【書評:1537冊目】時間革命(堀江貴文)

【読むだけ時間のムダになる?】
実業家・堀江貴文氏が、『時間革命』と題して、何よりも尊い「時間」をムダにしないために、”自分時間”を増やし、”他人時間”を減らし、人生の質を高める方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

1日を振り返ってみてください。
使途不明の時間は、どれくらいありますか?

 

本書は、「時間ほどかけがえのないものはない」と提起し、Time is MoneyからTime is Lifeへの脱却をはかり、人生の質を高める方法を指南する一冊。

 

何をしていたか思い出せない、使途不明の時間。
「(おそらくやっていたであろう)電車の中でのスマホゲーム」などが最たるものではないでしょうか。

 

これが、本書でいう「他人時間」を生きている証拠です。
端的に言えば、他人に”奪われている”時間ということです。

 

この時間をいかに減らすか。
そして、自分時間をいかに増やすか。

 

これが、人生の質を高める唯一の方法だと著者はいいます。
自分時間を増やす+他人時間を減らす→人生の質が高くなる」わけです。

 

他人時間を減らすために、捨てるべき常識や考え方。
自分時間を増やすために、意識するべきこと。

 

この2つが、端的なメッセージで収録されています。
使途不明の時間が想像以上に多いと感じるなら、読むべき本です。

 

反対に、何に時間を使っているかきちんと管理できている=自分時間をしっかり生きていると思うのなら。
この本を読むことは、時間のムダになります。

 

どうするか決めるのは、もちろんアナタです。
決めてください。

 

◆時間をムダにするな!

時間革命
堀江貴文 朝日新聞出版 2019-9-20
売上ランキング(公開時):69
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「自分時間を増やす+他人時間を減らす→人生の質が高くなる」
ぼくが語りたいことの核心は、このシンプルきわまりない事実にある。
これこそが時間を支配するための、たった1つの方法なのだ。

 

「多忙」と「暇」というのは、真逆のようでいて、じつはそっくりな状態なのである。

 

人生における最大のムダ、それは「悩み」の時間である。
悩むのは、何か決まった問題に対して前向きに解決策を考えるのとは違う。
本当は「こうしたい」という自分なりの答えがあるのに、ロクでもない「プライド」や「自意識」が足を引っ張っている状態なのだ。

 

ちょっとした空き時間を漫然と過ごしてはいけない。
「この5分で何ができるか?」をつねに意識し、それを最大限に活用するだけで、あなたの手元の時間はかなり増えるはずだ。

 

「最も大切なのは時間」という価値観があれば、「いい人」の意味ははっきりする。
それは「あなたの時間を奪わない人」「あなたの時間を増やしてくれる人」である。
それ以上でもそれ以下でもない。

 

その人がどれだけの情報を持っているか、何をどれくらい知っているかによって、人間の行動量は規定されているのだ。
だから、「動き続けられる人」になりたければ、情報量を増やしさえすればいい。

 

本当に大切なのは、幸福量と苦痛量の「分岐点」をしっかりと見定めることだ。
最終的に得られる幸福と、途中プロセスで味わう苦痛とを比較したとき、あまりにもがんばりすぎて、結果的に苦痛のほうが多くなってしまっては元も子もない。

 

最初から好きになれるものを探す必要はない。
何より優先すべきは、3日でも1週間でもいいから、ハマれるものを見つけることだろう。

 

貯めるべきはお金ではない。
あなたがきちんと信用を積み重ねていけば、わざわざ時間を切り売りしなくても、お金は勝手に集まってくる。

 

「時間を増やす」という観点で言えば、そもそも病気にならないのがいちばんいい。

 

眠りを削って生きている人というのは、未来の時間を”前借り”し、人生を”先食い”しているにすぎない。

 

あくまでも基準にするべきは「時間」だ。
あなたのアクションによって、他人の時間が減らないなら、何も気にすることはない。
やりたいようにやればいい。

 

ポイントは、達成までの期限が短くて、かつ、達成の基準が明確であることである。
そうでなければ、目標なんてストレスを生む害悪でしかない。

 

身体の力を抜いて、流されるがままにいくのがベストだ。

 

「根拠のある」自信は、とても危うい。
根拠のほうが崩れれば、それが支えていた自信も崩れるからだ。
(略)
だから、自信には根拠なんてないほうがいいのだ。
根拠がないからこそ、崩れることがない。
死ぬまでずっと自信を持っていられる。
本当の自信とは、「自分の心に寄せる強固な信用」である。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1537-1】スキマ時間に何をやるか決めてから外出する

【1537-2】「自分時間を増やす」ことを意識して行動する

【1537-3】「他人時間を減らす」ことを意識して行動する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】時間革命
【著者名】堀江貴文著者情報
出版社朝日新聞出版
【出版日】2019/9/20
オススメ度★★★☆☆
こんな時に時間力を身につけたいときに
キーワード時間術信用残高思考
【頁 数】240ページ
【目 次】
はじめに ぼくにとってお金より大切なもの
1 「他人の時間」を生きてはいけない
2 徹底的に「ムダ」な時間を殺せ
3 「常識や世間体」に時間を溶かすな
4 「夢中」が時間密度を濃くする
5 「健康」こそが最大の時間投資である
6 「将来を心配する」という究極のムダ
おわりに 自信とは「自分をコントロールできる」という確信

 

この本が、あなたを変える!

時間革命
堀江貴文 朝日新聞出版 2019-9-20
売上ランキング(公開時):69
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堀江貴文さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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