
【考えるとは、こういうこと!】
ビジネス数学の専門家・深沢真太郎氏が、『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』と題して、社会人が悩む「考える」コツを、ストーリー仕立てで解説する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
「論理」と「感覚」。
あなたはどちらを大切にしていますか?
本書は、すべてのビジネスパーソンにとって必須となる、「論理的に考える」ときに押さえておきたいポイントを、ストーリー仕立てで解説する一冊。
・広告会社に勤める”感覚型”のサオリ
・数学を専攻する大学院生”思考型”の優斗
新幹線で偶然隣り合わせになった2人の会話を通して、三段論法・消去法・整理術・反例・背理法など、「論理的に考える」ときに必要な20個のポイントを追学習する構成になっています。
人は、何もしていなくても考えている生き物です。
であるなら、本来、考えることが得意とか苦手とかはないはずです。
しかし、多くの人が考えることは苦手だとおもっています。
なぜなのでしょうか。
それは、考える方法を知らないからです。
常に考えているにもかかわらず、考える方法を知らないことによって、頭が混乱するわけです。
ということは、解決策はひとつです。
考える方法を理解すればいいのです。
この理解するのに役立つのが本書です。
ストーリー仕立てという吸収しやすい形で、20個のポイントを学べます。
吸収していくうちに、あなたは気づきます。
考えることって楽しいのだ、と。
◆考えることを楽しもう!
そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
深沢真太郎 日本実業出版社 2015-12-3
売上ランキング(公開時):41,562
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
”ちゃんと考える”ためにはまず何について考えるのかをできるだけ具体的にすることが重要
スタートからゴールに向かって考えるのではなく、ゴールから逆行して考えたほうがムダなことをしなくて済むこともある
ロジカル、つまり論理的に考えるとは”線をつなげること”
(帰納的な考え方とは)
複数の根拠から類推して結論付ける考え方のことを言うのですが、ぼくはこれを”線を増やす考え方”というように認識しています
整理するための切り口が複数あるのなら、表にしたほうがスッキリ整理されてわかりやすい
(背理法とは)
ある仮定をした→前提に背く結論が出てきちゃった→それはおかしい→なぜこんなことが起こったか→ある仮定をしたから→だからその仮定の内容を否定できる
ぼくは何かを選択する場面では評価方法、言い換えれば”選ぶルールを1つに決めること”を基本にしているんです
決める局面では強引にでも数値化して、定量的な議論にしなきゃいけない
何かを決めたときの理由として一番説得力があるのって、他に選択肢がないってことなのかもしれない
”アイデアを出すとは、逆に行くことである”
常識を疑うために、”裏を返せば”を口癖にすること
難しいことを実際にするためには、常識を疑う、いいえ、捨てるくらいの大胆さが必要になる
賢い人というのはズルいことが考えられる人。
ズルいことが考えられる人というのは”裏を返せば”とか”常識を疑う”みたいな(略)いろんな考え方が使える人。
選択肢というものは『選ばれたほうがいいに決まっている』、という常識を疑った結果
私の定義する問題解決とは、次の通りです。
「論理的に考える」と「発想する」を組み合わせ、その問題に対して最適な解にたどり着くことである。
■【実践】3個の行動ポイント
【651-1】”線をつなげる”ことを意識して考える
【651-2】選択する場合は、”選ぶルールを1つに決めること”を意識する
【651-3】「裏を返せば」を口癖にしてみる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
【著者名】深沢真太郎 ・ 著者情報
【出版社】日本実業出版社
【出版日】2015/12/3
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】思考、数学的思考、教養
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 「論理的に考える」ための基本
第2章 明日から使える!ちゃんと議論するための、考えるコツ
第3章 優柔不断から卒業!素早く「決める」ための、考えるコツ
第4章 斬新なアイデアが生まれる!発想力を身につけるための、考えるコツ
第5章 これで問題解決できる!数学的な人が持つ、ちょっとズルい考え方
この本が、あなたを変える!
そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
深沢真太郎 日本実業出版社 2015-12-3
売上ランキング(公開時):41,562
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
■お知らせ
▼【聴いてね♪】書評ラジオ番組
「米山智裕のBook of the Week」
▼「いいね!」応援をありがとうございます!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。