気高い夢を見ることだ。あなたは、あなたが夢見たものになるだろう。あなたの理想は、あなたがやがて何になるかの予言である。(ジェームズ・アレン/イギリスの思想家・著述家)
「人生こんなはずじゃなかった」
多くの人の頭の中で、何度となくふとした瞬間に浮かんできては、嫌な気分にさせるこの言葉。
人はなぜ人生にこうも後悔の念を抱きながら生きているのだろうか。
様々な情報に触れたり、様々な人と話すと、よくこのことを考えさせられる。もちろん、わたしの頭の中にも、何度となく下りてきては、不快にさせられる。
人間にとって100%のことは、死ぬこと以外には一つもない(養老孟司/「バカの壁」著者)
いろいろな本を読んできて、最近に分かったことがある。
それは「人生こんなはずじゃなかった」と嘆き、その原因を探しても永遠に見つからないということだ。
なぜなら、人生において完璧はないからだ。
そう、どのような人生を歩んだからといって「人生こんなはずじゃなかった」は決して消えることがないのだ。
投げやりな表現だが「原因を探しても無駄」なのである。どんな偉人であっても、日々後悔しながら人生を歩んでいるのだから、一般人のわたし達が逃れる術などないのだ。
気高い夢を見ることだ。あなたは、あなたが夢見たものになるだろう。あなたの理想は、あなたがやがて何になるかの予言である。(ジェームズ・アレン/イギリスの思想家・著述家)
しかしながら、「人生こんなはずじゃなかった」という言葉は極めて不快。
できることなら、頭に浮かばないように日々生活したいと誰もが思うだろう。
そこで有効なのが、「自分はどうなりたいのか?」という問いを常に中心にして生きることだ。
「自分がなりたい自分」を常にイメージすること。
なんの制限もなく、ワクワクしながら、頭の中でイメージを思いっきり膨らませるのだ。
そうすると、自分の中に眠る”欲望”が姿を現し、「こうなりたかったのか」と気づく。
さらに、ここからが重要だが、「こうなりたいな」のイメージが浮かんできたら「そうなった自分」を細部にまでわたってイメージし尽くすことだ。
「こうなりたい」を実現したもう一人の自分をキャラクターとして完璧に作り上げてしまうのだ。
振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない。(寺山修司 )
「自分はどうなりたいのか?」という問いは常に視線を前に向けてくれる。
過去は今の自分を司る大切な要素だが、「人生こんなはずじゃなかった」と生み出す原因でもある。
今この瞬間は次の瞬間には過去であり、もう変えることはできない。
これからやってくる未来は、あなたが作り上げたキャラクターを現実にさせるための無限の可能性を秘めたフロンティアだ。
「どう開拓し、キャラクターをどう自分のものにしていこうか」
こう考えるだけでワクワクしないだろうか?
毎朝を、ため息で始めるか、わくわくイメージしながら始めるか。
これだけでも人生への影響は大きい。
目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。(マイケル・ジョーダン/バスケットボールの神様)
さらに、キャラクターが定まれば、それを手に入れるために、自分に何が足りないのかハッキリする。
・完璧なリーダーというキャラと、部下がいうことを聞かない自分
・海辺のキレイな家に住んでいるキャラと、無意味な散財をする自分
・カッコよく美女(美男)とデートするキャラと、弛んだお腹の自分
・海外を股にかけて活躍するキャラと、スマホのゲームに熱中する自分
イメージの力は強力である。
自分を引っ張ってくれる力もあれば、イメージに圧倒されて自分を諦めらせる魔力もある。
「自分は変わり、新しいキャラクターの自分に変わる!」のか、
「どうあがいても無理。もうこのままの人生でいいや」となるのか。
これを決めるのはあなた自身だ。誰でもなく、あなただ。誰にも責任転嫁できない。
『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も』(上杉謙信)
キャラクターと自分の間にあるギャップ。
「これを埋めるためには?」と考えると、短期・中期・長期と目標がどんどん決まってくる。
どうしようと悩んだときも、キャラクターをイメージし直せば、決断も楽になる。
すべてをキャラクターを軸に考えることで、ブレなくなり、
キャラクターに近づくと実感することで、じぶんに自信がついてくる。
実感は充実につながり、充実はワクワクとなり、ワクワクはさらなる推進力となる。
あきらめなければ必ず道はある。必ず。(豊田佐吉/トヨタグループ創業者)
「自分はどうなりたいのか?」
毎日これを投げかけて、自分のなりたいキャラクターをどんどん作りこむ。
そうすれば、人生はどんどん前向きになり、自分が好きになれることだろう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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