【ボイコットからバイコットへ】
一般社団法人エシカル協会代表理事・末吉里花氏が、「私にいい」と「世界にいい」を繋げていく”エシカル”の世界を、はじめての人にもわかりやすく紹介。知ることで世界は変わる。
あなたが今日着た服。
どういう経路をたどってあなたの手元にきたか、説明できますか?
本書は、あなたが日々笑顔で過ごせることと、生産者や動物や地球が日々笑顔で過ごせることとを、イコールにしていくことを目指す『エシカルライフ』を紹介する一冊。
消費生活を通じて、人や社会や環境が持続可能な循環社会を構築していくこと。
これを実現するために、「今日できることは何だろう?」
この問いをあなたの中に植え付けることが、この本の目的です。
この本で、あなたは世界の悲しい現実の一端を知ります。
途中、本を閉じたくなるような悲惨な現実に、なんともいえない感情が込み上げてくることでしょう。
しかし、感情を揺さぶられることで、心のなかに引っかかりができてきます。
その結果、あなたの社会の見え方”視点”が変わりはじめます。
知ったことで、変わらざるを得なくなるのです。
あなたの良心が、放置を許さないからです。
この本は、かならず読んでください。
地球に生きる一人として、逃げてはいけません。
◆エシカルライフをサポートするショッピングガイド付き!
今、あなたが着ている洋服はどこから来たか、わかる?
その洋服、誰がどういうふうに作っているのだろう?
映画(ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~)を観た若者からは「明日からどんな服を買えばいいのかわからなくなってしまった」という感想が続出しています。
生産者や作られた環境に思いを向けながら、「今私にできることで、最善の選択は何かな?」と考えてみることはできます。
今世界中の人々が1億2千万人の日本人と同じような生活をすると仮定します。
この時、73億人分の水や資源を求めると、なんと「2.5個分」の地球が必要になります。
ある時、ネイティブ・アメリカンの人々に伝わる教えを知って、ハッとしました。
それは、この地球は先祖から受け継いだものではなく、「未来からの借り物」だとするものです。
借りているのだから、きれいなままで返さなければならない。
彼らは、そう考えるのです。
私たちの生活を支えてくれている命を当たり前とせずに、関心を寄せること。
そして、その関心を維持し続けること。
これが、動物との共生を探る第一歩です。
自然は厳然としてそこにありながら、同時に、まるで恩寵のように、私の人生の行き先を示してくれたように思います。
技術を身につければ、経済的に自立できます。
フェアトレードの団体で働くことは、多くの女性たちに自信を与えているようでした。
どんな立場の人も幸せになれる選択肢がある新しい社会を作り出す挑戦をしていること。
これは、まさに「エシカル」という概念そのものでした。
GDPの中で、個人消費が6割を占めています。
このことを考えると、私たちが毎日の生活で使っているお金は、とても重要な役割を持っていることがわかります。
企業にとっては、私たち消費者はとても大きな存在です。
毎日の何気ない「買い物」が、地球の環境や海の向こうの会ったこともない人々に影響を与えられるのです。
問題のある商品を買わないことで企業に働きかける運動を、不買(ボイコット)運動と言います。
でも、「バイコット」つまり、買って応援したり意思表示したりすることが、エシカルの神髄だと私は思っています。
だって私たちは日々、何らかの買い物をせざるを得ないのですから。
「プレゼントの裏側にある素敵なストーリーも含めて贈る」という考え方でプレゼントを選ぶと、贈る人も贈られる人も、さらに幸せになれるのです。
スーパーなど一つの販売店に10人の客が同じ意見を表明すれば、それは「多数派の意見」として、経営の中枢部に届くのだそうです。
つまり、もしあなたが、近所のスーパーでフェアトレードのチョコを扱ってほしいと思ったら、家族や友だちなど10人を巻き込み、店頭の用紙やホームページなどから要望を伝えれば「多数派」になり、検討してもらえるというわけです。
ほめられるとうれしい。
それは、企業やブランドだって同じです。
顧客の反応を知った企業の意識は高まり、さらに社会貢献できる商品を…、と努力してくれます。
一つの声がエシカルな経済を作っていきます。
何もしなければ、あなたは問題の一部になったことになる。
でも、何かをすれば、あなたは問題を解決する動きの一部となる。
人(の価値)は、何を言うかではなく、何をするかで決まるのだ
【900-1】「自分にできることは何だろう?」という問いをいつも持っておく
【900-2】話したくなるストーリーのあるモノを購入することを心がける
【900-3】ジュエリーは「HASUNA」で購入する
ストーリーの語れるモノに囲まれた生活。
【書籍名】はじめてのエシカルーー人、自然、未来にやさしい暮らしかた
【著者名】末吉里花 / 一般社団法人エシカル協会
【出版社】山川出版社
【出版日】2016/11/19
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】社会貢献を考えるきっかけに
【キーワード】生き方、社会、食生活
【頁 数】192ページ
【目 次】
1 知ることが未来を変えるパワーになります
2 地球と動物のためにできること
3 世界を見て出会った、新しい未来の変え方
4 「一羽の蝶」の暮らしが、世界を変える
5 100人の一歩
付録 エシカルショッピング・ガイド
気になったら、今すぐお手元に!
末吉里花さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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