【シェア読書:527冊目】上達の原則(北村勝朗)

【人生に遅いはない!】才能を研究する東北大学・北村勝朗教授が、15年かけて見出した質の高い練習とやる気を無理なく持続させる”コツ”をまとめた一冊。「絶対うまくなる!」と自信が持てる講義を受講せよ!



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書籍情報
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【書籍名】300人の達人研究からわかった 上達の原則
【著者名】北村勝朗
【出版社】CCCメディアハウス
【出版日】2015/4/9
【推薦度】★★★★☆
【対象者】自分を成長させたいと思った時に
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 上達を邪魔するマイナス思考
第2章 上達のメカニズムを知る
第3章 達人たちに学ぶ上達のヒント
第4章 すぐに使える上達のコツ
第5章 部下の上達を手引きする
特別編 上達Q&A あなたの疑問にズバリ回答!

 

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本書を読む理由
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・書店でスッと手にしたインスピレーションに従い

・自分のモチベーションになると思ったため

・きちんとした研究に基づいているので信頼性がありそうだった

 

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1分間紹介文
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いま、上達を目指して、日々練習・勉強しつづけていることはありますか?
あると答えたアナタヘ。
「自分は絶対上達するんだ!」と心から思えていますか?

 

著者は、北村勝朗さん。
東北大学大学院教育情報学研究部教授。大学で教鞭をとる一方、自身の体験と研究成果を生かしながらスポーツ、音楽、科学、学校、ビジネスなどの分野において、実際に上達の支援やコーチングの指導にあたっている。

 

本書のメッセージは、ただ1つ。
上達には「発想」「仕掛け」「やり方」】にある
ということ。

 

北村教授の長年の研究から、上達とは、
1.上達を目指すうえで、素質やセンス以上に重要な要素がある
2.それは上達のコツを知って、それを身につけることである
3.指導者や親、上司など周囲を巻き込むことが上達の早道である
4.上達の方法は一つではない。多様な状況に対応して柔軟に考える
このような結果になるとまとめます。

 

多数の事例と学術的な見解は、アカデミックな著者ならでは。抑揚や高揚感は小さいが、納得感と説得感は素晴らしい。ただし、このような本は、納得して終わってしまう危険性があるので、いつも以上に実践を意識して読まないといけないので注意。

 

上達に必要な「発想」「仕掛け」「やり方」をきちんと理解することで、
あなたが上達しようと望む分だけ上達する
あなたを応援する一冊。

 

頑張って練習を続けるあなたに読んで欲しい。

 

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Key Phrase(15の気に入った一文)
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人間は環境に適応して成長し熟達する。才能や素質の影響は予想以上に小さく、一定期間、必要な練習を積めば、誰でも上達は可能

 

大人は人生のいろいろな経験を通して学んできた豊富で多様な知識を基に、さまざまな情報を総合的に理解してまとめられるようになるため、”学び上手”になっている

 

私で定義する上達とは「ある特定の領域で長期にわたる練習を積み重ねることで、次の4つが達成されること」である。
1.できないことが、できるようになる
2.今までできたことが、より上手になる
3.どうやったら上達できるか、わかるようになる
4.どうやったらよりうまくできるか、やり方が工夫できる

 

私たちが何かを学び習得する時、何が求められるか。当たり前に思うかもしれないが、それは「長期間継続した練習」だ

 

●質の高い練習の9つの条件
1.やる気が高い
2.明確な目的をもっている
3.何のための学びか理解している
4.科学的根拠に基づいている
5.繰り返し練習・学習している
6.限られた時間の中で集中している
7.心も体も良好なコンディションにある
8.必要に応じて適切なアドバイスを受けられる
9.個人(のレベル)に応じて適切に難度が調整されている

 

1万時間の練習時間は、「導入期」「専門期」「発展期」という3段階に分けられる

 

導入期は上達のファーストステップだ。この段階でポイントになるのは、気持ちがわくわくするような至極の快体験をすること

 

段階に応じた体験と注意深く組み立てた学習体験の蓄積が、上達でのキーポイントになる。特に導入期で練習継続に大切なエネルギーを注入することを、日本では軽視されがちなので注意してほしい

 

上達のポイントは、「長期間継続して」「質の高い練習を積み上げる」ことにつきる。何よりも、学び続けることが重要になる

 

●やる気スイッチを入れるための手法
(1)将来なりたいイメージを描く
(2)やる気が起こる仕掛けを考える
(3)一緒にやる仲間を見つける
(4)お気に入りの用具や文房具を使う

 

●質の高い練習をするために気をつけたい点
(1)継続して毎日学習をする
(2)具体的なシチュエーションを意識する
(3)勉強会をつくろう
(4)整理整頓をする

 

「教えてもらうのは瞬間でわかるんだけど、忘れちゃうんですよ。それがなぜかって自分で考えることが必要なんです。それがいい方向に進んだ時は忘れないですから」(三ツ矢の小澤茂男さん)

 

●上達を促すための7つのポイント
ポイント1 目標を決めさせる
ポイント2 明確なルールを設定する
ポイント3 背伸びするチャレンジをさせる
ポイント4 命令しない、問いかける
ポイント5 効果的にほめる
ポイント6 効果的に叱る
ポイント7 職場の雰囲気を変える

 

「その人が上達しようと望む分だけ上達する」と言っても過言ではないだろう。私たちの努力のプロセス、そこでのものの考え方、行動の仕方、結果の感じ方の一つ一つが、上達に決定的な影響を及ぼし続けているのである

 

「どんなに人々が生来の素質(initial characteristics)、あるいは天性(gifts)をもっていたとしても、激励され、愛情を注がれ、教育され、練習するという長期にわたる意図的な過程がなければ、さまざまな領域で卓越したレベルに到達することはできないだろう」(ブルーム/アメリカの心理学者)

 

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Take Action(実践ポイント)
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【15-0196】継続して取り組んでいることの日誌をつける

 

【15-0195】何かを始めるとき「やる気スイッチを入れるための手法」を実践する

 

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今回のまとめ
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あなたが上達しようと望む分だけ上達できる!!

 

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編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

今日は日頃からお世話になっている
英語カウンセラーの西澤ロイさんの出版謝恩パーティーに参加\(^0^)/
素敵な空間、ビックリなゲストが参加しており、とても楽しい時間でした☆

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

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今回紹介した本
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300人の達人研究からわかった 上達の原則

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北村勝朗さん、分かりやすい一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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読了までの時間
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01時間16分
通勤時間にスラスラと。

 


 

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

 

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