【書評:2223冊目】速効読書(石川和男)

【知識ではなく変化を目指す読書法】
時間管理の専門家で9つの肩書をもつ石川和男氏が、『速効読書』と題して、読書の価値はどれだけ行動を変えられるかだと提起し、ビジネス書を人生に活用し切る読書術を解説する一冊。

■書籍の紹介文

本を読んだとき。
読み終わった後に、あなたは何をしていますか?

 

本書は、「時間がないから本を読めないではなく、本を読むから時間が生まれる」という著者の確固たる信念のもと、現役世代が身につけるべき読書術を徹底解説する一冊。

 

共感しかない。
最初から最後まで「そうなんだよね〜」「おっしゃる通り!」のオンパレードでした。

 

読書の価値とは、その本に触れたことで自分の中で変化が起きるかどうかだとおもいます。
これはなにもビジネス書に限ったことではなく、あらゆるジャンルの本にもいえることだとおもっています。

 

小説を読んでいてふと出会った印象的な一文。
その一文に感化されて、しばらく連絡をしていなかった実家の両親に電話をかけてみた。

 

漫画を読んでいてふと目に飛び込んできた衝撃の一コマ。
その一コマの力を借りて、ここ一番もう一踏ん張りするときに力をもらっている。

 

人物伝を読んでいて思わず読む手が止まった一節。
なんでそこで止まったのかは説明できないけど、とりあえずノートに書き留めてみた。

 

なんでもいいのです。
本を読んだことによって行動の変化を起こすことさえできれば、その本を読んだ価値があなたにはあったのです。

 

行動の大小も関係ありません。
その本を読まなければ起こすことがなかったであろう行動が経験できさえすればOKなのです。

 

この行動の積み重ねが、徐々に徐々に人生を変える大きなうねりとなっていきます。
一見すると関係のない事柄が、あるとき、ガシャーンッと雷に打たれたようにつながるといったことが起き始めます。

 

この段階になると、あなたはもう読書の虜です。
次の変化へのきっかけが欲しくて、書店通いが日課となっていることでしょう。

 

この好転のスパイラルに乗るためには、なにより「本を読む」という行動の変化を起こす必要があります。
本書では、あなたができるだけスムーズに好転のスパイラルに乗れるよう、読書の心構えとコツがまとめられています。

 

何事も変化の最初というのが一番抵抗力の強い状態です。
ぜひ、本書を伴走者にしてみてください。

 

多くの本を読み紹介してきた身として、著者の読書への向き合い方は信頼できますし賛同します。
自信を持ってオススメできる良書です。

 

◆本を読むから時間ができる!

誰でもできて100%仕事の成果が出る 速効読書
石川和男 青春出版社 2026-5-22
Amazonで探す 楽天で探す

■【要約】15個の抜粋ポイント

「本を読む時間があるなら、目の前の仕事を片づけたい」
「読書が大事なのは分かっているが、今はそんな余裕がない」
実はこの考えこそ、仕事がいつまでも忙しいままで終わってしまう最大の原因です。

 

なぜ1日15分の読書は、無理なく続き、成果につながるのか。
3つのポイントでお伝えします。
①読書のハードルが一気に下がる
②「読む→気づく→行動する」の流れが生まれる
③自分と向き合う時間が生まれる

 

限られた時間とお金で、最大のリターンを生む自己投資は読書です。
なかでもビジネス書は、少ない投資でキャリアを爆進させる効率的な方法だと確信しています。
なぜなら、ビジネス書にはキャリアを伸ばす「3つの力」があるからです。
(1)「他者の成功法則」をショートカットできる力
(2)「行動の質と選択肢」を増やす力
(3)「継続的な成長」を生み出す力

 

たった一文でも、人生は変わる。
読書とは、量を稼ぐ作業ではありません。
自分に効く一文に出会うことです。

 

1冊の本を15分という限られた時間の中で1章や1項目など分割して読む。
そこから「実践したいこと」「心に引っかかったこと」「今の仕事に使えそうなこと」をひとつだけ探す。
見つけたら、そのコンテンツを味わうように読む。
「ここから何を持ち帰れるか?」「どんな行動を変えられるか?」、この問いを持ちながら読み、残したいと思ったコンテンツはノートに書く。
1つ見つけてノートに書き出す。
書いたノートを繰り返し読む。
これこそが、ビジネス書を読んだだけで終わらせないための読書術なのです。

 

目的を決めてからページをめくる。
同じ15分がまったく違う世界になります。

 

読書×脳(テレビなどの音声コンテンツ)→NG
読書×身体(エアロバイク・入浴・散歩)→OK
これを意識すると同じ読書でも、理解度と記憶力が大きく変わります。

 

読み終えた瞬間がゴールではありません。
行動を起こし、日常を取り入れ、習慣として定着させる。
そこまでやって、はじめて読書をしたといえるのです。

 

行動だけがアウトプットではありません。
考え方や前提が変わることも立派なアウトプットなのです。

 

教えることは、相手のためであると同時に自分自身の学びを完成させることでもあるのです。
読書の内容を人に伝えようとする。
その一手間が記憶の定着を何倍にも高め、仕事や人生のあらゆる場面で使える力へと変えてくれるのです。

 

積読はダメなのか。
速読は浅いのか。
熟読こそ正義なのか。
音読は意味があるのか。
私の結論は、読書術に絶対的な正解はありません。
すべての本を同じ読み方で読む必要はありません。

 

もし感銘を受けた本があれば、実施に会いにいくのも勉強になります。

 

私は書店で本を選ぶとき、次の5ステップで「立ち読みチェック」をしています。
①タイトル:今の自分の課題や関心に刺さっているか
②目次:「新しい視点」と「共感」はあるのか
③著者プロフィール:このテーマを書くにふさわしい経験や実績があるか
④はじめに:文章のテンポがよく、読み進めたくなるか
⑤おわりに:著者が本当に伝えたかった核心が感じられるか

 

以下の兆しが出たら、手放す勇気を持ちましょう。
<途中でやめるべき6つのサイン>
(1)リズムが合わない文体
(2)専門用語や横文字ばかりで理解が難しい
(3)「あり方」だけで、「やり方」がない
(4)著者の表現に自信がなく、断定せず曖昧
(5)難しいことを難しく書いていて、分かりやすくする工夫が見られない
(6)抽象語ばかりで使えない本

 

全部を理解しようとしなくていい。
一行でいい。
使えるものを身につけることができたなら、その読書は大成功なのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【2223-1】読書で得た”気づき”や”考え”を書きためるノートを用意する

【2223-2】「知っている」と思った事柄に対して「実践できているか?」と自問する

【2223-3】解決したい悩みを1つ持って、書店に行く習慣を持つ

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】誰でもできて100%仕事の成果が出る 速効読書
【著者名】石川和男著者情報
出版社青春出版社
【出版日】2026/5/22
オススメ度★★★★★
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード読書術時間術勉強法
【頁 数】240ページ
【目 次】
序章 なぜ忙しい人ほどビジネス書を読めるのか?
第1章 知識を成果に変える、最短ルート:1日15分読書術
第2章 「時間がない」からの解放!スキマ時間読書術
第3章 これをしないと意味がない!アウトプット読書術
第4章 積読・速読・熟読・音読…みんな違って、みんないい
第5章 こんな本は、読んではいけない&ビジネス書以外のオススメ

 

▼さっそくこの本を読む

誰でもできて100%仕事の成果が出る 速効読書
石川和男 青春出版社 2026-5-22
Amazonで探す 楽天で探す

石川和男さん、素晴らしい一冊をありがとうございました!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る