【シェア読書:1049冊目】007(ダブルオーセブン)に学ぶ仕事術(尾藤克之)

【最強スパイに学ぶ仕事術】
コラムニスト・尾藤克之氏が、ブラック企業やうつ病など暗い話題が多い働き方について、007ジェームズ・ボンドの振る舞いを通じて問題提起する一冊。極限を生き抜く24の知恵とは?

■この本の紹介文

007シリーズのジェームズ・ボンド。
あなたは、どんなイメージをもっていますか?

 

本書は、007シリーズ24作品のエピソードを軸に、会社組織の中で勝ち残るための24の知恵を、臨場感のあるストーリーを通して指南する一冊。

 

著者は、ジェームズ・ボンドの3つの特徴をあげています。
(1)周囲が驚くくらい仕事が速い
(2)どんな仕事も引き受ける
(3)最後まで明るくあきらめない
あなたのもつイメージと比べて、いかがでしょうか?

 

この本は、ジェームズ・ボンドの孫、ジェームズ・一郎・ボンドを主人公に、彼が日本の企業でのし上がるべく奮闘するストーリー仕立てになっています。

 

本家ジェームズ・ボンドのエピソードを著者視点で解説しながら、奮闘の中で現れる「見えない敵」をどう乗り越えて組織で生き残っていくのかを考えさせられます。

 

「嫌だったら転職すればいい」
「好きな仕事をして生きていけばいい」
会社組織を「アンチ」とした論調が目立つ中で、組織の中でどう戦いどう生き残るかをエネルギッシュに書き上げています

 

「会社に疲れたな」
「このままでいいのかな」
こんな風に仕事に対するモチベーションが上がらない人に、特にオススメです。
ジェームズ・ボンドほど、死ぬ気で仕事と向き合っていますか?

 

◆007にみる、組織で生きることの意味。

■本がわかる!15の要約ポイント

スーツが高価である必要性はない。
オシャレである必要性もない。
シンプルで清潔感があることが大切なのだろう。

 

SNSが普及した結果、自分の名刺に、ホームページやブログのURL、ソーシャルメディアの情報まで記載している人がいるが、あえて情報を載せないことで、より良く、より強く、自分を印象づけることもできるのだ。

 

ある論点があってそれが正論だとしても、相手を追い詰めるような言い方しかできないのであれば、それは人間としての器の大きさに原因がある。

 

評価されるための努力は、人に好かれる技術を身につけることにも通じる。
もし評価を気にするのであれば、そこまでやらなければいけないだろう。

 

あなたが、上司の無礼講を真に受けていたとしたらそれは大きなリスクであることを理解しなければいけない。
部門の慰労会とは社員を慰労する場ではないからだ。
上司が自らの顕示欲を誇示し再確認する場である。

 

ビジネスでは相手に衝撃を与える厳しい決断を迫る場合があるかも知れない。
仮にそのような厳しい決断であっても、最大限相手に配慮することが根回しである。

 

明確に言えることは、上司を喜ばすスキルをもっている人で出世しない人はいないということである。

 

上司には役職者としてのメンツがある。
メンツは簡単に覆すことはできない。
プライドの高い上司ならなおさらである。
部下も上司とうまく対峙するためのパフォーマンス術を身につける必要があるだろう。

 

謙虚になって、手柄を上司に譲ってしまえば「ソツがない=気が利く」と思わないだろうか?

 

お金は大切に使わなくてはいけないし、お金のありがたみを身に染みて実感することは大切である。
結局、財布は使いやすい形で、分相応であることが望ましいといえる。

 

「いまの担当者とはうまくいっているから大丈夫」というあなたは要注意だ。
いまの担当者が異動したり退職したらどうするのか。
いまのビジネスを上手く展開させるためにも、常に状況判断力を養うことは大切である。

 

全体を見渡すために必要なことは、まわりのメンバーのもつ知恵や情報を活用する能力である。

 

くれぐれも表面上の情報に惑わされないこと。
そのためには情報ルートが大切であることも忘れてはいけない。

 

顔を合わせたら挨拶をする、また廊下ですれ違ったら挨拶をする。
ある程度、顔を覚えてもらって親しくなったら、普通にメールを送信するなどしながら情報を提供すればよいだろう。

 

「役立つ存在」になるために努力するということは、組織を生き抜くための処世術でもある。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1049-1】シンプルで清潔であることを心がける

【1049-2】あげた手柄に執着しない

【1049-3】関わる人の「役立つ存在」になる

 

■ひと言まとめ

自分の中の仕事という存在を再定義しよう!

 

目を酷使して、疲れ目になっていませんか?

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】007(ダブルオーセブン)に学ぶ仕事術
【著者名】尾藤克之
出版社同友館
【出版日】2017/9/5
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方問題解決マインド
【頁 数】241ページ
【目 次】
第1章 ジェームズ・ボンドへの道は、入社5年目の怒りから始まった。
第2章 異動した花形部署には、新たな敵が待ち構えていた。
第3章 敗戦処理、裏切り。ブラックな上司との死闘の果てに。

 

この本で、あなたは変わる。

 

尾藤克之さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

■こちらの情報もご覧ください!

著者の「アゴラ」サイトはこちら!

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働き方に迷ったときはこちら!

 

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コメント

  1. 米山さま

    お世話になります。

    この度は素晴らしい記事をありがとうございました。
    私以上に、深い洞察。もしや「ボンドフアン」ではないでしょうか?

    拡がりに期待ができそうです。
    心より感謝申し上げます!

    尾藤克之

      • 米山智裕
      • 2017年 9月 16日 11:13pm

      尾藤様

      コメントありがとうございます!

      映画が好きなので、ボンドシリーズも大好きです(笑)
      本文中に出てくるシーンも、「あ〜、あのシーンのことだ」と楽しませていただきました(^^)

      素晴らしい一冊をありがとうございました!

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      米山智裕

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