【”人生の基本”は2500年前から普遍!】
中国文学者・守屋洋氏が、混迷する現代だからこそ『論語』の教えが活きると説く一冊。
その原理原則を紐解きながら、世界最高の人生指南書をあなたに向けて解説する。
「次から次へと問題が起こり、本当に苦しい!」
「この状況を脱する方法を、誰か教えて!」
こんないっぱいいっぱいの時、あなたが心の拠り所にしている言葉はありますか?
本書は、中国古典の代表格『論語』の思想を、自分らしく、素直に、自由に生きる知恵を身に着けることができるように、現代に置き換えて解説していく一冊。
最初にお伝えすると、ただ読んだだけでは、なにも残らない本です。
途中で飽きて、読むのをやめてしまうでしょう。
この本は、とても疲れることを覚悟してから、読んでください。
いつも以上に、ゆっくりとじっくりと、頭をフル回転させて読むことで、はじめて論語の価値を知る入り口にたてる、そんな本です。
もちろん、それだけのことをして読む価値はあります。
なぜそう思うか。
それは、自分の心の拠り所にしたい言葉に出会えるからです。
もともとこの世の中には、正解というものはありません。
正解のない世界を、自分が信じるものを軸に手探りで進んでいくしかないのです。
この信じるものこそ、心の拠り所となる言葉なのです。
どんなときも、それに触れることで、自分らしく、素直でいられる言葉です。
2500年の時間が研ぎ澄ませた、論語という言葉の集まり。
きっとあなたの拠り所となる言葉が、みつかることでしょう。
じっくりと、時間をかけて読んでみてください。
◆わたしは、一週間かけて読みました。
思うに、富は生活を充実させる上で欠かせない要素である。
だが、それはあくまでも手段であって、目的ではない。
したがって、一人の人間が一生を賭けて追求するほどの価値を持たないというのが、孔子の人生観であった。
孔子が目標とした人物像であるが、現代の組織に当てはめれば、こうなるかもしれない。
一、上司からは、安心して仕事をまかせてもらえる
一、同輩からは、信頼してつき合ってもらえる
一、部下からは、あの人となら一緒に仕事をしてみたいと慕われる
ふだんは寡黙でいいのである。
しかし必要なときには、訥弁でもいいから筋道を立ててこちらの言い分を相手に伝える必要である。
それくらいの弁舌は当然のことながら、身につけておかなければならない。
●日常で意識したい9つの心得
◎目で見るときははっきりと
◎耳で聴くときは注意深く
◎顔色は穏やかに
◎態度は謙虚に
◎発言は誠実に
◎行動は慎重を旨とする
○疑問を感じたら人にたずね
○腹が立ったときは後難に思いを致し
○利益を見たら正しい道を踏みはずさないようにする
歴史に学べば、いやでもそういう大きい流れに思いをはせることになり、知らぬ間に歴史感覚が身についていく。
「知」とはたんなる知識ではない。
人間を読む、状況を読む、先を読む、これらを読む力が「知」である。
深い読みのできる能力、さらには洞察力と言ってもよい。
たとえば少しずつでもいいから自分を磨く努力を続けた人と、そういう努力を怠った人である。
一年や二年ではいくらも違いは出てこないであろう。
だが、十年、二十年の長い目で見ると、その差ははっきりと開いていく。
せっかくの人生ではないか。
持てる素質を開花させるためにも、自分を磨く努力を怠ってはならない。
この世の中を生きていくには、人に一歩譲る心がけを忘れてはならない。
一歩退くことは一歩進むための前提となるのだ。
人間関係においては、なるべく寛容を旨としたほうがよい結果に繋がる。
上の者に進言するさい、むずかしいことが四つある。
一、相手を知ること
一、自分をわきまえること
一、問題を把握すること
一、時期を誤らないこと
このうち一つでも欠けていたのでは成功しない。
孔子は人を踏みつけにしたり泣かせたりして利益を追求することに異を唱え、「義」によって歯止めをかけようとしているのである。
つまり、自分は大いに儲けさしてもらう、同時に、周りの人々からは感謝してもらえる、そういう利益追求であってほしいのだという。
思慮深くなければ成果をあげることはできない。
断固実行しなければ仕事を成し遂げることはできない。
むろん、自分を磨いてもチャンスに恵まれるかどうかはわからない。
だが、磨いておけばそれだけチャンスを掴める可能性は高くなる。
逆に、磨く努力を怠ったのでは、何事も始まらないことは目に見えている。
自分の人生をどちらに賭けるかである。
腐ることもないし、あせることもない。
変にじたばたしないで、じっくりと自分を磨けばよいのである。
情勢は常に変化しているのである。
力をたくわえながら、情勢の変化を待ちたい。
人間扱いしないところからは、人は去っていくのである。
これは昔も今も変わりがない。
●トップたる者の心得
一、安きに居りて危うきを思う
一、率先垂範、わが身を正す
一、部下の諌言に耳を傾ける
一、自己コントロールに徹する
一、態度は謙虚に、発言は慎重に
【960-1】普段は寡黙に、必要な時に弁舌に、を心がける
【960-2】自分を磨き続けることこそ、生きることだと心がける
【960-3】「義」という言葉を考える
人の生き方は、2500年前から変わらない!
【書籍名】世界最高の人生指南書 論語 人生に革命を起こす最強の生き方
【著者名】守屋洋
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2017/3/8
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】ことばのチカラ、哲学、教養
【頁 数】248ページ
【目 次】
序章 孔子という生き方
第一章 志を掲げ、まっすぐに生きる
第二章 真の知性を身につけ、かしこく生きる
第三章 人と人との間でよりよく生きる
第四章 大切なことに力を注ぎ、情熱的に生きる
第五章 壁を乗り越え、たくましく生きる
第六章 人の心を掴み、力強く成功を目指す
気になったら、今すぐお手元に!
守屋洋さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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