【書評:124冊目】今日からセンスを君の武器にしよう(石渡晃一)

【手をのばした、1ミリ先に成功はある!】
クリエイティブディレクター・石渡晃一氏が、『今日からセンスを君の武器にしよう』と題して、若いうちに身につけておくと人生が変わる「センスの磨き方」を指南する一冊。

■書籍の紹介文

センス。
どうすれば磨けるとおもいますか?

 

本書は、スキルや知識を最大限に活かすには”センス”が重要になると提起し、若いうちに身につけておくほど差がつく「センスの磨き方」を指南する一冊。

 

著者がこの本で説いていく「センス」。
センスとは、好きなことを仕事にするセンスであり、気持ちを伝えるセンスであり、悔いのない人生を過ごすセンスのことを指しています。

 

センスを磨くためには、つぎの3つの力を磨くことが大切です。
(1)情報収集能力
(2)選択能力
(3)伝える能力

 

3つの中でも、とくに大切な力なのが「選択」の力です。
モノを見極める「選択」の力は、たくさんの情報に自分の足で直接触れることで磨かれます。

 

このほかにも、聞き方、話し方、人間関係、企画力、文章力など、3つの力に通ずる28のスキルが示されます。
1つ1つ実践することで、センスは磨かれていきます。

 

寛いだ空間で、尊敬する先輩から生き方について話を聞いているような空気感。
これがなんとも心地のよい素晴らしい一冊です。

 

◆センスを磨け!

今日からセンスを君の武器にしよう
石渡晃一 クロスメディア・パブリッシング 2013-9-13
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■【要約】15個の抜粋ポイント

あなたの人生をおもしろおかしくしてくれるもの、夢を実現するためにあなたの武器になってくれるものこそが、センスの正体だ。

 

●センスの3構成
(1)情報収集能力:情報の絶対量を増やす
(2)選択能力:その中からしかるべき情報を選び出す
(3)伝える能力:上手な伝え方をする

 

選択の範囲を広げるには、とにかく自分の目で見て、歩いて集めた情報をストックすることだ。
選択の力を磨く前に、その基盤となる情報量の底上げをしよう。

 

1人で身につけた教養はあくまでも「あって当たり前のもの」で、「その人の価値を裏付けるためのもの」だ。
一番大切なのは、人に学ぶこと。
まわりにいる人は、確実に、あなたの知らないことを知っている。
逆にあなたも、人の知らないことを知っているだろう。
人はお互いに、最も役に立つ情報源なのだ。

 

相手を選ぶモノサシは、人から評価を受けている人とか、社内のポストが高い人ということではない。
自分が、この人といると刺激が受けられる、と感じられるかどうかがポイントだ。
まずは、相手がどんな肩書きの人でも、先入観を持たずに「この人は自分が知らなかったことに気づかせてくれる人だ」と思い込むことから始めよう。
実際そのとおりだから。

 

中途半端なことは、口に出さないのが賢明だ。

 

仕事と複業は、あなたという一人の人間がやる以上、別々のものにはならない。
「あなた」というひとつのブランドが行っている事業だと考えよう。
あなたのブランドは、会社で営業もやれば、コーヒーの買い付けもやり、ミニシアターの講演もする。
昨日までに自分がやってなかったことをやっている人は、かっこいい。
センスがどんどん磨かれていくからだ。

 

僕がいつも大切にしているのは、第一印象で人を判断しないこと。

 

挨拶を「自分の要約」と考えると、「どう見せるか」という点が重要になってくる。
ありきたりの挨拶をしていれば、あなたはありきたりの人間と見なされる。
だから、小さなことでいいから、相手にちょっと「引っかかる」挨拶を考えてみよう。

 

あなたが身の回りに置くべきなのは、選び抜いた上質なものだけだ。
「とりあえずもらえるならもらう」「安いから買う」は、ものに対しても自分に対しても失礼だ。

 

値段分の価値があると思うから、人は品物を買う。
だから、何にいくらお金を使うのかは、人の価値観を端的に表している。
僕の知り合いの女性が、今の旦那と付き合っていたころの話がとても好きだ。
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彼女がいくつか年上で、収入も彼よりあったが、食事でもなんでも、必ず彼氏がおごってくれる。でもあるとき、「今日は晩御飯、マクドナルドでもいい?」と聞かれた。「どうして?」と彼女が聞くと、「今、給料日前でお金がないけど、マックなら僕が払えるから」と。それを聞いた瞬間、彼女は結婚を決意したそうだ。その心は、彼としては、割り勘で身の丈に合わないところに行くよりも、「絶対彼女にお金を出させない」という信念を貫くことのほうが大切だったわけだ。食事は、何を食べるかより、誰と食べるかだ。彼女も、そういう彼となら、何を食べてもおいしかったに違いない。
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今日からは、人になにか伝えようとするときは、必ず1つ、遊び心も一緒にプレゼントする習慣をつけると、よく伝わるようになるんじゃないかな。

 

とにかく言葉を発さないことにはなんにも始まらない。
なにも怖がることはない。
とにかくいっぱいしゃべってほしい。
話すことも場数を踏むことが大切だ。
さぁ、明日から。
いえ、今日の会議から、積極的に発言してみよう。
あなたを見るまわりの目が変わると思う。

 

若い頃、この先輩はなんでこんなにセンスよく見えるんだろう、と観察していて気づいたのは、「先回りしてる」ということだ。
みんなが欲しがる情報を、誰よりも先に入手し絶妙なタイミングで相手に提供する。
特別な技術などいらない、気をつけていれば、誰にでもできることだ。

 

本当に価値のある情報は、「足で集めた情報」だ。
あなたが実際に見て、体験したこと。
それに一番の価値がある。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【124-1】新しいスポット、流行りの店にはいち早く行く

【124-2】戦略的に馴染みの店をつくる

【124-3】二次会はカフェにいく

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】今日からセンスを君の武器にしよう
【著者名】石渡晃一
出版社クロスメディア・パブリッシング
【出版日】2013/9/13
オススメ度★★★★★
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード最高の自分20代セルフブランディング
【頁 数】208ページ
【目 次】
Part1 センスのある情報の集め方
Part2 センスを磨くとは選ぶ力を磨くこと
Part3 センスのある伝え方

 

この本が、あなたを変える!

今日からセンスを君の武器にしよう
石渡晃一 クロスメディア・パブリッシング 2013-9-13
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石渡晃一さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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