【書評:688冊目】挑戦のススメ(堀木エリ子)

【「できる」に執着する!】
手漉き和紙作家・堀木エリ子氏が、『挑戦のススメ』と出して、和紙という伝統の世界を守りつつ、革新をし、未来へと繋ぐ「志」で歩んできた半生を記する一冊。「できる」に執着しよう!

■書籍の紹介文

覚悟をもって生きていますか?
「はい」と答えられるでしょうか。

 

本書は、経験ゼロ・知識ゼロの高卒OLから「伝統」の手漉き和紙の世界に入った著者が、28年間に及ぶ和紙作家の歴史を振り返りながら、仕事観や人生観を紡いだ一冊。

 

・「好きを仕事に」より「仕事を好きに」
・「できない」を捨てれば、「できる」しか残らない
・天職とは、目の前の仕事に生涯をかけて取り組む「決心」と「覚悟」

 

このように、凛としていて力強い言葉に溢れた一冊です。
言葉を1つ1つ咀嚼していくうちに、「自分はどうだろうか」と自然と自問させてくれます。

 

「何をしたらいいかわからない」
「自分には何が向いているか模索中」

 

こうした”自分探し”がいかに不毛かを思い知らされます。
と同時に、挑戦する気持ち、決心する気持ち、覚悟をもつ気持ちを呼び覚まします。

 

本書に勇気をもらいながら、「できない」「無理」をどんどん捨てていきましょう。
「できる」しか残らないまでに。

 

「よし、自分もやるぞ!」と挑戦する空気が湧いてくる良書。
かならず読んでください。

 

◆挑戦は人を美しくする。

挑戦のススメ
堀木エリ子 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2016-1-31
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■【要約】15個の抜粋ポイント

パッションを傾けるべき対象がないから自分は情熱的になれないのだ、という人がいるとしたら、それはただ、「自分はこの仕事に生涯をかけて取り組む」という決心や覚悟を持って向き合っていないからにすぎない。
「生涯」という考え方が難しければ「三年間は人生をかけて取り組む」という覚悟でもよいのだ。

 

制約があるからこそ、嫌だと思っていたことの中に好きなことが見えてきたり、不可能だと思うことの中から、なんとか可能にする方法を考えることができるのだと思う。

 

わたしがやりたいことは。
わたしが好きなのは。
わたしが、わたしが……。
それを言っているうちは、何歳であっても、子どもだ。

 

漠然と文句を言っているうちは、ただ、目の前のことに一生懸命取り組むことから逃げていると言われてもしかたないだろう。

 

不思議なことに、自分の生きる道を語り、目指す方向を言葉にしていると、自然とそのとおりになっていくものだ。

 

「できるかな、できないかな」と思ったときは、「できない」を捨てる。
そうすると、「どうすればできるのか?」と考えるしかなくなる。
「できる」という前提で進めていくことになる。
すると、結局、できることになる。

 

個人の人生も、世界を変えた技術革新も、誰かの「できる」という前提によって生まれ、前進してきた。

 

人生は、毎日の小さな選択の積み重ねでもある。
何事も「できる」前提で思考を拡げ、まず行動する。
その行動が、そのあらゆる選択に影響を与え、人生を変えていくのだ。

 

何か要望があったとき、それに対する応え方次第で、進歩もすれば、後退もする。

 

不都合が見つかったら、チャンスだ。
プラスの効果に変えていく方法を考える。
すると、それが新しい発想になる。

 

「どうすればできるか」も、「何ができないのか」も、知らなかった。
だから、試してみるしかなかった。
無知こそが財産だった。

 

自分に「つもり」があろうがなかろうが、意味がない。
実行していないことは「言い訳」にしかすぎない。

 

わたしが生きるために、わたしの細胞すべてが活きようとしているのを実感した。
人間は、生まれた瞬間から死に向かって生きているのではない。
すべての細胞は生きるために活動している。

 

いま目の前にいる人の要望に応えていく。
その人の期待以上の形で応えていく。
前例のないものに挑戦し続ける。
それが、時代や社会の要望だと思うからだ。

 

日々、小さな挑戦をしているものの、いつのまにか固定観念にとらわれていないか、自分自身を小さな枠の中に閉じ込めてはいないか、という検証をする。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【688-1】自分がどうしたいか、どうなりたいかをどんどん発信する

【688-2】「できる」「できない」を悩んだ時は「できない」を捨てる

【688-3】目の前にいる人の要望を期待以上に応えることに全力を尽くす

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】挑戦のススメ
【著者名】堀木エリ子著者情報
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2016/1/31
オススメ度★★★★★
こんな時に他人の生き方に触れたいときに
キーワード生き方働き方自分事
【頁 数】205ページ
【目 次】
第1章 天職とは、覚悟だ
第2章 「できない」を捨てる。すると、「できる」しかなくなる
第3章 利己から利他に

 

この本が、あなたを変える!

挑戦のススメ
堀木エリ子 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2016-1-31
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堀木エリ子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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