【なぜ、コミュニティが求められるのか】
コミュニティ構築の第一人者・マツダミヒロ氏が、コミュニティをつくって、自由に生きるという提案する一冊。人と人がつながることで生まれるビジネスの可能性を知る。
自分の誕生日会を開きます。
何人の人が集まってくれますか?
本書は、人を集める時代は終わり、集まってくる人と関わり合う時代になったと提起し、時代に即したコミュニティの構築を提案する一冊。
誕生日会を開いて集まってくれる人の数。
それが、現在の自分のコミュニティ力だと著者は述べています。
とても分かりやすい例えであり、コミュニティをイメージしやすくしてくれます。
その上で、コミュニティを構築する方法を解説しているので、理解しやすい構成になっています。
オンラインサロンやクラウドファンディングなど、コミュニティが活況を呈しています。
なぜ今、コミュニティが求められているのでしょうか。
それは、物質的金銭的な豊かさの追求だけでは、心が満たされないと多くの人が気づきはじめたからです。
人は、人と人とのつながりを感じられてはじめて、心が満たされるのです。
この「気づきの流れ」と「テクノロジーの発達の流れ」が合ってきた。
ゆえに、コミュニティビジネスが次々に生まれているのです。
本書では、「コミュニティ」というものを体系的に学ぶことができます。
くり返しますが、とても理解しやすい構成になっています。
新しい流れを理解し、自分の人生に活かしていく。
そのためにも、非常にオススメな良書です。
◆コミュニティの教科書。
あなた自身の誕生会を開催しようと思ったとき、何人が集まるでしょうか?
ここで集まってくれる人数が、あなたのコミュニティ力です。
コミュニティを知るうえで一番早いのは、自分が他の人のコミュニティに、お金を払ってでも入ってみることです。
「ご縁帳をつくる」ということをしてみましょう。
「ご縁帳」とは、アドレスブックのようなもので、つながりの帳簿のことです。
大切な人、これからコミュニティをつくっていきたい人に対して、すぐに連絡が取れる状態にするのが目的です。
●ご縁ができる3つのステップ
ステップ1:個と個がある→まだ何もない状態
ステップ2:関係性ができる→声をかける、関わり合う
ステップ3:絆ができる→もっと深いエンゲージメントになる
●コミュニティづくりに必要な4つのリソース
(1)ファン
(2)お金
(3)時間
(4)能力と経験
リアルで会うときもネットで関わるときも、
「関わりを自分からつくること」、
「自分が伝える」より「相手の話を聞くこと」、
「相手を想うこと」、
「求めないこと」
が大事なのです。
●ビジネスにつなげる3ステップ
ステップ1:ビジネスの対象を明確にする!
ステップ2:その対象者が興味のあるイベントを開催する
ステップ3:必要そうな人にオファーをする
大切なのは目の前の人、つまり、あなたにとってのお客様(候補)の人は、何を求めているかです。
その人が喜ぶイベントを構築していくことが大事なのです。
●コミュニティが強まる5つの運営のコツ
(1)共通体験をする
(2)会う回数を増やす
(3)目指すところが同じである
(4)ルールがある
(5)あちら側から、こちら側へ
コミュニティの主宰をしている方からよくある相談に、「Facebookグループをつくって発信したのですが、誰もコメントをくれません。どうしたらいいでしょう?」というものがあります。
じつはグループ内の投稿にコメントをつけるのは、心理的にハードルが高いのです。
そこで、Facebookグループでおすすめなのは「アンケート機能」です。
お客様にとって、いかに「便利な存在になるか?」は、重要ではありません。
お客様に、いかに「成長してもらうか?」ということが重要なのです。
お金をもらうまで、つまり入金されるまでがセールスです。
ですから、申し込みやすい、そして払いやすい環境をつくってあげましょう。
コミュニティがあると、どんなものでも商品になる可能性があります。
ただ単に商品を買ってくれる人というよりは、私や、私たちの活動に共感してくれる人だけでコミュニティをつくれたら、と考えています。
あなたは、誰とつながりたいですか?
誰とつながるかで、あなたの仕事が変わってきます。
これからの人生が変わってきます。
そして、それを選べるのはあなたです。
【1352-1】自分の誕生会を開催してみる
【1352-2】ご縁帳を作成する
【1352-3】関わりを自分からもつ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】コミュニティをつくって、自由に生きるという提案
【著者名】マツダミヒロ ・ 著者情報
【出版社】きずな出版
【出版日】2018/12/15
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】ビジネスモデル、人間関係、信用残高
【頁 数】208ページ
【目 次】
Chapter1 すべては〝つながり〟で成り立つ
Chapter2 人づきあいが苦手でも、つながりはつくれる
Chapter3 コミュニティを構築するための5つの交流手段
Chapter4 コミュニティの双方向の信頼を強化する
Chapter5「つながり」から売上が上がる仕組みをつくる
この本が、あなたを変える!
マツダミヒロさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2019年 1月 08日
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