【書評:1231冊目】人前で話すのが苦手な人でもササるプレゼン(長谷川孝幸)

【5ステップでプレゼンが変わる!】
風土刷新コンサルタント・長谷川孝幸氏が、人前で話すのが苦手な人でもササるプレゼンはできると提起し、ササるプレゼンの実践方法を解説する一冊。プレゼンのイロハを改めて!

■この本の紹介文

プレゼンテーション。
あなたは良い印象を持っていますか?それとも、悪い印象を持っていますか?

 

本書は、プレゼンとはどういうものなのかをまとめながら、失敗しない「ササるプレゼン」ができるようになる実践方法を5ステップにして解説する一冊。

 

プレゼンとは、先輩のやり方を代々受け継いだり、自分の経験を積み上げたり、属人的な要素が強いように、わたしは感じています。
そんな中にあって、プレゼンに対する捉え方を整理するのにとても役立つ印象を受けます。

 

自分のやり方と本書のやり方を照らし合わせる。
これを行うことで、あなたのプレゼン力をアップさせることができるでしょう。

 

一度立ち止まって、プレゼンの本質に触れる
これをするのとしないのとでは、プレゼン力は大きく変わります!

 

◆相手にササる矢を研ぎ澄ませ!

■本がわかる!15の要約ポイント

まずは最低限の情報が伝わることを目標とする。
そうすれば必要以上に緊張せず、余計な装飾もしなくなる。

 

「やりたいやり方」よりも「やるべきやり方」あるいは「そのほうがよいやり方」で進めるのが、プレゼンだけでなくビジネスパーソンの判断の基本であると思います。

 

人は「して欲しいこと」を「して欲しい」ようにしてもらうとよろこぶものです。

 

決定権を持つ研修担当者がよろこぶテーマ(相手にササるテーマ)とは
①旬のトピックス
②普遍的なトピックス
③目新しいトピックス
④直接業績や改善が発生するトピックス
⑤その研修を行なったことで外聞がよくなりそうなトピックス

 

コンテンツは3または5を意識して組みましょう。
「①◯◯◯◯②××××③△△△△」といったように3でまとめる、3で区切るとさらに相手にササりやすくなります。

 

プレゼンは
①投げかける
②訴える
③反応をみる
④対処する
⑤クロージングする
といったことに特に焦点を当て、この5点に集中します。

 

プレゼンは「完璧にやろうとする」のではなく「もれなく伝える」というように考えてやったほうがいいと考えます。
何をもれなくか。
以下の3つです。
①その日に絶対にこれだけはわかってもらいたいこと
②その場にいる人に「一定以上の共有」をしてもらうこと
③その場で言っておかなければいけないこと

 

話のゴール、登壇の意義を曖昧にしてはいけません。
ブレてもいけません。

 

人から批評されるのはつらいが、一喜一憂しないこと。

 

●グタイテキ思考
グ:具体化するー細かく思考
タ:達成可能ープロセスがはっきりしている
イ:意欲が湧くーメリットがはっきりしている
テ:定量化ー数値表現
キ:期日を決めるー締切とタイミング

 

仕事におけるメリットというのは
①自分が得をする
②相手がよろこぶ
③誰かの役に立つ
④絶対的によい
の4つです。
この4つにあてはまっていればそれはやる価値があり、あてはまらない場合はやるべきではないのです。

 

人が不安になるのは①結果の不明②手法の不明③是非の不明が残存している時です。

 

スピーカーは「商売人」、聴いているのは「お客様」であるということをけっして忘れてはいけません。

 

スライドはあくまで「話を補完するもの」であり、「見せているスライドの説明」をするプレゼンでは本末転倒です。
スライド作成とパソコン操作に気を取られ、話や表現がおろそかにならないように気をつけていただきたいものです。

 

「逃げ道」と「落としどころ」が見えているかどうかでプレゼンをする人にもプレゼンを受ける人にも余裕と安心が出てきます。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1231-1】相手が欲していると思われるやり方を選択する

【1231-2】批評に一喜一憂しない

【1231-3】話のゴールを曖昧にしない

 

■ひと言まとめ

相手を理解するほど、ササる的は大きくなる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】人前で話すのが苦手な人でもササるプレゼン
【著者名】長谷川孝幸著者情報
出版社ごきげんビジネス出版
【出版日】2018/5/31
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワードアウトプットロジカル準備力
【頁 数】ー
【目 次】
【ステップ1】「プレゼン=相手に情報を伝える」を理解しよう
【ステップ2】「ササる」プレゼンの5つの準備
【ステップ3】人前で話す気持ちを楽にしよう
【ステップ4】「ササる」コンテンツの作り方
【ステップ5】いざ本番! プレゼン直前の最終確認

 

この本が、あなたを変える!

 

長谷川孝幸さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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