【シェア読書:1030冊目】世界のエリートは10冊しか本を読まない(鳩山玲人)

【読書を再定義するための本】
元サンリオ常務取締役・鳩山玲人氏が、世界のエリートは「課題を解決する」ために読書すると提起し、「10冊しか本を読まない」と題して独自の10冊読書メソッドを紹介する一冊。

■この本の紹介文

本を読む。
その結果、現実は変わりましたか?

 

本書は、「世界のエリートは10冊しか本を読まない」という刺激的なタイトルに隠された、読書の本質をあなたに示していく一冊。

 

ビジネス書は、読むためにあるのではありません。
ビジネス書は、課題を解決するために活用するものです。

 

すなわち、本を読むことは、過程でしかありません。
課題を解決してはじめて、「読書した」といえるのです。

 

多読や速読がブームの昨今、「そもそも読書とは、こうである」と読書を再定義してくれる内容になっています。
課題が解決されなければ、読書の価値はありません。

 

結果を出せば、読書は成功なのです。
速読とか多読とかは、関係ありません。

 

読書の価値を、最大化しましょう。
そのためにも、まずはこの本で読書を見つめ直してください。

 

◆この本は良書です!

■本がわかる!15の要約ポイント

本を読めば、理論や方法論を知識として得ることはできるでしょう。
ですが、その知識を実際に使って、実践の場を増やさなければ、課題を解決することはできません。

 

読書の目的とは、知識を得ることではなく、本で得た知識を実践し、アウトプットの場面で役立たせること。
まずはマインドを変えなければならないのです。

 

「知っている」を「できる」に変える。
当事者として行動する以外に、成果を上げる近道はありません。

 

自分の現状と本の内容を照らし合わせる作業を続けることで、「自分だったらどうする」という思考は自然と鍛えられるでしょう。

 

今の自分に必要な10冊はどのようなものかというと、次のような本です。
・直面する課題を解決するために読む必要がある本
・テーマに興味があって、「実践してみたい」と思っている本
・将来の自分にとって有益だと思える本

 

10冊の本とは、
「今の自分にとって、もっとも多くのリソースを割くべきことは何か」
を明確に意識づけする役割を持っているのです。

 

本を整理するとは、つまり自分の課題を整理し、棚卸することに他ならないのです。

 

●自分に合った本の選び方
①「はじめに」と「おわりに」を味見する
②「教授」で選ぶ
③「注目している人」が読んでいる本を選ぶ
④「社会人向けの公開講座」の推薦図書を選ぶ
⑤「図」や「絵」が豊富な本を選ぶ
⑥「書店ランキング」で活用する

 

積ん読のように、目に留まる場所にその本を置いて置くことの効能は指摘しておいてもよいでしょう。
課題が「見える化」され、行動を変えるきっかけになるからです。

 

同じ本を買うもうひとつの理由は、すぐに誰かにあげてしまう癖があるからです。
それが、「ビジネスパートナーと考え方や理念を共有する」一番よい方法だと思っています。

 

●今の私が選んだ10冊
【1】中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる
【2】歴史を変えた6つの飲物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語る もうひとつの世界史
【3】地球の歩き方 上海
【4】弱者の戦略
【5】Prescription for Success: The Life and Values of Ewing Marion Kauffman
【6】あしたのジョー
【7】ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
【8】『島耕作』シリーズ
【9】うんこ漢字ドリル 日本一楽しい漢字ドリル
【10】シリコンバレー 最強の仕組み

 

読んだ本の数が多いからといって、偉いわけではありません。
読書の習慣づけをするには、1日1ページでもかまいません。
まずは行動することです。
そして、毎日続けることです。

 

古典を読むときは、最初から最後まで読む必要はなくて、
「自分の課題を解決してくれるページ」
「自分が興味深く読めるページ」
だけを、つまみ読むだけでも十分です。

 

米国トップ大学10校で「課題図書」として扱われる回数が多い古典のリストです。
あなたは、どれだけ読んだことがあるでしょうか。
1位『国家』プラトン著
2位『文明の衝突』サミュエル・P・ハンチントン著
3位『英語文章ルールブック』ウィリアム・ストランク・Jrほか著
4位『リヴァイアサン』トマス・ホッブズ著
5位『君主論』ニッコロ・マキアヴェリ著
6位『アメリカの民主政治』DE・アレクシス・トクヴィル著
7位『正義論』ジョン・ロールズ著
8位『バーミンガム刑務所からの手紙』マーティン・ルーサー・キング・Jr著
9位『自由論』ジョン・スチュアート・ミル著
10位『つきあい方の科学』ロバート・アクセルロッド著

 

「習うより慣れろ」ということわざがあります。
人や本から教わるよりも自分で練習し、経験を重ねたほうが、よく身につけられるということを意味しています。
英語では、「experience is the best teacher」というくらいで、本ではなく、実際には「経験が人を育てる」といわれているのです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1030-1】得た知識は、実践にうつす

【1030-2】問題を解決するために、本を活用する

【1030-3】自分の現状と本の内容をすり合わせる

 

■ひと言まとめ

問題を解決するために、本は存在する。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】世界のエリートは10冊しか本を読まない
【著者名】鳩山玲人
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2017/7/29
オススメ度★★★★★
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術教養インプット
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 あなたの読書は、なぜ役に立たないのか
第2章 速読よりも大切な最強の読書術 <基本編>
第3章 人生の時間が倍になる! 最強の1冊の使い方<実践編>
第4章 情報勝者になる本の選び方・出会い方
第5章 ずば抜けた結果を連れてくる! 最強の読み方<紹介編>

 

この本で、あなたは変わる。

 

鳩山玲人さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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