【332冊目】不安が力になる ─日本社会の希望(ジョン・キム)

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【不安はなぜ存在するのか?】日本は資本主義世界を超えた新しい世界への過渡期にあると提起し、到達しようとする過程で「不安」が人々に生まれていると説く。「不安」の先になにが待っているのか?考える一冊。

 

 

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■書籍情報
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【書籍名】不安が力になる ─日本社会の希望
【著者名】ジョン・キム
【出版社】集英社
【出版日】2013/7/17
【推薦度】★★★★☆
【目 次】
第一章・日本は沈んでいない
第二章・自分の人生は自らデザインする
第三章・世代を超えて調和する
第四章・美しく生きる

 

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介する一冊は【不安が力になる ─日本社会の希望

 

著者は、ジョン・キムさん。
作家。元慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。

 

あなたへの質問です。
「あなたは、日々の生活の中で不安を感じていますか?」

 

本書は、対話の本である。
キムさんが様々な視点をあなたに投げかけます。それに対して「自分はどう思うか」「自分ならどう考えるか」と脳に汗をかき対話をしながら読み進めるべき一冊。

 

【冒頭部引用】
 日本は衰退しつつある国家だー。多くの日本人がそのような感覚を抱いているようにみえる。しかし、日本は決して衰退などしていない。物質的な欲求の充足が幸福ではないということに、日本人は不安を感じつつも気づき始めている。成熟社会となった日本は、成長至上主義的な価値観から、世界に先駆けて抜け出し始めているのだ。人々が抱いている不安は、その過程の産物に他ならない。
 日本人が知らない日本の素晴らしさとは何か。 90年代のバブル崩壊直後に日本に留学し、米英独の大学に研究員として赴任、慶應義塾大学で教鞭をとった著者が、日本社会の希望と新しい幸福観について論じる。
【冒頭部引用ここまで】

 

答えや教えはありません。
考えることに耐えられる人だけが読んでください。

 

それでは、本編をはじめます。

 

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■本の抜粋ポイント
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行動しない態度だけを見ると、日本人は変わっていないように見える。
では、私は、日本人のどの部分が進化したと考えているのか。
それは、心のありようの進化だ。具体的にいうと、欲求の対象が進化しているのだ。
日本人は資本主義に支配された生活スタイルから抜け出し始めている。資本主義の価値観を超えようとしている。物質的な欲求に縛られなくなってきたのだ。

 

日本は今、成長をある程度犠牲にしたとしても、生活の質を考える余裕がある、世界の中でも稀な状況にある国になったのだ。

 

海外から来た知識人が、日本に対して共通して不思議に思うことがある。それは、なぜ日本人は自分たちの現状や未来に対して、こんなに不安を抱いているのかということだ。
もしかすると、その方が精神的に安定するためかもしれない。
未来は明るくないという不安を常に持っておくことは、未来に対する感情面での一種のリスクヘッジなのである。期待しなければ、裏切られることもないのだ。

 

自分自身を見つめ、自分の信念を自分で生み出す。そういった意味での個人主義を持たないと、これからの時代は生きていけなくなるだろう。

 

自分では動かしようのない不可抗力的な事柄や、理不尽な出来事に対していくら不満を持っても仕方がない。
そういう不満や怒りを持った瞬間に、自分の内面がどんどん腐っていく。

 

差異の一つひとつが、自分は何者で、またどういう人間になりたいのかを考えるきっかけに見えた。全てそれは学びや成長のための糧だったのだ。

 

考え方のフレームが一つ自分の頭にあると、自分のパーセプション(視界)は完全にそのフレームによって支配されてしまう。
そのフレーム自体を転換することができる、あるいは使い分けられる人は、どの状況に対しても適応できるプロフェッショナルになれる。

 

私が自分の思考力を高めるために心がけているのは、日常の中で相手を観察することだ。
会議の間、一時間ずっとしゃべらなくてもいい。その間、相手を深く観察することで、思考、感情、言葉、行動の四つで総合的にその人を理解することができる。

 

幸せとは何か、どうすれば幸せになれるのか。
日本でそう悩む人は多いが、私はまず自分で幸せを定義することからスタートするのを勧めたい。
世間で幸せだとされる事柄を満たすための手段ばかり考えている人とは、全く違う領域にたどり着くことができるはずだ。

 

自分自身の人生に責任を持って、欲望や所有を調整しながら生きていく。それが、物質的充足が満たされた時代に適応した、人間の一つのあり方なのではないかと思う。

 

平日は朝から晩までハードな仕事をこなし、土日は疲れて寝てばかり。家族と過ごす時間もままならない。
こんな風に時間の使い方が会社中心になっている人は、不安を感じる暇もないかもしれないが、自分自身を見つける時間もなかなかとれない。
仕事が忙しい人ほど、定期的に自分の時間の使い方を検証する姿勢が必要なのだ。

 

人生は有限である。どう生きるかを考えるとき、人は死について考えることを避けられない。
限られた時間の中で社会とどう関わっていけるのかを捉えなおす。社会の中で経験し、感じ、考え、培ってきたものを社会に対してどう還元できるのか。
社会への使命感を行動にうつすのだ。

 

目標を持ち、それと結びつけて自分をどう語るか。語りに説得力を持たせるために、自分は過去どういったことを努力し、どんな結果を出したのか。自分の能力に根拠を持つことが大事だ。

 

これからの社会に求められているのは、与えられた問題に答えを出せる人材ではない。
自分で問題をつくり出す人材だ。問題発見や問題設定ができる能力が重要になる。

 

客観的な意味での審美眼ではなく、自分にとっての美しさを判断する心を磨く。それが、自らの人生を彩り、豊かな生活へとつながっていく。

 

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■実践する効果があると感じたポイント
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●「自分の幸せ」を自分で定義し、書き出す

●自分の時間の使い方を書き出し、検証する

●定義した「自分の幸せ」に対して、現時点の「問題」を設定する

 

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■本のひと言まとめ
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どうすれば自分が幸せを感じられるのか。
ここに集中して生きられる時代を生きていることに感謝する。

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

 

今日は仕事帰りに、ゆったり飲み会を開催♪
こういう時間はとてもいいですね(*^^*)

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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不安が力になる ─日本社会の希望(ジョン・キム)
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キム先生、脳を刺激される一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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