【書評:2202冊目】ありのままでいる練習(筬島正夫)

【人はなぜ”ありのままの自分”を怖がるのか】
幸せの学校・ユーチュー寺/筬島正夫氏が、『ありのままでいる練習』と題して、10人の東洋哲学者の教えを紐解きながら、「ありのままの自分」で幸せになれる道を示す一冊。

■書籍の紹介文

ありのままの自分。
あなたは好きですか?嫌いですか?

 

本書は、「ありのままの自分」で幸せを感じるには『足るを知る』ことが第一歩になると説き、10人の東洋哲学者の教えを紐解きながら、ありのままで幸せになる道を示す一冊。

 

ありのままの自分と言われると、どこかむず痒くなる感覚を覚えることもあるでしょう。
または、どこか自分をより良く取り繕うとしてしまう姿勢をみせてしまうきらいもあるかもしれません。

 

なぜ人は、素直に「ありのままの自分」を受け入れられないのでしょうか。
なぜこうも、「ありのままの自分」で在ることに苦悩してしまうのでしょうか。

 

このテーマに、東洋哲学の視点から斬りこんでいく本になります。
専門性や宗教色を極力排除し、現代の実生活に活かしやすく”教え”をまとめているのが特徴です。

 

「ありのままの自分」に素直になれないということは、「今の自分ではダメだ」と思っているということになります。
その原因は、どこにあるのでしょうか。

 

この原因の特定をせずに、漠然「ダメだ」とおもってしまうのはとても悲しいことです。
そんな悲しい状態から一刻も早く脱出するためにも、東洋哲学の教えはとても役に立つと著者は語りかけます。

 

先人達の教えに触れると、「ダメだ」の原因が決して”自分だから(自分のみに)”起きているわけではないという気持ちになれます。
これだけでも、心を穏やかに軽くしてくれます。

 

そのうえで、どう向き合い折り合いをつけていけばいいのか。
「ありのままの自分」を受け入れるために、日常生活で心がけるべきことはなんなのか。

 

読み進めるごとに見えてくる道しるべを、ぜひ感じ取ってみてください。
「ありのままの自分が好きです」、そう胸を張って言える日が近づいてくるはずです。

 

◆こころがラクになる一冊。

ありのままでいる練習
筬島正夫 SBクリエイティブ 2025-7-18
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■【要約】15個の抜粋ポイント

西洋の「個人の成功」を追い求める考え方とは異なり、東洋哲学は「こころの平安」や「周りとどう調和をとるか」を重視します。

 

世界がグローバル化し、テクノロジーが進化する中で、単なる物質的な豊かさではなく、精神的な充足を求める動きが広がり、東洋哲学の価値が再評価されているのです。

 

東洋哲学では「私とは何か?」という問いに対して、「全体の一部でありながら、唯一無二のかけがえのない存在である」と答えます。
ちっぽけに見えるその存在を、存在ごと肯定しているのです。

 

人はそれぞれ違う業界(ごうかい)に生きているのですから、相手を自分と同じ考えにしようとしなくていいのです。
他人と比べず、自分の色を大切にすることこそ心穏やかに生きるコツです。

 

「こうでなければならない」「この関係はずっと壊れないものだ」「昔からそうすると決まっているんだ」という間違った常識や固定観念に縛られるのではなく、その時、その場の一期一会のご縁を大事にしながら、自分らしい人生を歩む。
そのほうが、ずっとラクに、そして幸せに生きられます。

 

「わかってもらう」ことを過度に期待するのではなく、「わからないのが当たり前」という視点を持てると、少し心が軽くなりますよ。

 

「本来違う世界に生きている。だからまったくわかり合えない」と絶望するのではなく、「本来違う世界に生きている。なのに、わかり合える部分があるなんてすばらしい!」とバランスよくお互いの関係を理解すると、相手への見方や感じ方が変わり、ずっとよい人間関係が築けるようになっていくのです。

 

歩く禅(歩行禅)でいえば、3分間、ゆっくり呼吸をして、ゆっくり歩き、呼吸や足の感覚に意識を集中させてみてください。
雑念が湧いてきたら、自然や風景を観察したり、周りの音を聞いたりして、その感覚に集中していきます。
そして、歩行禅の最後に、感謝の気持ちを込めて、自然や周りの人に感謝の言葉を心の中で唱えます。
このようなゆっくりとした時間を過ごすことによって、セロトニンが分泌されます。
それによって、イライラしにくくなるのです。

 

老子は、「水は無理に争わず、ただ自分の流れを進んでいくだけで、最終的に大地を潤し、多くの生命を育む」と説いています。
つまり、無理に競争しなくても、自分のペースで自然に流れていけば、それ自体が価値あることなのです。

 

「本当にそれは絶対なのか?」と疑い、少しずつ手放してみる。
社会のルールや常識に振り回されるのではなく、自分にとって本当に必要なものを選び取る。
それが、しなやかマインドへの第一歩です。

 

①自分にとって本当に大切なことは何か?
②トラブルが起きた時、どうとらえれば楽しめるのか?
③どんなワクワクできるゴールを設定できるか?
この三つを意識することで、あなたの人生はもっと生きやすく、楽しく、より自分らしいものになるはずです。

 

イヤなことをしてくる人に対して、最も効果的な復讐は「自分が幸せでいること」です。
イヤな人は、あなたを不快にさせたり、苦しませたりすることを目的としていることが多いもの。
ですから、もしあなたがその影響を受けずに幸せに過ごしていたら、その人の狙いは外れることになります。

 

「悪人になってみる」それは犯罪を犯してみる、ということではありません。
私が悪かったと思い、そう相手にも告げることです。
それは「私は間違わない」「常に自分が正しい」という傲慢さを捨てることになるのです。

 

「誰かのために生きること」は素晴らしいことです。
でも、自己犠牲にならないよう気を付けて、「自分が幸せであること」を忘れてはいけません。
「自分を大切にすること=周りも幸せにすること」だと常に意識することです。

 

もしあなたの命があと1週間だとしたら、何をするでしょうか?
この問いは、単なる想像ではなく、人生の本質を見つめ直す大きなきっかけになります。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【2202-1】「自分はかけがえのない存在なのだ」と鏡の中の自分に語りかける

【2202-2】歩行禅を習慣化する

【2202-3】「自分の命があと1週間だとしたら、何をするか?」と自問する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】ありのままでいる練習
【著者名】筬島正夫著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2025/7/18
オススメ度★★★★☆
こんな時に心の平穏や導きがほしいときに
キーワード哲学宗教人生
【頁 数】360ページ
【目 次】
序章 東洋哲学とはそもそも何か?
1章 落ち込まなくていいよ、すべては想定内だから(ブッダ)
2章 執着しなくていいよ、すべては一夜の宿だから(龍樹)
3章 嘆かなくていいよ、みんな異星人だから(世親)
4章 イライラしなくていいよ、すべて的外れだから(達磨)
5章 数を追わなくていいよ、もうすでに足りているから(老子)
6章 比べなくていいよ、すべては夢だから(荘子)
7章 やり返さなくていいよ、自分に返ってくるから(法然)
8章 恨まなくていいよ、みんな悪人だから(親鸞)
9章 無理しなくていいよ、自分の幸せも大事だから(蓮如)
10章 気にしなくていいよ、「評価」は相手の都合だから(一休)

 

▼さっそくこの本を読む

ありのままでいる練習
筬島正夫 SBクリエイティブ 2025-7-18
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筬島正夫さん、素敵な一冊をありがとうございました!

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