【シェア読書:546冊目】成金(堀江貴文)

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【成り金のススメ!】堀江貴文氏が書き下ろした話題の経済小説「拝金」の続編。物語の舞台は1999年、渋谷へ。IT勃興期を駆け抜けた男たちの野心を圧倒的リアリティで描く、まばゆくも壮絶な青春経済小説!



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書籍情報
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【書籍名】成金
【著者名】堀江貴文
【出版社】徳間書店
【出版日】2011/2/16
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】起業・副業を考えたときに
【頁 数】245ページ
【目 次】
第1章 謎のチーム
第2章 悪貨
第3章 裏切り
第4章 決戦前夜
第5章 交渉
第6章 奇跡
第7章 フェイク
第8章 アバター

 

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本書を読む理由
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・書店でふと目にして自然に手に取ったため

 

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1分間紹介文
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「成金」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
目を閉じて、思いつくままに声に出してみてください。

 

著者は、堀江貴文さん。
実業家、著述家。元ライブドア社長。日本初の個人キュレーション「ホリエモンドットコム」など、現在も様々な活動・提言をし続けている。

 

さて、いかがでしょうか。
「成金」に対するあなたのイメージを整理できましたか?

 

本書は、前著『拝金』の続編として公開された一冊。前著同様、フィクションのようでノンフィクション、ノンフィクションのようでフィクション。なんとも不思議な空気感に仕上がっている。前著よりさらに前の時代に設定されてストーリーは展開される。

 

ストーリーは、
PCオタク、元カリスマ青年実業家、女子大生…個性的な面々が揃う“チーム・AKKA”。彼らは天才プログラマー・堀井健史のもと、新興IT企業を巧みにまるめ込み、資産の一部を中抜きしていた。最終目標はITベンチャーの雄、株式会社LIGTH通信の乗っ取り。携帯電話の販売代理店事業を全国展開し、創業10年あまりで時価総額5兆円の大企業へと登りつめた、ITバブルの象徴的存在だ。史上最大の下克上。チーム・AKKAは勝利を手にできるか。

 

ちなみに本書での「成金」とは、あなたが想像したであろう「成金」とは違う。
将棋の「歩」が前へ前へ進み敵陣に入った時に、「金将」に変わる「成り金」がその意味として使われている。

 

前著を読み、本書を読む。
本書を読み、前著を読む。

 

読むほどに、味がでてきそうな、そんな一冊だ。

 

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Key Phrase(15の気に入った一文)
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価値のあるのは、ま、使える人間って言い換えてもいいけど、金でしか動かない本当のプロフェッショナルか、金では動かない最高のアマチュア

 

人は自分の信じたいことを勝手に信じ込む

 

ITの本質は無料にある。フリーソフト、オープンソースだ。サービスは従量制ではなく定額制で行われるべきであり、使い放題であるべきだった。だからこそITのビジネスモデルで真に問われるのは、提供するソフトやサービス以外のところで儲けを出す仕組みそのものにある。

 

(グレシャムの法則:悪貨は良貨を駆逐する)
「昔は金そのものが『お金』として流通していた。でも、価値があるものに対しては、いずれそのまがい物が出てくる。そしてそのまがい物は、さらに劣等なまがい物を召喚する。悪貨はさらなる悪貨によって駆逐されながら、どんどん粗悪化していき、最後は金がまったく含まれない『お金』がはびこる。わかるかい。紙幣の誕生だよ」

 

立ち止まれば、負けなのだ。走り出せば走り続けるしかなかった。ゴールを迎える前に倒れるか。倒れる前にゴールを迎えるかー。

 

勝てるのか、じゃない。勝つんだよ。

 

いまいる場所は、小さな水溜りの世界にすぎない

 

どんなに厳重に守っても情報は奪われるものなんだ。だが、厳重を期せば、相手は情報略取の代償として『時間』を失う。そしてな、私らの仕事はその時間が何より貴重なんだ。情報それ自体を守るのではなく、相手により多くの時間を消費させる。それが情報戦で勝つコツだよ。

 

「成金」を成金趣味と揶揄するニュアンスではなく、将棋の「歩」が敵陣で「金将」となる成り金という意味で使っていた

 

悪は憎しみからは決して生まれはしない。どんなに●●を恨み、つらみ、悪意を持とうが、悪にはなれない。悪は、実績なのだ。悪は、知恵なのだ。悪は、経験なのだ。修羅場をかいくぐり、生き残ったものだけが得られる強さを、悪、というのだ。

 

国内のみならず世界の主要なIT企業は、ぼろくて狭い空間(ガレージ)で産声を上げてきた。
ビル・ゲイツのマイクロソフト、スティーブ・ジョブズのアップル。世界に冠絶するIT企業のトップたちはその風景を知っている。ほかならぬ彼ら自身がほんの数十年前にガレージで立ち上げたのだから。

 

ITだけなのだ。間違いなく経営者の9割近くがガレージを知っている。そんな業界はほかには存在しない。

 

目的に合致するからといって、納得できるかどうかは別の問題

 

いま巷には、政治や経済をはじめ暗いニュースがあふれているけど、実は僕たちは、新しくておもしろい時代の真っ只中にいる。ありえないことなど「ありえない」、そんな世界で生きているということを忘れないでください。

 

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Take Action(実践ポイント)
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【546-1】立ち止まらない。常に前に進む

 

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今回のまとめ
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結果に悩むな、プロセスに悩め!!

 

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編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

眠い時は、思い切って気の済むまで寝る。
これ大事ですね(^^;

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

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今回紹介した本
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成金

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堀江貴文さん、ワクワクする一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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読了までの時間
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01時間11分。
通勤時間にて。

 



 

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