
【経済を理解したければ”お金の流れ”をつかめ!】
債券運用歴35年超のファンドマネジャー・堀井正孝氏が、『経済はお金から学べ』と題して、金融・財政・貿易の3つの視点を軸に、「経済の本質」を解説する一冊。
■書籍の紹介文
「経済をひと言で説明してください」。
こう問われたとき、あなたはなんと説明しますか?
本書は、【金融】【財政】【貿易】の3つの視点から『経済とはなにか?』を紐解きながら、社会人として最低限理解しておきたい、「経済の本質」を解説する一冊。
【金融】
【財政】
【貿易】
日々ニュースで飛び交っている用語です。
ですが、「金融とは何ですか?」「財政とは何ですか?」「貿易とは何ですか?」と問われると、エッと詰まってしまうのではないでしょうか。
物事をきちんと理解するためには、その意味、定義、または仕組みを正しく理解することが必須です。
ここを疎かにしてしまうと、理解は進まず、本質にたどり着くことはできません。
すると、飛び交う情報に振り回されてしまい、最悪、トラブルに巻き込まれることになりかねません。
個人的にあまり好きな言葉ではありませんが、「情報弱者(情弱)」と言われカモにされる危険性すらはらみます。
だからこそ、もしアナタが「エッ」となってしまっていたのなら・・・。
ぜひ、この本を読んで理解しましょう。
「お金の流れ」を切り口に、経済の全体像を示しながら、平易かつコンパクトに学べるように構成されています。
専門用語は・・・、専門的な数字は・・・、と苦手意識がある方も比較的スラスラ学んでいけるのではないかという印象をもちました。
大切なことは、『自分から学ぼうとする姿勢を持ち続けること』です。
少しでも不安を覚えたのなら、それは学びのチャンスです。
改まって人に聞くのは恥ずかしいときでも、本なら誰にもバレません。
「お金の流れ」を追いながら経済を理解する本書、よくまとまっています。
◆お金の流れを良くするための仕組み

経済はお金から学べ
堀井正孝 SBクリエイティブ 2025-11-28
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■【要約】15個の抜粋ポイント
本書では、経済を「金融・財政・貿易」という3つに分ける形を採用します。
さらに、経済を舞台に見立てました。
その経済という舞台で、「金融」「財政」「貿易」という3つのストーリーを展開することにします。
お金の流れは、よく血液の循環にたとえられます。
健康を維持するには、血液が適度に安定したペースで流れている状態が理想です。
お金を融通する仕組みが「金融」です。
金利があることで、お金は、貸し手から借り手に、借り手からその相手に、と流れていきます。
金融でいうところのお金の流れは、金利で成り立っているのです。
●日銀の3つの役割
(1)紙幣の発行
(2)銀行の銀行
(3)政府の銀行
日銀がお金を生み出す場所なら、民間銀行(以下、銀行)は、お金を育てる場所といえるでしょう。
銀行は、次の3つの機能で、お金を流し、増やしています。
①決済機能
②資金仲介機能
③信用創造機能
短期金利が動くと、タイムラグを伴って長期金利が動き、景気が移り変わり、モノの価格が動きます。
私たちが健康で豊かな生活を送るために、政府が、必要なモノにお金を使うために、税金などでお金を集める活動が「財政」です。
2019年以降、やっと消費税も法人税も伸び始めていますが、これは、さまざまなモノの価格が上がったことに起因しています。
モノの価格が上がれば、消費者が納める消費税は当然増えますし、企業は売上が伸びて収益が向上するので、納める法人税が増えたというわけです。
ここ数年は、消費税が税収の筆頭格になっています。
今の日本は、国内に国債の買い手がいて、お金が国内で循環しています。
それに加えて、モノの価格の上昇によって税収は増加し、まだ金利は低く、調達コストが抑えられています。
財政赤字が縮小しているのは、財政にとって、幸運といえる材料が集まっているからです。
日本の関税とは、日本が輸入するモノに対して、日本政府が課す税です。
政府が関税を課す理由には、税収という政府の歳入(財源)の確保、輸入が制限されることによる国内産業の保護、不公正な貿易の是正、の3つがあります。
関税は、輸入業者がその国の政府に納める税なので、納税者は輸入業者です。
しかし、結果的には、モノの購入者が関税相当額を支払っているので、実質的な関税の負担者は消費者なのです。
経済とは、
・金融においては、金利が上がるか、下がるか
・財政においては、税金が集まるか、公共投資が行われるか
・貿易においては、輸出が多いか、輸入が多いか
が、つながったり、絡み合ったり、すれ違ったりすることで成り立っています。
インフレ局面では、資産の価値を維持するためには、現金を何かに変えて、お金にもっと働いてもらい、お金を増やさないといけません。
お金に働いてもらう、つまり、投資が必要なのです。
全体的なお金の流れを感じるために、自分の中に、何か1つでいいので軸となるものを作ることをお勧めします。
その軸を使って予測したお金の流れに、今後出てくるニュースや情報をプラスして、予測を更新していってください。
軸があると変化が見えてきます。
■【実践】3個の行動ポイント
【2213-1】「金融」「財政」「貿易」に関するニュースへのアンテナを高くする
【2213-2】「歴史は繰り返す」を意識して、現在と同じ状況が過去にもなかった調べる癖をつける
【2213-3】貿易収支の内容を定点観測し、お金の流れを予測する習慣をもつ
■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】経済はお金から学べ
【著者名】 堀井正孝
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2025/11/28
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】金融リテラシー、社会、お金
【頁 数】320ページ
【目 次】
序章 なぜ経済は「お金の流れ」から学ぶのか?
1章 金融
2章 財政
3章 貿易
終章 お金の流れから読み解く日本経済
▼さっそくこの本を読む

経済はお金から学べ
堀井正孝 SBクリエイティブ 2025-11-28
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堀井正孝さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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