているなら、潔く別の道で能力を活かす。
自分の心がわからないなら、一度は起業に挑戦してやり切ってみる。
どちらに行くにしても、行動してこそ後悔の少ない人生を送れるはずです。

 

プロダクトに関しては世界共通のシンプルで使いやすいものを、日本の目線でつくっていく。
コンテンツに関しては現地化を進めて、その中に日本らしさを挟み込んでいく。
こうしたバランスで世界展開していきます。

 

重要なのは、市場に近いところにいるからわかる肌感覚と、その肌感覚を持っている経営者

 

相手を信用するのは、こちら側の甘えでもあります。
たとえ相手から急に協力を得られなくなっても困らない形でビジネスを構築できるかどうか。
冷たいようですが、経営者に必要なのは相手を信じる心ではなく、「いざというときは自分の足で立つ」という独立心と、それに対する現実的な備えです。

 

日本は農耕文化の強い社会で、もともとそれほどイノベーティブな社会ではありませんでした。
しかし、(第二次世界大戦で)国土が焦土と化し、さらに保守的な大人たちが姿を消したことで、イノベーションが生まれる環境が一時的に整いました。
それが戦後から高度成長期にかけての日本企業の活躍につながりました。

 

日本のベンチャーの投資環境は、大幅に改善されました。
アメリカに比べるとまだ桁が一つか二つ違い、世界で勝負するならもっと改善が必要ですが、少なくとも国内で立ち上げるだけなら問題ないレベルにはなったといえるでしょう。

 

投資家が注目するのは、コンセプトをプロダクトにする実行力と技術

 

「ボランティアでもいいからその事業に関わらせてほしい」というくらいに魅力を感じてくれる人がいなければ、その事業で起業する意味はないと思っています。

 

ベンチャー精神とは、既存のレールから外れることを恐れず、新しいものに果敢に挑戦していく精神です。

 

かわりがいくらでもいるものをやると、一時的によくても、いずれコスト競争に巻き込まれてうまくいかなくなります

 

いま、ちょっとしたことですぐに人を叩く風潮があるけど、あれは自分が好きなことをできていなくてストレスが溜まっているからじゃないかな。
自分が我慢しているぶん、好きなことをやっている人を見ると悔しくて不愉快になっちゃうんだよ。
そういう生き方を50歳過ぎて続けていくのか、自分の好きなことに集中して生きるのか。
僕は後者を選びたいし、多くの人が後者を選んだほうが日本は健全になると思うな。

 

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これをやろう!3つの実践ポイント
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【828-1】世間の流れと自分の感覚が違う時は、客観的な数字で分析する

【828-2】気持ちが入っていない活動を、減らしていくことを考える

【828-3】「この我慢は必要なのか?」を自問する

 

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今回のまとめ
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人生は短い。
自分の好きなことに集中する時間しかないはずだ。

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】我慢をやめてみる
【著者名】森川亮  著者サイト
出版社朝日新聞出版
【出版日】2016/10/13
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】生き方働き方最高の自分
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 人生を取り戻す「起業」のすすめ
第2章 世界と勝負をしよう
第3章 日本を元気な国にしよう
第4章 起業はいつからでもできる

 

気になったら、今すぐお手元に!
b828

 

森川亮さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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