【書評：249冊目】お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働くことができる。（伊勢隆一郎）

【本当にやりたいことは何ですか？】
セールスコピーライター・伊勢隆一郎氏が、『お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働くことができる。』と題して、ネット時代こそ意識すべき、働くことの本質を説く一冊。

■書籍の紹介文

あなたを縛る制約はなにもありません。
本当は、どんな生き方をしたいですか？

本書は、デジタルだリアルだと騒ぐ前に、改めて自分の中で整理しておくべき「働くことの本質」を説く一冊。

ある日、「伊勢隆一郎」名義のメルマガが大量に届くように・・・。
何者？と調べるところから、この本を見つけて読んでみました。

「人の悩みはお金になる」
「人が欲しいものを提供すれば、ビジネスは成功する」

著者自身の経験を等身大の言葉で語っているため、聞きやすい(読みやすい)です。
こういう考え方もあるのか、翻って自分はどうだろうか、と考えるのに役立つ一冊だとおもいます。

単純なフリーランスとは、明確に一線を引いています。
組織で働くかどうかという次元の「自由」ではなく、もっと根源的な部分での「自由」を考えさせられます。

どういう「自由」を選択したとしても、働かなければ生きていけません。
「自由」と「働く」を自分の中でどう組み合わせて最適化していくか、そのキッカケを与えてくれています。

自由に生きる。
あなたにとって、それはどんな生き方ですか？

いまやらなくてもすぐには困らない、だけど、自由な未来を手に入れるために必要なこととに、どれだけ取り組めるかが成功の分かれ道です。

「下請けのような仕事をしていたらダメだよ。自分の仕事をして、自分のお客様を持ちなさい」

成功するためには技術や知識だけではなく、精神も肉体も、すべてをレベルアップしなければならないということ

成功したいと思っているならば、スタートは普通でもいいけれど、いつまでも普通ではダメだということ

ビジネスはとてもシンプルです。
「こういうアイドルがいればいいな」「こういうマンガが読みたいな」「こういう携帯電話が欲しいな」と思っている人たちの目の前に、ポンと欲しいものを置いてあげる。
それだけでいいのです。

●人がものを買う４つの動機
１．悩みと不安
２．恐怖
３．目標
４．手に入れたいライフスタイル

人は願望を叶えるよりも、恐怖や不安を避けるほうがより強い欲求になります。

「夜寝る前に、ふと考えちゃうことってありますか？」

１．自分が何よりも好きなこと
２．自分が誰よりも得意なこと
３．かつ人に必要とされること
この３つの条件が、バランス良く重なるマーケットを見つけることが、あなたがお金と時間と場所に縛られない働き方をするための第一歩と言っていいでしょう。

この世で一番大きな苦しみは、1人ぼっちで、誰からも必要とされず、愛されていない人々の苦しみです。
（マザー・テレサ）

儲かりそうなビジネスを探す前に、本当に欲しいものは何か、もう一度、自分の心に問うてみてほしいのです。
そして、本当に欲しいものが見つかったとき、あなたはすでにすべてを手に入れているはずです。
あなたは、そんな自由な生き方ができるのです。

【249-1】自分が欲しいと思うものを書き出す

【249-2】寝る前にパッと浮かんだことを書き留める

【249-3】「将来の自分のためにやるべきことは何か？」を自問する

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

【書籍名】お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働くことができる。
【著者名】伊勢隆一郎
【出版社】フォレスト出版
【出版日】2013/7/20
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】生き方、働き方、稼ぐ力
【頁　数】232ページ
【目　次】
第1章誰だってお金を稼ぎたいし、現状から抜け出したい!
第2章どこにでもいる平凡な私でも一瞬で5億円を稼げた
第3章あなたが自由に働くために必要なマインド
第4章あなたが自由な働き方を手に入れるために必要なメソッド
第5章あなたもお金と時間と場所に縛られない働き方ができる