【夢の国がかける50個の魔法】
ビジネス書作家ムーギー・キム氏が、2年の歳月をかけて徹底的にディズニーを研究した結果を、「最強のディズニーレッスン」と題してビジネス上の教訓を50個まとめあげた一冊。
ディズニー。
なぜ、あそこまで人を惹きつけるのでしょうか?
本書は、2年の歳月をかけてディズニーのビジネスモデルを徹底的に解剖して、ビジネスに活かせる教訓として50個を解説する一冊。
単なるディズニー礼賛本ではなく、ビジネスとしてのディズニーを分析している点で学びになります。
分析も、ハーバードビジネススクールやオックスフォード大のディズニー研究者をはじめとしたプロジェクトチームが行っており、ディズニーの魔法の秘密に迫っていきます。
ディズニーはなぜ帝国を築けたのか、翻って、日本のコンテンツビジネスはなぜ不完全燃焼を続けるのか。
こうした疑問が明らかになっていく過程は、別の意味でワクワクさせてくれます。
夢の国に行って、その世界にどっぷり浸るのも素晴らしい体験となる。
ですが、夢の国をビジネス的な視点で浸ってみると、自身のビジネスに応用できる”魔法の杖”がたくさんみつかります。
専門家が導き出した50個の教訓。
あなたのビジネスを魔法のように激変させるきっかけが見つかるはずです。
◆ディズニーの魔法の威力を知る!
そもそもディズニーランドの原点とは「自然の猛威から逃れ、完璧で安全な世界をつくりたいという宗教的な天地創造願望が、ディズニーの新しい世界を創る力の原点にある」との深い哲学的認識を胸に刻んでおこうではないか。
「好きなことを選び、とことん続ける」という原則が、キャリア上の成功の第一条件なのである。
好きなことをわかっているのみならず、挫折にもめげず挑戦を続ける”根気ある”強さこそ、自己実現するための基本なのだ。
成功の可否は、ディズニーでもどんな企業でも、周囲に信じてもらえず冷笑され、反対ばかりされている自分自身が、どれほど自分を信じぬく強さを持っているかにかかっているのだから。
強いコンテンツに果敢に集中投資し、徹底的に横展開して稼ぎ尽くす。
これこそがディズニー社特有の骨子なのである。
戦略立案において重要なのは、何をやるかを決めるだけでなく、何を自力でやれないか、勇気を持って認めることでもある。
自力でできないことは潔く外部に頼り、協力する。
これもディズニー社の戦略からの教訓なのだ。
ディズニーのマーケティングの特徴は、ストーリーが後付けでなく、ビジネスの起点になっていることである。
多様な人材に、仕事にやりがいや充実感を感じさせ、活躍できる場を提供できるかどうかも、会社の競争力を高めるうえで重要なポイントなのである。
将来のビジネスの姿をどれだけ具体的に想像できるかということが、契約の成否のカギになってくる。
あらゆるビジネスパーソンがさまざまな交渉に携わるわけであるが、ここで大切なのは”情報開示とアンカリング”に失敗し、自分が後戻りできない状況をつくらないことである。
ビジネスにおいては、ルールに適応したり、ルールを巧みに利用したりするだけでは不十分だ。
ルールを所与のものとしてとらえずに、自分に有利なルールに変えていくことができるかが生存のカギとなってきているのである。
「安全」が確実に確保されていなければ、どんなに忙しくても「効率」を求めてはいけないのだ。
他者の気持ちに寄り添うことを一人一人に求めていることが、どのような組織で働くうえでも重要な教訓なのである。
世界観を守るには徹底的に細部にこだわり、巧みに”制限”を加え、”飢餓感”をコントロールすることが大切なのだ。
”最強のディズニーレッスン”を振り返って私自身が51個目のディズニーレッスンを考えたとき、私の心の中に真っ先に浮かぶのが、”逆境においても、自分を信じて仲間と一緒に頑張る勇気”の大切さである。
【1214-1】自分の好きなことを、とことん続ける
【1214-2】自分を信じぬく
【1214-3】「安全」の確保を最優先にする
自分だけの魔法を磨こう!
【書籍名】最強のディズニーレッスン
【著者名】ムーギー・キム
【出版社】フォレスト出版
【出版日】2018/4/20
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】ビジネスモデル、働き方、組織改革
【頁 数】393ページ
【目 次】
1 「夢の叶え方」をウォルト・ディズニーに学ぼう
2 ウォルト・ディズニーの成長戦略に学ぶ
3 ディズニーランドで探し出せ!ビジネス・リーガルの地図
4 夢の国の人事戦略
この本が、あなたを変える!
ムーギー・キムさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから
■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!
■応援お願いします!■
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2018年 6月 22日
この記事へのコメントはありません。