【失敗と書いて、チャンスと読む!】
ホームレスから年商数十億円の社長になった稲村徹也氏が、自ら経験した数多くの失敗談を語りながら、失敗をお金に変える技術を解説する一冊。失敗を武器に変えて、生き残れ!
やってしまった「失敗」。
あなたは、どうやって対処していますか?
本書は、すべての人にチャンスが与えられた時代であると提起し、チャンスとは失敗の中からの学びにあることを提唱する一冊。
コトラーやドラッカー、孫子などの「偉人の教え」をベースに、著者の経験談を肉付くしていくことで、独特な自己啓発本に仕上がっています。
失敗は、多くのことを教えてくれます。
問題は、いかに積極的に学び取っていけるかということです。
すなわち、学ぶ姿勢をみせれば、失敗は先生になってくれます。
逆に、拒絶の姿勢をみせてしまうと、失敗は重荷になってしまいます。
失敗から学ぶとはどういうことなのか、著者の経験を追体験することができます。
その追体験を通して、自分自身の失敗から学ぶ姿勢が整っていきます。
「やってしまった…」と落ち込む自分よ、さようなら!
「失敗?チャンス到来!」と喜ぶ自分よ、こんにちは!
◆失敗を、お金に変えよう。
「何を知っているかも大切だが、それ以上に、知識を活かして行動できるかどうかが重要」という、起業や投資をしていくのに欠かせないポイントを、このメンターによって教えられたのです。
「失敗に教訓を見出す」
という前向きな反省の方法を覚えていたことです。
「短所が呼び込んだ取り返しがつかない失敗」
と思い込んでいたことが、
「長所を発揮したがゆえの仕方ない(次につながる)失敗」
というように、評価がガラリと変わったのです。
経営の神様と讃えられるピーター・ドラッカーはこういっています。
「あなたは、何をもって憶えられたいのか?」
つまり、ビジョン・使命を明確にするということです。
その重要性を、失敗が教えてくれたと私は思っています。
「最低限必要と思える知識は、他人任せではなく自分で身につけるべきだ」
消せない過去は事実として認め、そういう過去を持つ自分を正面から認めて、過去を活かすために、今後のために、学びを続けようと思っています。
本書でいう学びとは、
「お金を引き寄せるスキルを身につけるための学問」
と定義します。
現在では、知らないことは知らないと正直にいえますし、知らない自分を恥じることもありません。
「自分が何を知っていて、何を知らないのか」
これを認識することは大変重要です。
「第一印象にとらわれない」人物観察眼こそが、真の意味での「お金を引き寄せるスキル」になるのだと思います。
「失敗や挫折を覚えておき、それを利用して成功への片道キップをつくり出す」
将来的に「ウィンウィン」で「成功」できる可能性がある相手、それが「人脈」なのだと思います。
将来性のあるなしを判断するには人間観察が必須です。
「人とのつながり」を大切にすることは、「将来とのつながり」を大切にすることなのです。
現在の良好な人間関係は、未来の良好な結果を生み出す源なのです。
自分と正面から向き合って不完全でも認めるという「自己愛」を徹底していれば、自ずと周囲へも愛情を向けられるようになります。
①自動積み立てなどを利用する
②収入があったら先に取り分ける
この2点を確実に実行するため、家計簿をつけるなどして自分の収入と支出のバランスを常に確認することも重要です。
項目は細分化する必要もなく、ただ収支がどうなっているかを確認できる程度で十分です。
「失敗」に無駄なものなどないし、それらは「お金に生まれ変わる」ことができ、そして人生を愉快にしてくれるのです。
【1205-1】失敗に教訓を見出すと決める
【1205-2】過去の失敗を棚卸しする
【1205-3】自分の不完全性を認める
失敗は、成功の”種”の宝庫!
【書籍名】「失敗」を「お金」に変える技術
【著者名】稲村徹也
【出版社】きずな出版
【出版日】2018/4/21
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】稼ぐ力を身につけたいときに
【キーワード】マインド、発想力、生き方
【頁 数】205ページ
【目 次】
0 「落ちこぼれ」と呼ばれて
1 「失敗」とは「チャンス」のことである
2 なぜ、失敗がお金に変わるのか?
3 「失敗」と、お金を引き寄せるスキルの関係
4 「失敗をチャンスに変える」を実践していた偉人たち
5 一生お金に困らない体質になる習慣
Last 失敗をお金に変えることができた…その先は
この本が、あなたを変える!
稲村徹也さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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