【シェア読書:543冊目】拝金(堀江貴文)

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【金儲けって結局なに?】堀江貴文氏が書き下ろした話題の経済小説。堀江氏が歩んだライブドア狂想曲・球団買収・メディア買収…の道。当時をオーバーラップさせて読むことで、「金儲け」を考えさせられる一冊!



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書籍情報
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【書籍名】拝金
【著者名】堀江貴文
【出版社】徳間書店
【出版日】2010/6/30
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】起業・副業を考えたときに
【頁 数】269ページ
【目 次】
第1章 邂逅
第2章 契約
第3章 起業
第4章 躍進
第5章 席捲
第6章 激闘
第7章 決着

 

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本書を読む理由
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・書店でふと目にして自然に手に取ったため

 

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1分間紹介文
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お金儲けってどういうことですか?
少し時間をとって、あなたなりの定義を考えてみてください。

 

著者は、堀江貴文さん。
実業家、著述家。元ライブドア社長。日本初の個人キュレーション「ホリエモンドットコム」など、現在も様々な活動・提言をし続けている。

 

さて、いかがでしょうか。
「お金儲けの定義」できましたか?

 

本書は、フィクションのようでノンフィクション、ノンフィクションのようでフィクション。なんとも不思議な空気感に仕上がっている。堀江さん自身のライブドア〜球団買収〜メディア買収の一連の出来事とオーバーラップしており、当時の舞台裏を覗いている錯覚に陥る。

 

ストーリーは、
年収200万円のフリーター優作はなぞのオッサン・堀井健史と握手を交わした。そこから彼の運命は大きく変わる。携帯ゲー事業を成功させ、さらにあらゆる金融技術を駆使。瞬く間に会社は売上500億円の大手IT企業に変貌する。人はそれを「ヒルズの奇跡」と呼び、優作は一躍時代の寵児に。快進撃はさらに続くかに思われた—–オッサンの無謀なミッションが下るまでは。

 

お金儲けって?お金?お金持ち?読み進めることで、自分のお金への姿勢が炙り出されるようで、怖いという感情が湧いてきた。

 

作中にある
お金持ちとは、欲しいものがたくさんあり過ぎるから、とりあえず金を稼いだ人のこと】(引用)
この表現、なんとも言えない存在感を放っている。

 

起業や金儲けを考えている人は、一読の価値あり。
文庫本も出版されているので、求めやすくなっていますよ。

 

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Key Phrase(15の気に入った一文)
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「優作、そんな目をするなって。高くないってクルちゃんが言ったのは、このシャトー・ディケムが物の価値と物の値段が釣り合っているからだよ。いいか、このワインは世界最高の逸品の1つに数えられるんだ。実際、作るのにはとても手間暇がかかっている。つまりね、もともと10万円の価値があるものが10万円で手に入る。だから、高くはないと言っているんだ」

 

「無味」という「美味」

 

「答えは見つけるもんじゃない。答えに導くんだ」
(略)
ゲームに勝つなんて簡単さ。
必ず自分が勝てるルールを作ればいい。

 

金の価値は交換したい個人の「欲望」でいくらでも変動する

 

「金持ちになるっていうのは、キャッシュをどれだけ動かせるか。そして、キャッシュを動かすには、会社を経営するのが一番ってことだ」

 

商売の極意はやりたいことをするんじゃない。やっちゃいけないことを、しないことだ

 

●オッサン直伝のビジネス初心者4カ条
1つ、元手はかけない
2つ、在庫ゼロ
3つ、定期収入
4つ、利益率

 

「答えは出ているんだ。あとは気づくだけさ」

 

「世の中、嫌いじゃないけど好きでもないという曖昧なことが多いんだ。金を払う行為というのは、その曖昧さを捨てて、好きって選択をすることに近い。曖昧なほうが何かと楽なのに、金を発生させると、途端に鬱陶しくなるんだ」

 

「僕らは別に聖人君子じゃないからね。稼いだら、遊べばいい。忙しいときは、無理して遊ぶくらいのほうがいいんだ。仕事が落ち目でヒマなときに遊びにハマると、苦しいことから逃げる場所にしかならない。仕事が順調で忙しいときは、遊びよりも仕事のほうが断然、楽しいだろう?だから本業に影響するほどハメは外さないものだ。そうやって遊んでおけば、誘惑や快楽に耐性ができるから、いざというとき下手を打たなくなる」

 

「世の中は弱者のほうが圧倒的に多い。弱肉強食の本質は、圧倒的多数の弱者を強者が喰らうことで成り立つ。人はライオンをサバンナの王と呼ぶ。だが、サバンナで最も多い動物はヌーやガゼルなどの草食動物だ。見方を変えれば、サバンナは草食動物の楽園でもある。いいかい、優作。弱者を見方につければ、そのパワーは強者に勝る」

 

物の値段は、物そのものではなく、誰が買えるかで決まる

 

金が醸し出す甘美な世界では、決して味わい尽くせないものが、確かに、この世には存在するのだ。
そんな俺たちを、人は、ひとまとめに、こう呼んだ。
拝金主義者、と。
そうさ、「拝金」だ。
欲にまみれて欲を突き抜けた男たちだけが名乗る、誇り高き異称だ。

 

きっと誰もが突き抜けられる

 

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Take Action(実践ポイント)
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【543-3】自分のサービスを誰が買ってくれるか考える

 

【543-2】忙しいときほど、遊ぶ予定を入れる

 

【543-1】自分が勝ちことで、自分が勝てるルールを考えてみる

 

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今回のまとめ
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あなたは、何のために金儲けしますか?

 

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編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

清々しい陽気で、気分が良い日が続いていますね♪
いつもより足取りも軽い気がするのは私だけでしょうか?
こんなときは自分の気分をうまくのせて、普段気乗りしないことにチャレンジしてみましょう!!

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

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■今回紹介した本
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拝金

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堀江貴文さん、楽しい一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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読了までの時間
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01時間00分。
通勤時間にて。

 



 

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