引くことは、
負けることではない。
日々、われわれは前に進もうとしています。
昨日よりも今日。
今日よりも明日。
すこしでも良い状況を目指して、前に進もうとしています。
しかし、いつも前に進めるとは限りません。
なぜなら、行く手には、大なり小なりの”壁”が待ち構えているからです。
もちろん、”壁”にぶつかったら乗り越えるための努力は必要です。
”壁”を前に、諦めたり逃げたりしては、成長も何もありません。
ただし、気をつけなければいけないことがあります。
それは、”壁”に挑む前に、己の実力をきちんと把握した上で挑むということです。
さらに、もうひとつ。
引くことを、きちんと選択肢にもった状態で挑むということです。
これをせずに、やみくもに挑んだところで、玉砕する可能性が高くなります。
引くところで引かなければ、再起不能になる可能性が高くなります。
挑んだ上で、引くことは負けではありません。
挑んだ上で、引くことに負い目を感じることはありません。
引くことは、
自分の実力と壁に挑んだ経験値を糧に、再び挑むチャンスが来るまで、実力を蓄えられる位置まで移動するということだと、わたしは捉えています。
前に進む気持ちは大切です。
壁にぶつかったらチャレンジする気持ちも大切です。
しかし、「今の自分の実力を知ること」と「引く選択肢をもつこと」も、これと同等もしくそれ以上に大切なことなのです。
一度だけの人生です。
判断を誤って、再起不能になってしまっては、元も子もありません。
自動車には、アクセルとブレーキがあります。
自動車には、ドライブとバックのギアがあります。
引くことは、安全を確保することです。
引くことは、再びチャレンジする機会を確保し、その時のためにエネルギーを蓄えるときなのです。
引くことは、
負けることではない。
◎人生を豊かにする「菜根譚」の言葉/守屋洋
■◇■メルマガ版も好評配信中■◇■
あなたへの5つの質問を用意して
購読登録をお待ちしてます(^^)
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。
【仲間大募集中!】101年倶楽部
大人の学び合いの場としてのコミュニティを運営しています(^^)
『学び』をキーワードに、お互い高め合いませんか?
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。