【リーダーシップとは「教えない」ことにあり】
人財育成コーチ・森泰造氏が、『最高の上司は、何も教えない』と題して、「教えない」リーダーシップを解説する一冊。43の鉄則が身につくとき、最高の上司になる!
上司から「リーダーを任せたい」と言われました。
あなたは、「はい!」と答えますか?
本書は、人材の流動化が激しい飲食業界で、離職率0%・生産性4倍を達成してきた著者が、そのリーダーシップの特徴である「教えないリーダーシップ」を徹底解説する一冊。
・現リーダーをみていたら、とてもチャレンジする気になれない…。
・リーダーになったら、仕事量がさらに増えて耐えられない…。
・リーダーになったら、仕事が増えるのに残業代がつかなくなる…。
こうしたネガティブな感情が蔓延し、リーダーになりたくない人が増加しています。
そして、みんなでリーダーを”ゆずり合う”異常事態が多くの職場で発生しているのです。
本書では、そんな状況だからこそ、率先してリーダーとなることを強く説いています。
なぜなら、リーダーとなりスキルを磨くことで、自分も会社もさらに成長できるからです。
その上で、リーダーとして身につけるべき「43の鉄則」を徹底解説しています。
最大の特徴は、『教えないリーダーシップ』。
この類書にはない大きな違いこそ、学ぶ価値があるとおもいます。
リーダーを”ゆずり合う”異常事態を、解消しなければいけないのですから。
教えないことで実現する、生産性向上・部下成長・自己成長・会社成長。
必ずモノにしましょう!
◆教えないというリーダーシップ。
最高の上司は、何も教えない。
森泰造 ビジネス社 2019-2-1
売上ランキング(公開時):31,607
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リーダーの1日で一番大事な「未来を考え、つくる時間」を必ず確保できる段取りをする
人を見るポイントは次の3点です。
①部下がどんな行動をしているのか
②その結果どうなっているのか
③そもそも行動するにあたり、どんな意図をもっているのか
まずは、一人ひとりと面談し、右の3点を確認してみてください。
部下は、リーダーの希望を叶えるために存在しているわけではない
●「3分間コーチング」の手順
①まず悩み事や問題となっていることを聞く
②それがどうなったら理想的かを聞きだす
③現状はどうなのかを聞く
④理想と現状の差がどれくらいで、それがどこにあるのかを聞く
⑤その差を埋めるための行動を聞く
⑥感想を聞く
日本人がやり慣れない「褒める」を、だからこそ戦略的に使う。
いま、叱られ慣れていない若い人も増えているといわれますが、叱る、褒めるを省いてしまうと、より大きな損失を招く可能性大ということ。
だからこそ、基準をはっきり示したうえで、「信賞必罰」を徹底すべきなのです。
「部下へのフィードバック」というのは非常に簡単で、「褒める」でも「叱る」でもありません。
ただ、「部下を観察して気づいたことを言う」だけのこと。
大切にしたい自分の「あり方」を考え、それを追求させる。
そのプロセスとして仕事をするというように、徹底してとらえさせる。
「ブレない自分」ができれば、どんな部下が来ても、どんな上司であっても、どんな環境であっても、自分ができることに集中するので周囲のことに左右されません。
言い換えれば、これこそが「自由」を手に入れる術ではないでしょうか。
感情に焦点を当て、大切にしたいことを引き出してあげる。
その大切にしたいことを積み重ねられる未来をイメージさせる。
そのイメージを実現できるよう全メンバーと共有する。
これだけでもチームは、猛スピードで変わります。
生産性の高い会議を行うには3つのポイントをまず抑えることです。
①「何のための会議なのか?」
②「何をする会議なのか?」
③「終わったときにどうなっていればいいのか?」
会社の求めるものが変わったのだったら、それを”自分ごと化”するよう習慣づける。
そうすると、部下にネガティブな感情をぶつけることも少なくなるでしょうし、あの禁句「会社が言うんだから仕方がない」を口にすることもなくなるでしょう。
悩みを解決するために、「できない、自分が変わらなきゃ」でなく、「どういうやり方なら、いまの自分にできるだろうか」とフォーカスを変え、「それができている人はどこにいるのだろう?」と動いてみる。
これがロールモデル探しにおいて、遠回りのようで実は手っ取り早い方法でしょう。
日本人、外国人にかかわらず、人間にはいい側面もあれば悪い側面もあります。
どちらに焦点を当てるかは、その人の意図次第です。
あなたの働き方を見て、部下は将来の自分をイメージします。
【1396-1】未来を考える時間を毎日つくる
【1396-2】自分の「あり方」を考え、「ブレない自分」を追求し続ける
【1396-3】「どういうやり方なら、いまの自分にできるだろうか」という視点で物事を考える
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】最高の上司は、何も教えない。
【著者名】森泰造 ・ 著者情報
【出版社】ビジネス社
【出版日】2019/2/1
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】働き方、指導力、決断
【頁 数】229ページ
【目 次】
第1章 イヤイヤながら上司になったあなたが、まず最初にやるべきこと
第2章 身近な部下とのコミュニケーションに潜む大きなチャンスと意外なワナ
第3章 揺るぎなき強い組織へとチームを引き上げるリーダーの「こだわり」
第4章 ムダだらけの「会議」が「成長エンジン」に生まれ変わる逆転のファシリテート術
第5章 面倒だけど力になる、知っておきたい上長の上手な「使い方」
第6章 判断力、決断力、実行力がさらにアップする、自分自身の磨き方
この本が、あなたを変える!
最高の上司は、何も教えない。
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森泰造さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2019年 3月 22日
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