【シェア読書:1032冊目】「他人」の壁(養老孟司、名越康文)

【ひとは、一生分かり合えない】
脳科学者・養老孟司氏と精神科医・名越康文氏が、自分と他人の壁に”気づく”ことで、物事の本質の理解ができると説く対談本。話せばわかる、ではなく、離せばわかるの境地とは?

■この本の紹介文

ホワイトボードを想像してください。
そこに黒いペンで「白」と書きます。
ホワイトボードにあるのは、なんですか?

 

本書は、人生・世間・自然・宗教・AI・反グローバリズムといった時事問題を通して、物事の「理解」の本質に気づくためのヒントを語り合った対談を収録した一冊。

 

さて、冒頭の質問です。
「えっ?『白』と書いたんだから、『白』でしょ?」
こう思ったあなたは、理解の”壁”に阻まれています。

 

この”壁”を突き詰めていくと、ひとつの「気づき」が得られます。
相手を理解することの本質に気づかないということは、自分の認識すらできていないということになる

 

この「気づき」は、とても衝撃的で思考をバチバチと刺激してきます。
読むのにかなり難儀しますが、読み進めることで脳が活性される感覚を覚えます。

 

理解することに躍起になっている現代社会。
深呼吸して、読んでおきたい一冊です。

 

◆おすすめの良書!

■本がわかる!15の要約ポイント

全部をわかろうとするから悩んでしまうのであって、大半はわからなくても当然と思えば楽になる。

 

「わかる方法」じゃなくて「わからない理由」を先に言ってしまうと、多くは前提が違うからです。
前提が違う人に、いくら言葉を投げても、相手に刺さるはずがない。
人は前提の違う話をされると錯乱するんですよ。

 

学校教育でいえば、国語とか英語の読解もそうじゃないですか。
典型的ですよ。
その文章から何を読みとるか、人によって随分、違っちゃうんだから。
それなのに「その理解は間違いです。正解はこれです」って、何が正解なんだって。

 

「あれ、なんかおかしいな」「これってなんだろう」と感じたら、その問題をずっと抱えておくんですよ。
納得せずに疑問を持ち続けることが大切なんです。

 

わからなくたって、お互いがぶつからなければいいだけ

 

自分が今いるこの世界から出てはいけないんだと。
一歩も外れてはいけないという意識がはびこっているんですよね。

 

頭で考えてやろうとすると、子どもは一気にいなくなるんです。
育てるのが不安で大変だから。
その一歩手前が、さっきも言った結婚をしないという選択でね。
これはつまり、社会があまりに「意識化」されすぎている1つの現れじゃないかと思いますね。

 

今やっていることだけに集中しなさいと。
それだけ考えていればいいんだって。
意味なんか考えなくていいから、たとえば手を動かせば、「ああ、俺は手を動かしているなあ」って、それだけ考える。
それでいいと。

 

「知る」ということは「自分が変わる」ということなんです。
そうやって、自分がある日、がらっと変わってしまって、世界が変わって見えてしまうという経験を、人生の中で常に繰り返していけば、究極は死も怖くなくなるんです。
だって、昨日までの自分が死んだという経験をすぐに繰り返しているわけだから。

 

結果ととらえれば、もっと本質的なプロセス、つまり、なぜこういう結果になったかという、自分たちの根源にある欺瞞とか、過ちに気づくはずなんですよ。
つまり、本質的なことにね。

 

極論すれば石油だけ。
必要なのは。
だから、必要な石油代の分だけ輸出して稼げれば、国としては生きていける。

 

人間の世界がなんで民主主義になるかというと、「同じ」という意識で成り立っているということ。

 

「同じ」を求め続ける人間社会が、永久に死なないデータと、それを管理するAIを実現させた。

 

「あってはならない」と寛容できなくなった瞬間、人は不寛容になるんです。

 

違和感はやがて開花する宝物みたいなものだし、若い人が違和感を抱えて悶々とした日々を送るのは、とてもいいことなんだということですよね。
ストレスかもしれないけど、少なくともそういう自分を「変だ」と思うことはない。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1032-1】納得せずに疑問は持ち続ける

【1032-2】「なぜこういう結果になったのか」の視点で物事を考える

【1032-3】「あってはならない」にハマらない

 

■ひと言まとめ

自分を超えた先に、本質がある!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質
【著者名】養老孟司名越康文
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2017/7/6
オススメ度★★★★★
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】教養哲学生き方
【頁 数】216ページ
【目 次】
序章 「他人」をわかりたがる現代人
第1章 「わかる」の前に立ちはだかる他人の壁
第2章 誤解を無理に解く必要はない
第3章 「意識化」と「脳化」がもたらした弊害
第4章 無理解の壁に向き合える「場」の力
第5章 世界を席巻するグローバリズムの「壁」
第6章 判断を鈍らせているのは自分自身
終章 「違和感」を持つことで主体的に生きる

 

この本で、あなたは変わる。

 

養老孟司さん、名越康文さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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