【書評:199冊目】大人の国語力大全(話題の達人倶楽部)

【語彙力とは人間の深みである!】
話題の達人倶楽部が、『大人の国語力大全』と題して、敬語、慣用句、ことわざから、漢字、四字熟語、カタカナ語まで、まわりから一目置かれる語彙力につながる日本語を収録した一冊。

■書籍の紹介文

自分が使いこなしている語彙力。
豊かだとおもいますか?

 

本書は、拙い日本語表現は恥を掻くことにつながると指摘し、まわりから一目置かれる語彙力につながる日本語を収録した一冊。

 

年齢を重ねると「知っていて当たり前」の恐怖が襲ってきます。
知らない気まずさはもちろん、自尊心が邪魔をしてまわりに聞きにくくもあります。

 

とくに、表現というものは隠しようがありません。
場に相応しくない拙い表現をしてしまうと、評価や信頼を失います。

 

とはいえ、なにに学べばいいのかという問題があります。
そこで本書です。

 

こっそりと、語彙力を増やすのに最適な一冊。
敬語、慣用句、ことわざから、漢字、四字熟語、カタカナ語まで、一目置かれる語彙が満載です。

 

語彙力の豊かさは、人間としての深みの証。
ぜひ、本書を使って増やしていきましょう!

 

◆日本語表現は、奥深い。

大人の国語力大全
話題の達人倶楽部 青春出版社 2012-12-21
売上ランキング(公開時):147,044
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■【要約】抜粋ポイント

逆捩じを食わせる(さかねじを食わせる)
非難を受けたり注意されたりしたとき、反対にその相手を問いつめたり、非難し返したりすること。

 

半畳を入れる
他人の言動に対して、冷やかしたりヤジを入れたり、またからかったり茶化したりすること。

 

油紙に火が付いたよう
ぺらぺらと、よくしゃべるさまをいう。
油紙に火を付けると、すぐによく燃えることから。
江戸時代から使われてきた言い回し。

 

棺を蓋いて事定まる
人間の評価は、死んだのちに決まること。

 

手鍋さげても
好きな男との生活なら、貧乏もいとわないという意味で使う言葉。

 

瓜の蔓に茄子はならぬ
瓜の蔓に茄子の蔓を無理につなごうとしても、茄子とならないのと同じように、平凡な親から、非凡な才能をもった子は生まれないこと。

 

×「ご持参ください」→○「お持ちください」
「持参」は自分の行為に使う言葉で、相手の行為に使う言葉ではない。

 

×「お料理が冷めないうちに」→○「お料理が温かいうちに」
結婚披露宴では、「お料理が冷めないうちにお召しあがりください」とは言わないこと。
「冷める」は「二人の仲が冷める」につながるため、忌み言葉とされる。

 

通夜や葬儀に「出席」という言葉を使うのは不似合い。
「ご会葬」がふさわしい日本語。

 

「秀才」という言葉は男性専用で、女性には使わない。
頭脳明晰な女性は「才媛」と呼ぶ。

 

剽軽 [ひょうきん]
言動が気軽で、滑稽な様子。
また、そのような人。
「剽軽者」

 

■【実践】3個の行動ポイント

【199-1】詩集やエッセイを読む機会を増やす

【199-2】気になった表現を書き留める

【199-3】気になった表現を実際に使って文章を書く

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】大人の国語力大全
【著者名】話題の達人倶楽部
出版社青春出版社
【出版日】2012/12/21
オススメ度★★★☆☆
こんな時に教養を伸ばしたいときに
キーワードことばのチカラ文章力話し方
【頁 数】381ページ
【目 次】
1 表現力が200%アップする!できる大人の慣用句
2 誰も教えてくれなかった敬語のコツ
3 さりげなく使いこなしたいカタカナ語
4 知らないと話にならない漢字
5 覚えておいて損はない四字熟語
6 教養が試される国語の常識
7 品のよさを演出する大人のことわざ・故事成語
8 気になる語源の本当の話

 

この本が、あなたを変える!

大人の国語力大全
話題の達人倶楽部 青春出版社 2012-12-21
売上ランキング(公開時):147,044
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話題の達人倶楽部さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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