【288冊目】機長の「集中術」(小林宏之)

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【ここ一番の集中力を身につけたい方向け】集中力とは自分の能力を適正に配分・集中させる力。JALで唯一すべての国際路線を飛んだ“グレートキャプテン”が教える、本物の集中力を発揮するための方法とは。

 

 

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■書籍情報
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【書籍名】機長の「集中術」
【著者名】小林宏之
【出版社】阪急コミュニケーションズ
【出版日】2010/3/27
【推薦度】★★★☆☆
【目 次】
Chapter1―集中力とは?
Chapter2―集中力の種類
Chapter3―集中力を阻害するもの
Chapter4―集中力を発揮する方法
Chapter5―集中力を発揮する際の落とし穴
Chapter6―どうしても集中できないときは
Chapter7―集中力とその周辺力

 

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介する一冊は【 機長の「集中術」(小林宏之) 】

 

著者は、小林宏之さん。
乗務歴40年。JALで唯一すべての国際路線を飛んだ“グレートキャプテン”。

 

あなたへの質問です。
「あなたは、ここ一番のときに集中する術を身につけていますか?」

 

【集中力とは自分の能力を適正に配分・集中させる力。】

 

パイロット。
あと巨大な鉄の塊を操り、目的地へと飛び、人を運ぶ仕事。
安全、それは当たり前。
但し、その安全を支えているのは、人間。

 

そして、その仕事に欠かすことのできないもの。
それが、「集中力」である。

 

説得力の違う一冊。

 

それでは、本編をはじめます。

 

 

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■本の抜粋ポイント
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人間の能力には、それほど差はないが、結果には大きな差がついている。要因の一つが、集中力だ。仕事でも人生でも良い成果を得たいなら、能力を最大限に活かせる集中力を身につけることだ。

 

集中力はスキルだ。スキルである以上、何歳になっても伸ばすことができる。60歳を超えてなお、世界中を飛び続けてきた私がそれを証明している。

 

与えられた仕事や目の前にあることを、好きだ、と自分に言い聞かせ、コントロールすることだ。そして、何でもいいから面白さや、やりがいを見つけ、徐々にその数を増やしていくのだ。

 

集中しているときは、過去のことや、未来のことを考えたりすべきでない。今、ここに集中するのだ。「今、ここでしかできないことに集中するのだ!」と自分に言い聞かせることが大切だ。

 

集中力を発揮するには、目的意識や目標が必要だ。集中力は、目的意識の強さと比例するのだ。飛行機の運航でも、目的地が決まっているからこそ、状況に応じた集中力が発揮できる。それと同じだ。

 

ただし、目標には期限が必要だ。短期、中期、長期という期限を設けるのだ。これを設けないと、つい先延ばしにしてしまい、なかなか集中できない。

 

できても、できなくても、中途半端でもいい。絶対に期限を守るという習慣を身につけていくことだ。これが、集中力の向上と、仕事の効率化につながってくるのだ。

 

集中力は、体調と最も深い関係がある。体調管理には、睡眠をしっかりとることだ。そして、意識的に感謝の気持ちをもち、適度にリフレッシュをして疲労を回復させ、免疫力を高めることだ。

 

脳が活性化すれば、それだけ集中力を発揮しやすくなる。正しい姿勢をとると、脳が正しい考えを抱きやすくなり、血行も良くなる。結果的に健康増進になるのだ。

 

睡眠不足があると、注意力、集中力、記憶力、知覚、計算力、意志決定力、警戒心に減退が生じる。

 

大切なのは、十分な睡眠をとることや、疲労が蓄積しないように、合理的な仕事の配分や自己管理を行なうことだ。それでも人間なので、寝不足や疲れが溜まるときがある。
そんなときは、集中力が低下していることを認識した上で、ひとつひとつ、意識して確実な作業を行うことだ。一緒に仕事をする者同士、互いに声を出し合い、カバーし合うことも良いだろう。

 

集中の第一歩は、自分が達成したいことを、できるだけ具体的にイメージすることだ。実現の確率は、どれだけ具体的にイメージできるかに比例する。

 

集中力を発揮するには、それを妨げる要因を、勇気をもって捨てる習慣をつくることだ。たとえば、携帯電話やインターネットは便利なツールだが、集中力を阻害する。

 

自立心は、集中力の発揮と大きな関係がある。自主的に何かをやるのと、人から言われてやるのとでは、必然的に集中力に大きな差が出るからだ。

 

とはいえ、日常生活では、人から言われてやらされる場合も多い。それでも、自律心をもって、集中力を発揮するには「自分は会社や社会、国に何ができるか」という発想で仕事をすることだ。

 

一般に情報は、目からが70~80パーセント前後、耳からが15パーセント前後と言われている。特にパイロットは、目と耳からの情報をいかに処理するかで、操縦技術、運航の成否、安全性に影響する。

 

だから私は目と耳の訓練を怠らない。視力トレーニングのひとつとして、近くと遠くを交互に見て、瞬間的に焦点を合わせて、目の筋肉をほぐすことをしている。

 

また、聴力トレーニングのひとつとしては、電車の中で、物音だけ、女性の話し声だけ、男性の話し声だけを聞き分けたり、声だけで年齢層を判断したりする。これは瞬間的に集中する訓練にも役立つ。

 

このように、集中力は、生まれながらの才能でも、特別な能力でもない。明確な目的意識を持ち、目的に向かって自分をコントロールし、誘惑要因を捨てて身につけていくものだ。

 

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■実践する効果があると感じたポイント
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●睡眠時間のログを取り、毎朝就寝時刻と起床時刻をツイートする

●視力トレーニングに関する本を読む

●目の前の「好き」を探す

●「今自分には何ができるか?」を常に意識する

 

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■本のひと言まとめ
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「何がしたいのか」まずはこれをハッキリさせよう!
それが「集中力のスタート地点」だ!!

 

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

 

身の回りの基本的なこと。
これを疎かにしないように注意しよう。
ちょっと反省の1日でした。

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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機長の「集中術」(小林宏之)
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小林宏之さん、素晴らしい一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

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