【書評:1429冊目】教養としてのアート 投資としてのアート(徳光健治)

【投資対象としてのアートの話】
アジア最大級の現代アートのオンライン販売「tagboat」代表・徳光健治氏が、アートの世界を「教養としてのアート」と「投資としてのアート」の2つの切り口で解説する一冊。

■書籍の紹介文

アート作品。
購入した経験をお持ちですか?

 

本書は、「教養」としてのアートに「投資」という視点を加えることで、購入後に価値を生むための「審美眼」が磨かれると提起し、審美眼を磨く方法を解説する一冊。

 

アートで審美眼を磨くことで、感性が養われます。
アートで審美眼を磨くことで、アート思考ともいうべき新しい思考力・発想力が養われます。

 

このように、アートを一般教養ではなくビジネスに通じる形で語っているのが特徴。
類書とはちがった感覚を味わておもしろいです。

 

現代アート市場の実態にはじまり、アートの選び方から買い方、楽しみ方までを網羅的に学べます。
その内容は、自分がふだん触れない世界を覗いているようで、知的好奇心を刺激されます。

 

状況が目まぐるしく変わる現代。
”感性”の重要性が語られて久しいですよね。

 

”感性”を磨くにはアートです。
ときには、こうした本でちがった刺激を受けるのもよい機会だと感じました。

 

◆「投資」としてのアートで感性を磨く。

教養としてのアート 投資としてのアート
徳光健治 クロスメディア・パブリッシング 2019-4-12
売上ランキング(公開時):2,085
Amazon 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

「観る」ことは受け身だが「買う」ことは能動的だ。
それにより、新しい価値観を発見できる。
受け取るだけでなく、積極的にかかわることでアートの持つさらなる魅力を楽しむべきだ。

 

アートは「わからないから面白い」ともいえる。
すでにわかっているものを見る行為ではないのだ。
わかりにくいからこそ、興味がわくし、あくなき探究心も働くのだ。

 

富裕層は、アートを全資産の5%程度で運用する。

 

いったんブームに火がつくと、驚くほど価格が上昇する。
だから、賢く買うことができれば、株式投資よりもうまみがある。
仮に値上がりしなくても、自宅で作品を眺めて楽しめばいいのだ。

 

アートで資産形成を考えるなら、これから成長しそうな若いアーティストを買うべきだ。
まだ、オークションハウスに出てこないアーティストの作品は、数万円から買える。

 

幅広く多くのアーティストを知り、その中で吟味して買うべきだ。
そうすることで、はじめて知見が広がる。
それがよいコレクターになる条件だ。

 

作品は、コンセプトの持つ共感力、独創性、ユニークさが必要だ。
それがなければアートでなく、工芸品だ。
現代アートは、コンセプト重視なのだ。
それが欠けているものは、買う前に躊躇すべきだ。

 

作家の代表作を買うことだ。
展覧会のDMやウェブサイトでメインビジュアルになっている作品が自分のお気に入りなら、買うべきだ。
ギャラリーと作家の意見が一致した自信作だからだ。

 

選ぶ時は、プロの作家を選ぶことだ。
よいコレクションを築くには、プロとして活躍できる作家の作品を選ぶべきだ。
その前提条件は、作家自身がプロとして今後もやっていく気があるかだ。

 

作品の価値を上げるには、最終的にセカンダリー・マーケットに乗せることだ。

 

「アートを買う」という行為は「文化を保管する」という行為の一端を担うことに通じるのだ。

 

若い世代のコレクターの数が増えれば、それだけ新しい感覚の作品が求められるようになる。
そうなると、アーティストもコレクターの変化に応じて、自らを変えていくことになる。

 

「アート作品をコレクションしてみたい」と思うなら10万円くらいの作品を買うことから始めるべきだ。
10万円以上の作品でないと、値上がりは期待できない。
作品価値の分岐点が10万円なのだ。

 

日本にアートを買う習慣が根づけば、これからの子どもたちやアーティストの未来につながる。
才能のある人が、価値を認めてもらえる世の中になるのだ。

 

アーティストが活躍する土壌を広げれば文化が育つ。
芸術の価値を認め、買う行為は、日本的な「粋」でもある。
「粋」な行為が回りまわって自分の資産の拡大になり、最後には社会貢献につながる。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1429-1】美術館に行って絵画鑑賞をする

【1429-2】絵画鑑賞を通じて、自分がどんなアートに惹かれるか把握する

【1429-3】「アートを買う」という体験をする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】教養としてのアート 投資としてのアート
【著者名】徳光健治
出版社クロスメディア・パブリッシング
【出版日】2019/4/12
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に教養を伸ばしたいときに
キーワード教養資産形成社会
【頁 数】240ページ
【目 次】
I章 アート・マーケットの現在地
II章 海外アート・マーケットの今
III章 投資としてのアート、その実態
IV章 重要なのは「発明品」と「インパクト」
V章 買ってはいけないアート
VI章 作品だけでなくアーティストを見る
VII章 成功するアーティストとは
VIII章 アートの新しい評価軸
IX章 投資としてのアート購入の鉄則
X章 アート作品の正しい買い方
XI章 楽しみながらアートを買おう
XII章 コレクションをスタートしてみよう
XIII章 ネットでアートを買うということ

 

この本が、あなたを変える!

教養としてのアート 投資としてのアート
徳光健治 クロスメディア・パブリッシング 2019-4-12
売上ランキング(公開時):2,085
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徳光健治さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1429冊目】教養としてのアート 投資としてのアート(徳光健治)
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