- 2026-7-3
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【オープンマインドを身につけよ!】
ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授/ジェラルド・ザルトマン氏が、『あえて違う考え方をしろ』と題して、既存の思考回路から脱した、革新的かつ深く創造的な思考法を指南する一冊。
■書籍の紹介文
「あなたはオープンマインドな人ですか?」
こう聞かれて、間を置かずに「はい!」と答える自信はありますか?
本書は、どんな状況下でも最適解を導き出せる人ほど”オープンマインド”であると提起し、心の6つの普遍的な行動を示しながら、オープンマインドであるための思考法を指南する一冊。
著者の定義するオープンマインドとは、
・自分自身をオープンに保ちつつ、周囲の意見にも敏感に耳を傾けること
・異なる意見を認め、自分の考えが正しいと決めつけない姿勢
・多様な考えや新しい意見に対して、理解を示し受け入れようとする意欲
これら3つを挙げています。
そのうえで、自分の知識や考えに対して「妥当か?」「信頼できるか?」などと絶えず疑問を抱いている人たちだと指摘します。
さらに、この「オープンマインドであること」は、複雑で不確実なこれからの時代を生き抜くために今まで以上に大事になると説いていきます。
ここまで聞いてどう思われますか?
まさに「言うは易し行うは難し」という印象を受けることでしょう。
しかしながら、著者はオープンマインドを習得可能なスキルと位置づけています。
スキルということは、きちんと学びきちんと鍛錬すれば、誰にでも身につけられるということです。
では、どうすれば習得できるのか?
その方法をまとめあげたのが、この488ページにおよぶ本書です。
教えの土台となるのは、心の6つの普遍的な行動。
(1)「まじめな遊び」の精神を育む
(2)無知と友になる
(3)適切な問いを立てる
(4)好奇心に浸る
(5)パノラマ思考を使う
(6)曖昧さを歓迎する
この6行動を理解し、行動し、経験を積むことで「オープンマインドな自分」に近づいていけるよう構成されています。
翻訳本らしく、定義・考察・事例・結論が明確なので、難解な本ではありますが挫折は防いでくれる印象を持ちました。
誰もが意見を発信できる時代、自分の意見を”正義”として罵り合っている場面がそこかしこに存在します。
そんな時代、自分を守りつつ他者と共生していくためにも「オープンマインド」はとても大切なスキルだとおもいます。
この機会に挑戦してみてください。
挑戦しがいのある骨太な一冊です。
◆読み応え十分!

あえて違う考え方をしろ
ジェラルド・ザルトマン SBクリエイティブ 2026-4-1
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■【要約】15個の抜粋ポイント
●オープンマインドの6行動
(1)「まじめな遊び」の精神を育む
(2)無知と友になる
(3)適切な問いを立てる
(4)好奇心に浸る
(5)パノラマ思考を使う
(6)曖昧さを歓迎する
謙虚さ、勇気、規律ーーーこの3つの性質(または価値観)は、オープンマインドの6つの行動をサポートして強化してくれる。
さらに、これらの価値観と「まじめな遊び」は、相互に支援する関係にある。
重要なのは何をやるかではなく、どんな価値観と心構えでそれに臨むかだ。
自分が感覚か知識のどちらで判断しようとしているのかを見極めるよう努力しよう。
知識と無知は、双方で定義した境界線を共有している。
片方なしに、もう片方だけを手に入れるのは容易ではない。
良い問いかけと良くない問いかけの差は、意思決定の面で価値があるか、つまり判断の参考になるかであって、答えが簡単に見つかるかどうかではない。
問いかけを使って過ちに気づきたいときは、データと思い込みの2つに的を絞るといい。
好奇心はぜいたく品でもなければ、余裕があるときにだけ浸るものでもない。
必需品だ。
「どうして?」とか「もし・・・だったら?」と問うときは、好奇心が味方になってくれる。
●パノラマ思考の3つの主な効用
効用1:好奇心が刺激される
効用2:ウォーミングアップ的なアイデアが生まれる
効用3:分野をまたいで類推し、メタファーを生み出すきっかけになる
パノラマ思考では、積極性も求められる。
他分野の考え方をただ想像するのではなく、自分から動いて話を聞きにいこう。
お店の厨房で手洗いの習慣を根づかせたいときに、幼稚園の先生に話を聞いたらどんな意見がもらえるだろうか。
曖昧さとは、明確さを欠く状態と定義できる。
解決が難しい問題の典型的な特徴でもある。
曖昧な状況を、これまでに得た知識だけでは理解できなかったとき、人は想像力に頼る。
欠けている部分を思い描き、”点と点をつなげる”クリエイティブな営みを行って、洞察や解釈に至ろうとする。
だからこそ、曖昧な状況は革新的な考え方をするチャンスになるのだ。
「重要な直感には、ある程度の合理性があるはずだという自信を持つことだ。その自信があるから行動を起こせる」。
「違いという難問」に直面したときは、”自分の意見よりも他者の意見の方が優れている可能性がある”ということを受け入れよう。
こうした謙虚さがなければ、無知に拍車がかかって「愚か」というもっとも悪質な変種が生まれるかもしれないからだ。
(1)適切なタイミングで振り返ること
(2)注意深く自己評価すること
(3)必要に応じて思考や行動を調整すること
これら3つの条件が満たされれば、正しい決断に至り、それを適切なやり方、適切なタイミング、そして適切な利害関係者のために実行できる確率が大幅にアップする。
洞察というのは与えられるものではなく、自らつかみ取るもの。
内省的な志向と社会的・情動的な意識に基づく賢い行動から得られる産物なのだ。
それだけに、手に入れるには謙虚さと勇気、規律が求められる。
■【実践】3個の行動ポイント
【2225-1】謙虚でいることを常に意識し、同時に実践できているか常に厳しく自己評価する
【2225-2】過ちに気づきたいときは、データと思い込みに的を絞って振り返る
【2225-3】想像だけで済ませるのではなく、自ら話を聞きに行くことを意識する
■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】あえて違う考え方をしろ
【著者名】ジェラルド・ザルトマン
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2026/4/1
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】思考、アイデア、発想力
【頁 数】488ページ
【目 次】
第1章 心とは何か?
第2章 まじめな遊びの精神
第3章 無知と友になる
第4章 「正しい発見の問い」を投げかけよう
第5章 好奇心という技術
第6章 パノラマ思考のすすめ
第7章 “冒険者精神”で曖昧さを歓迎する
第8章 賢いだけではまだ足りない
第9章 流体思考
▼さっそくこの本を読む

あえて違う考え方をしろ
ジェラルド・ザルトマン SBクリエイティブ 2026-4-1
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ジェラルド・ザルトマンさん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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