【書評:401冊目】起業失敗の法則(鈴木健介)

【失敗を疑似体験せよ!】
起業アドバイザー・鈴木健介氏が、『起業失敗の法則』と題して、起業の失敗は過去の失敗体験に学ぼうとしなかったからだと提起し、失敗をくり返さない「失敗の避け方」を指南する一冊。

■書籍の紹介文

成功体験と失敗体験。
聞くとしたら、どちらを聞きたいですか?

 

本書は、ビジネスをはじめる際にもっとも大切なこととして、失敗をくり返さない「失敗の避け方」を指南する一冊

 

成功したかったら、まず「やってはいけないこと」を知りなさい
これが本書のメッセージです。

 

人は、成功体験ばかりに触れてイメージをどんどん膨らませます。
しかし、大半の成功体験には数多くの”失敗体験”が隠れているのです。

 

だからこそ、目をつけるべきは”失敗体験”なのです。
どうすれば失敗を回避できるのか、失敗をどう乗り越えるのか、こここそが大事なのです。

 

書籍などで多くの失敗事例に触れて、失敗の疑似体験をする。
自分が考えるビジネスに当てはめてシミュレーションをくり返す。

 

すると、失敗の勘所が見えてきます。
ポイントが分かれば、対処も先手先手で打っていくことができます。

 

これから始めるぞ!というときに、失敗事例を学べ!というのは情熱に悪影響かもしれません。
ですが、失敗に目を向けられる冷静さこそ、必要だとおもいます。

 

起業を考えている人は、自分のアイデアをぶつけるために。
すでに起業している人は、これから転ばないために。

 

失敗の法則を、ぜひ吸収しましょう。
失敗は生かせる自分になるために。

 

◆失敗は成功の元。

起業失敗の法則
鈴木健介 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014-4-17
売上ランキング(公開時):60,722
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「やりたいこと」で起業してはいけない

 

客は、見つけるものでも作り出すものでもありません。

 

失敗しないためには、「客が待っている仕事」で起業して、あなたの存在を「客に見つけてもらう」ことが重要

 

自分に関わるすべての人が儲かっていることが、起業を企業に成長させていく基本

 

今の時流は何でしょうか?
大きく分けて、「我慢」「節約」「エコロジー」「健康」の4つがテーマ

 

起業は、勢いです。
知識ばかりたくさん詰め込んでも、行動を起こさなければ、成功することはできません。

 

普通は、利益率の高いビジネスを考えがちになりますが、大切なのは資金効率なのです。

 

家族や友人を保証人にするな

 

技術者の起業を成功させるのには、2つの重要なポイントがあります。
それは、「マーケットリサーチに長けたパートナーを得ること」と「そのパートナーの意見を優先させること」

 

「売れている店」よりも、大切にすべきは「売っている店」です。
「売っている店」とは、立地がよくない中でも経営努力をしている店です。

 

●「売っている店」の経営者の共通点
(1)新しい会社・商品に興味がある
(2)まず置いてみて、扱うか否かは自分ではなく客に決めさせる
(3)商品の勢いが落ちてきても一緒に改善策を考える

 

ビジネスにおいては、「相手の利益に貢献できる」提案であることが、成功させる第一要件

 

相手にリスクを感じさせるな

 

出入り業者を情報提供者に

 

聞いた話を誰もが、誰かにしゃべりたくなる言葉をつけるのです。
その言葉とは、「誰にも言わないでよ」

 

■【実践】3個の行動ポイント

【401-1】Win-Winの関係構築を大事にする

【401-2】大切な人達を保証人にしない

【401-3】相手に自分へのリスクを感じさせない

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】起業失敗の法則
【著者名】鈴木健介
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2014/4/17
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の起業力を磨きたいときに
キーワードビジネス理論稼ぐ力問題解決
【頁 数】232ページ
【目 次】
1 起業を考えたらまず知っておきたい「失敗の法則」
2 起業準備編
3 営業編
4 事業拡大編
5 経営者編

 

この本が、あなたを変える!

起業失敗の法則
鈴木健介 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014-4-17
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鈴木健介さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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