【シェア読書:1141冊目】マネタイズ戦略(川上昌直)

【ビジネスは、組み合わせだ!】
実践派の経営学者・川上昌直氏が、マネタイズの視点を加えることで、ビジネスはより進化するとし、8つのビジネスケースをもとにマネタイズ戦略を解説する一冊。すべての人、必見!

■この本の紹介文

あなたのビジネス。
利益は、満足のいく水準ですか?

 

本書は、「顧客満足」と「利益」を両立させることでビジネスは進化すると提起し、8つのビジネスケースを紐解きながら、マネタイズ戦略を解説する一冊。

 

顧客満足を追い求めると、マネタイズがおざなりになる。
マネタイズを追い求めると、顧客満足がおざなりになる。

 

このジレンマを両立させるのが、この本でまとめられている『マネタイズ戦略』です。
顧客満足とマネタイズを両立し、最大化させるための要諦がまとめられています。

 

テスラモーターズやネットフリックスなど、身近な8つのビジネスケースを分析しているので、とても楽しく読むことができます。
だから、この企業は今勢いがあるんだ!ということがわかります。

 

そうした事例を分析することで、マネタイズ戦略の重要性が理解できます。
また、マネタイズ戦略がハマったときの威力を知ります。

 

ビジネスに関わるすべての人に。
マネタイズ戦略は、身につけておくべきです。

 

◆顧客満足と収益化をいかに組み合わせるか。

■本がわかる!15の要約ポイント

企業価値創造は顧客への価値提案とマネタイズによって完結する。
あなたのビジネスが、どちらを先行して考えようとも両者の融合は不可欠だ。

 

テスラのビジネスは、価値提案の先進性だけでなく、それを顧客の自分事にするマネタイズが融合することで成立している

 

利益を必要最低限の基準と考えていれば、「儲けなくていい顧客・商品・場」などが見えてくるのだ。

 

顧客価値とマネタイズを一致させるには、存続に必要な利益(ボトムライン)から定義して、必要な売上高を定義するボトムアップ・アプローチが有効である。

 

ものづくりで敬遠され始めた「売り切り」も、業界を変えれば革新的なマネタイズに

 

ユーザーの定額課金から成り立つネットフリックスは、すべての価値提案がユーザー・ファーストで行われる。
それを実現していることが、ネットフリックスが勝ち残っている理由でもある。

 

ましてやテレビのリモコンの好位置にネットフリックスがいる限り、テレビ局にとっては常に脅威であり続ける。
マネタイズのあり方は価値提案に違いをもたらす。
ネットフリックスのビジネスを見ていると、それが顕著であることがわかる。

 

コモディティに価値をつける「ストーリー」をつくれないか

 

ビジネスを分析する際は、マネタイズの特徴以上に、徹底した顧客の目線に立つことが重要である。

 

サブスクリプション(定期課金)にすることは、ユーザーと長く付き合えるようになる半面、目の前の売上を大きく落とすことにもなりかねない。

 

収益が最高潮であるときほど、次のマネタイズ法を検討する必要がある。
そのプロダクトが最も稼ぎときは、すでにピークを迎えている可能性が高い

 

一見、事業会社とは縁遠いように思われるエンタテインメント企業であるが、その価値創造とマネタイズの方法論こそ、事業会社が取り入れるべき

 

社会で起こりうるさまざまな困難を自分の頭で考え、そして解決し、さらに新たな問いを自分で見つけていく。

 

通常のサービスに課金をしないという決定もまた、マネタイズの考え方である

 

顧客に価値提案をしながらも、どのように利益を獲得するのかを決定するのがマネタイズの本質である。
そのため、マネタイズの巧拙が、優れた価値提案として顧客に認識されるかどうかを、最終的に決定することになる。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1141-1】自分のビジネスの顧客への価値提案を考える

【1141-2】自分のビジネスの顧客へのマネタイズを考える

【1141-3】価値提案とマネタイズを両輪で考える

 

■ひと言まとめ

マネタイズは、ビジネスを切り拓く武器!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】マネタイズ戦略ー顧客価値提案にイノベーションを起こす新しい発想
【著者名】川上昌直
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2017/12/7
オススメ度★★★☆☆
こんな時にビジネス理論を深めたいときに
キーワードビジネス理論問題解決ビジネスモデル
【頁 数】216ページ
【目 次】
プロローグ なぜ、マネタイズが重要なのか?
第1章 価値提案のイノベーションをマネタイズで補完する テスラ
第2章 地域コミュニティをマネタイズで表現する ピーターパン
第3章 思いを貫くために非常識なマネタイズに挑む LDK
第4章 マネタイズ革新で顧客を魅了し続ける Netflix
第5章 マネタイズの変革が新たな価値提案を発見させる デアゴスティーニ
第6章 マネタイズ先行でビジネスの大転換を図る アドビシステムズ
第7章 マネタイズと価値提案のつながりが創造性を強くする マーベル
第8章 マネタイズの枠組みを超えて世界を変える Ecole42(forty two)
第9章 マネタイズは顧客への価値提案と結合してブレークスルーを生む

 

この本で、あなたは変わる!

 

川上昌直さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

 

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