【書評:1367冊目】ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン(山口拓朗)

【「伝わらない」は矯正できる!】
プロライター・山口拓朗氏が、「ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン」と題して、伝え上手になれる40個の基本テクニックを指南する一冊。伝え方は、今からでも矯正できる!

■この本の紹介文

伝えるのが怖い・・・。
こんな感覚に襲われたことがありませんか?

 

本書は、実践するだけで劇的に「伝わる」ようになる『伝え方のキホン』を、40個のテクニックにして指南する一冊。

 

伝えるほどに、相手の眉間にしわが寄っていく・・・。
依頼したのに、後日「聞いてないけど?」と平然と返される・・・。
説明の途中なのに、「それで?どういうこと?」と急かされて慌ててしまう・・・。

 

このような経験がつづくと、伝えることが『恐怖』になってしまいます。
がんばった末に得られるのが『恐怖』では、やり切れませんよね。

 

そこで、本書で紹介されている40個のテクニックの出番。
あなたを苦しめる『恐怖』から救い出してくれます。

 

『恐怖』を取り除き、【伝える→伝わる】という本来得るべき”喜び”が得られるようにしてくれます。
まさに、テクニックを1つ1つ実践していくごとに、あなたの伝え方が矯正されていくのです。

 

生きていく上で、「伝える」ことは避けられません。
であるならば、「恐怖」に苛まれる時を、一刻もはやく”喜び”に変えてしまいましょう!

 

◆暗闇に光をさす「伝え方のキホン」

ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン
山口拓朗 すばる舎 2019-1-25
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■本がわかる!15の要約ポイント

相手に伝えるためには、はっきりと口に出し、重要な内容であればしっかり文章にしなければならないということ。
「言わなくてもわかってくれるだろう」「相手は当然○○してくれるだろう」という甘い考えは、今すぐ捨てましょう。

 

相手の反応に何か違和感を覚えたときは、「伝わりましたか?」「何かご不明点はありますか?」「○○の部分はご理解いただけましたか?」と、言葉で確認するのが鉄則です。

 

伝える内容は3〜5個に絞りメモに書き出すといい

 

一番わかりやすい伝え方のテンプレートが「結論優先型」です。
以下の順に伝えることで、明確で、理解しやすい話になります。
①全貌(どんな用件か?)
②結論(もっとも伝えたいメッセージは何か?)
③理由(そのメッセージの理由は何か?)
④詳細(どんな詳細か?)

 

ポイントは、意識的に「数字」や「固有名詞」を使うこと。
具体性が増すと、お互いの行き違いは減ります。

 

一文の目安は長くて60〜70字。
70字を超えたら「文章を分けることはできないかな?」「ムダな修飾語はないかな?」「主語と述語がねじれていないかな?」とチェックするクセをつけましょう。

 

メールでは「結びの言葉」も大切です。
結びの定番といえば「よろしくお願いいたします」ですが、このフレーズだけに頼るのは危険です。
(略)
相手に何かしらの行動を望むのであれば、”何を”「よろしくお願いいたします」なのか、具体的に書き添えるのがいいでしょう。

 

パワポを作るときには、とにもかくにも「わかりやすさ」を追求しましょう。
そもそもパワポは、「読ませる」ものではなく「見せる」ものです。
そのポイントは、3つ。
①文字は大きく
②色分けをする
③文章ではなく「キーワード」で伝える

 

「がんばります」と同時に拳をギュッとする。
「実は3つあります」と同時に3本指を立てる。
「可能性は無限大です」と同時に手を広げるなど、
話す内容に合った動きをつけることで、わかりやすさと信頼性が格段にアップします。

 

「おそらく」「たぶん」「〜のような気がします」などが口グセになっている自覚がある人は、今すぐ改めましょう。

 

アンテナが張られると、日常のあらゆる場面で、必要な情報が目や耳に飛び込んでくるようになります。

 

失敗したとき、落ち込み、立ち直れないこともあるでしょう。
でも、そのつらいときが、もっとも成長しているときです。
「伝え上手にまた一歩近づいた!」と気持ちを切り替えて、喜んでみてください。

 

伝え方を仕事の成果につなげるために、私が必ずしていることがあります。
それは、伝える前に「相手の反応を決める」という方法です。

 

「これはわかりやすい」「これは的確だ」「これは上手だ」という言葉や表現を見つけたときは、感心するだけではなく、メモをして、積極的に自分でも使ってみましょう。
すると、あなたの話に広がりと奥行きが生まれ、よりわかりやすく魅力的な内容になるはずです。

 

あなたの考えと違うことを言う必要はありません。
あなたの感情に嘘をつく必要はありません。
あなたの人間性を変える必要はありません。
大事なことは「あなたらしさ+伝える技術」のコンビネーションです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1367-1】伝える内容を、事前に3〜5個に絞りメモに書き出す

【1367-2】文章は、公開や送信する前に必ず読み返してチェックする

【1367-3】伝える前に、「相手の反応を決める」ことを意識する

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン
【著者名】山口拓朗著者情報
出版社すばる舎
【出版日】2019/1/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード文章力話し方ことばのチカラ
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 伝え方次第で、仕事のムダは9割減る!
第2章 まずおさえたい伝え方のキホン
第3章 ヌケ、モレ、ミスのない文章に仕上げるコツ
第4章 今より3倍伝わる! 意外と知らない話し方のテクニック
第5章 100%自信を持って伝えるために、すべき準備とは?
第6章 「伝える」から「結果を出す」へシフトチェンジ

 

この本が、あなたを変える!

ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン
山口拓朗 すばる舎 2019-1-25
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山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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