【ランニングはビジネススキルを鍛える】
ジャーナリスト・山口拓朗氏が、皇居ランナーなどランニングを継続している人は年収700万以上の高所得者が多いと指摘し、その理由を考察する。走りと仕事の関係とは?
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■1分間紹介文
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本日ご紹介するのは、「ランニングの仕事への影響」に関する一冊。
著者は、山口拓朗さん。
健康誌や週刊誌の執筆を多数手がけるジャーナリスト。
あなたに質問です。
ランニングをすれば仕事への効果を発揮し年収があがる割合が高いと言われてどう感じますか?
ちょっとでも否定的な感情がでたアナタ。
ぜひ本書を読んでみることをオススメします。
そして、普段、運動頻度・運動強度が低い人にもオススメ。
本書は、詳細なテクニックやコンディショニング方法が書かれているわけではありません。
ただ、読み終わると「ちょっと明日身体動かしてみようかな?」という気にさせてくれます。
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■本がわかる!要約ポイント
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走ることで、ビジネスパーソンとしてのスキルは上がる。
私が取材した限り、ほとんどすべての人が、「ランニングを習慣化することで、なにかしらの恩恵を受けた」と感じていた。
その事実はまた、多くの実業家や指導的立場にある人がわざわざ書き残してもいる。
皇居を走る理由は、1位から順に
「1周5kmの距離」
「信号待ちがない」
「やる気になる」
「自宅や職場が近い」
「夜も明るくて安全」
だった。
ところで、皇居ランナーのハシリは、どんな人たちだったのだろう?
1964(昭和39)年11月1日未明、皇居の外周で「皇居1周マラソン」が開催されたという記録が残っている。
「未明」というスタート時刻に加え、主催者が「銀座のクラブやバーの経営者」で、選手が「ホステス」というユニークな催しだった。
●ランナーの3タイプ
①シリアスランナー
②ファンランナー
③ダイエットや健康目的のランナー
走る意志とシューズさえあれば「一人で」「いつでも」「どこでも」「気軽に」できる運動がランニングだ。
ランニングは、やればやっただけ結果が出る運動でもある。
混迷する日本でなかなか結果の出ない毎日を送る大人には、これが素直に嬉しい。
●ランニングで養われる9つのビジネス能力
①主体性
②自己マネジメント能力
③タイムマネジメント能力
④高いセルフイメージ
⑤高い目標達成能力
⑥逆境を克服する力
⑦発想力
⑧集中力
⑨人間関係を良好にする力
「人が走っているときと考えているとき、脳の同じ部分を使っている」
「走ることで脳機能が向上すれば、頭がよくなって、仕事もできるようになる」
(久保田競教授:京都大学名誉教授/大脳生理学の世界的権威)
●バカにならない走り方の5つのポイント
①外を走る
②20分以上走る
③仕事のことを考えながら走る
④1日のリズムを整える
⑤ブレインフード(健脳食)を食べる
「速いペースで走らないと脂肪は燃焼しない」と思う方もいるかもしれないが、それは誤解である。
ランニングをするうえで年齢や性別、会社名、肩書、収入、ステータスなどはまったく意味をもたない。
同じランナーとして「しがらみ」なく対等につき合うことができる空間は、思いのほか快適なものだ。
ランニングで培った精神力や体力、マネジメント能力が仕事に活かされ、仕事で培った人生観がランニングで生きる。
その美しい相互作用が多少なりとも描けていたら成功だ。
仕事だけではない。
心と体の健康、ひいては人生そのもの。
あらゆるものにランニングは「効く」のである。
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■これをやろう!3つの実践ポイント
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【223-1】ランニングアプリをインストールする
【223-2】運動を記録して、モチベーションにする
【223-3】次の休みに、ランニングを行う
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■今回のまとめ
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明日、家の周りを10分、ゆっくり走ることからはじめませんか?
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■本日紹介した書籍情報
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【書籍名】なぜ皇居ランナーの大半が年収700万以上なのか
【著者名】山口拓朗
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2014/2/27
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】健康的な人生を送りたいときに
【キーワード】健康法、生活習慣術、セルフケア
【頁 数】186ページ
【目 次】
序章 皇居ランナーの年収はなぜ高いのか?
第1章 なぜ皇居はランナーの聖地なのか?
第2章 なぜマラソン人気は爆発したのか?
第3章 ランニングで養われる9つのビジネス能力
第4章 なぜ「走ると頭がよくなる」のか?
第5章 なぜ走ると健康になるのか?
第6章 なぜランナーは笑顔でゴールするのか?
終章 なぜまだ走っていない人がいるのか?
山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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