【書評:103冊目】嫌われない話し方100のルール(植西聰)

【嫌われないかビクビクする前に】
産業カウンセラー・植西聰氏が、『嫌われない話し方100のルール』と題して、相手の反応に怯えることなく、伝えたいことをきちんと伝えるコミュニケーション術を指南する一冊。

■書籍の紹介文

これを言ったら嫌われないかな。
相手の反応を気にしながら、話をしていませんか?

 

本書は、心理の法則を用いて、相手の反応に怯えることなく、伝えたいことをきちんと伝えるコミュニケーション術を指南する一冊。

 

すべての人と、仲良く会話をする。
これは、ほとんど実現不可能です。

 

関係性などから、どうしても身構えてしまう会話は発生します。
この本で紹介される方法は、このときにあなたの背中を支えてくれるものです。

 

100のルールと、数が多いと感じるかもしれません。
ですが、見開き1ページで1テーマを収録しており、とても読みやすいです。

 

1つ1つは、そこまで深くは紹介されていません。
しかしながら、「ここには!」と要点をきちんと押さえているので安心してください。

 

身構えてしまうような難しい会話は、苦しいものです。
ただ、そこを乗り越えると成長できることもあります。

 

ぜひ、本書を役立てて乗り越えていきましょう!
コミュニケーション力を向上させてくれる一冊です。

 

◆円滑なコミュニケーションを。

嫌われない話し方100のルール
植西聰 PHP研究所 2012-1-21
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■【要約】15個の抜粋ポイント

私たちは、話を聞く時に、言葉そのものの意味だけを受け取るのではなく、相手の態度や雰囲気などの細かいニュアンスからも、思いを感じ取っています。
そのため、やんわりとした口調で話すと、断りのセリフも優しく聞こえます。

 

感謝の後に、申し訳ないという気持ちを正直に表わせば、相手はきっとわかってくれます。
(例)「誘ってくれありがとう!(感謝)でも、今回は参加できません」

 

大切なのが、相手がどんな人であろうと、価値観を否定しないということです。

 

悪い条件を隠しても、いずれはわかることです。
先に伝えることで、誠意を見せたほうが、いい返事を引き出すことができるでしょう。

 

相手は断ることに対して、多少なりとも「悪いな」と感じているものです。
ですから、別の条件を差し出せば、あっさりといい返事をもらえることは少なくありません。

 

相手をよく観察して、話を聞く余裕がありそうな時、仕事が一段落ついた時などを狙って、声をかけてみましょう。
相手の気分次第で、受け取られ方にも大きな差が出るのです。

 

「例えば」というキーワードを使えば、自然と具体例が出しやすくなります。

 

いろんな事情があって、すぐには意見が通らないことがあります。
しかし、意見が通らなかったからといって、自分まで否定されたように落ち込む必要はありません。

 

「必ず自分の意見を通す」という強い信念が未来を切り開くのです。
(妥協できない場面において)

 

自己主張で重要なのは、伝わるかどうかという結果よりも、自分の気持ちを素直に話せるか

 

言いにくいことを言うと、相手を傷つけると決め付ける必要はありません。
相手にとって、プラスになることもあります。

 

余計な言葉にいちいち反応していると、神経をすり減らすだけです。
あまり深く考えずに、聞かなかったことにすると、ストレスはたまりません。

 

自分に依存してくる人には、代わりに夢中になれるものを渡すと、こちらへの負担が軽くなることがあります。

 

安心材料を与えれば、臆病な人は落ち着いて行動することができるのです。

 

「言葉一つで、相手の気持ちがおさまるのなら安いもの」と割り切りましょう

 

■【実践】3個の行動ポイント

【103-1】言動一致を常に心がける

【103-2】「相手を受け止める」→「自分を伝える」を意識する

【103-3】相手は自分の鏡であると意識する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】嫌われない話し方100のルール
【著者名】植西聰
出版社PHP研究所
【出版日】2012/1/21
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の人間関係を良くしたいときに
キーワード話し方心理学苦手克服
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 断る
第2章 依頼する
第3章 自分の意見を伝える
第4章 言いにくいことを言う
第5章 相手の性格にあわせて自己主張する

 

この本が、あなたを変える!

嫌われない話し方100のルール
植西聰 PHP研究所 2012-1-21
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植西聰さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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