【シェア読書:759冊目】課長の「ほめ方」の教科書(船見敏子)

【職場の空気を変える「ほめ」効果】心理カウンセラー・船見敏子氏が、職場のメンタルヘルスには”ほめること”が最適と紹介。職場を束ねる課長こそ学ぶべき心理テクニックと著者独自のノウハウがつまった教科書。

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1分間紹介文
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最近、あいつ成果を出しているな。
「ほめるべきか?」「いやいや、調子にのるだけか?」
こんな風にデスクで平静を装って葛藤しているなら、この本を開いてみよう。

 

著者は、船見敏子さん。
心理カウンセラー。メンタルヘルスコンサルタント。
株式会社ハピネスワーキング代表取締役。インタビュースキル向上を目的にカウンセリングを学んだことがきっかけで、カウンセラーに転身。これまでにおよそ85,000人のメンタルサポートに関わる。

 

本書は、メンタル不調者が増加する現代社会への処方箋として、著者が85,000人のメンタルケアから導き出された結論として「ほめること」を推奨する一冊。心理テクニックと独自のノウハウをベースに「ほめ方の技術」を体系的にまとめあげている

 

一生懸命生きているのに、なぜメンタル不調を人は起こすのでしょうか?
また、メンタル不調を起こさないようにどうマネジメントすればいいのでしょうか?

 

こう考えたときに、あなたはふと気づくだろう。
「メンタルケアの方法を教わったことがない」という事実に。

 

本書は「知識」と「テクニック」がバランスよく配されている。読み終わることには、明日の職場から実践できるメンタルケアの勘所が理解できていることだろう。

 

メンタルケアに、なぜ「ほめ」のスキルが効果的なのか。
そのことをきちんと理解させくれる、よくできた教科書だ。

 

お互いが「ほめ合う」空間。
単なる理想ではなく、明日の職場に築きましょう!

 

B759

 

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本のエッセンスがわかる15のポイント
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最初は口先だけでもいいのです。まずは自分からほめてみてください。ほめて負けるということはありません。「ほめ」は人のためならず。必ず、その言葉は巡り巡っていい結果として自分に返ってきます。そう、「ほめるは勝ち」なのです。

 

ほめられると誰だって、嬉しい気持ちになります。心にポッと灯りがともったような、そんな気分になるはずです。「認めてもらった」と感じるからです。
認めてくれた相手には、誰もが心を開こうとします。

 

目標を達成したときには「ほめる」ことを忘れずに行いましょう。それが、楽しさ、喜び、そして自信に変化していきます。達成+「ほめ」はモチベーションをグンと高めます。

 

ほめるということは、「素敵!」「すごいな」と感じた”心”を贈るということ。感じた心というギフトをいただいたということ。それを拒否する理由はありません。

 

●メンタルヘルスケア対策の基本は「4つのケア」
①セルフケア
②ライフによるケア
③事業場内産業保健スタッフ等によるケア
④事業場外資源によるケア

 

心の病気を予防するためには、脳を元気にすること。そのための着実で確実な方法が、生活の質を上げることなのです。
食事、睡眠、運動、休養。この4つの質を見直してみましょう。

 

●代表的な「ストレスサイン」
・遅刻、早退、欠勤が増える
・仕事の能率が落ちる
・不注意によるミスが目立つ
・あいさつや会話が減る
・イライラしている
・身だしなみが乱れる
・眠そうにしていることが多い
・顔色が悪い
・笑わなくなった

 

「ほめ」にも過去形、現在形、未来形があります。それぞれ効果が異なりますので、覚えて使い分けましょう。

 

何か大変なことを乗り越えたとき、「すごいですね」と言われるのと、「どうやって乗り越えたんですか?教えてください」と質問されるのと、どちらが誇りを感じるでしょうか?おそらくは、後者ですよね。

 

相談するということは、相手を信頼しているということ。信頼できない相手には、相談をもちかけませんよね?相談するという行為は、「あなたを信頼しています」という相手へのメッセージです。あなたは信頼に値する人だとほめていることにもなるのです。

 

ほめグセをつけることが、ほめ上手への第一歩です。
(略)
自分をほめること!まずはこれを徹底的に練習しましょう。
毎日最低1回、自分をほめることを自分に課してください。

 

相手のいいところを書いたら必ず自分のいいところを書くーほめ相撲は、自分で気づいていなかった自分のよさに気づくワークでもあります。人間関係は鏡。人は、相手の姿を通じて、自分のことを見ています。ということはつまり、相手の中に見出した「いいところ」は、実はあなたの「いいところ」でもあるのです。

 

人の長所と短所は表裏一体です。

 

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これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【759-1】ほめ1回を1ポイントにして、ゲーム感覚でほめる回数を増やす

 

【759-2】些細なことで相談することを心がける

 

【759-3】自分を1日1回ほめる。ほめた箇所を書き出して記録する。

 

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今回のまとめ
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ほめることは、人間関係の潤滑油!

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】課長の「ほめ方」の教科書
【著者名】船見敏子
【出版社】左右社
【出版日】2016/6/30
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー指導力職場環境
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 課長の「ほめ」が職場を救う
第2章 職場を守る「積極的メンタルケア」の方法
第3章 すぐに結果が見える効果的なほめ方18
第4章 ほめべた課長のための「ほめワーク」
《50音順》ほめ言葉辞典

 

気になったら、今すぐお手元に!
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船見敏子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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