【シェア読書:1024冊目】まんがでわかる サピエンス全史の読み方(山形浩生、葉月)

【世界はフィクションでできている!?】
人類学史の超大作『サピエンス全史』を、山本浩生氏が監修、葉月氏のまんがで解説する一冊。サピエンス全史の読み方を明かしながら、サピエンスの未来を考えていきます。

■この本の紹介文

いまの世の中。
なんで、こんな姿をしているのでしょうか?

 

本書は、現在の世界は「虚構(フィクション)」で成り立っていると提起し、その中でどのようにバランスをとり、社会の中で生きていくべきかを考える一冊。

 

この本は、『サピエンス全史』の内容をまんがで解説しています。
分厚い本編を読むのを躊躇されている方は、こちらの本から入るのがオススメです。

 

人間の成長と進化、喜びに向かう原動力は「虚構(フィクション)」にある
サピエンス全史のこのメッセージは、とても強力です。

 

人類であるホモ・サピエンスは、なぜこれほど文明を発展させて、この地球に君臨する勝利者になれたのか。
このように、人類の歴史を知ることは、もっとも根幹的な意味を為します。

 

フィクションを信じ、虚構に惑う能力というのは、一方ではフィクションや虚構を現実化する力でもあります。
人間の歴史を、人類の一員として、きちんと学びましょう。

 

◆自分という人間を紐解いていく。

■本がわかる!15の要約ポイント

他の人類種が絶滅していく中、ホモ・サピエンスだけがその頂点にまで上り詰めることに成功した!
それはなぜか?
答えは「虚構」の力にある

 

認知革命により、サピエンス種の情報交換は、動物が行うそれと決定的に異なる違いを見せるようになった。
それは「虚構」について語り合うことである!

 

サピエンス種は虚構を「集団で」共有することができたのである

 

私たちは、個人の生きる力において、古代狩猟採集民にはるかに及ばないのだ
虚構の共有により高度な分業が可能となった結果、今やごく単調な仕事を分担するだけで命の存続が可能となった

 

認知革命のころの地球には、体重が50キログラムを超える大型の陸上哺乳動物がおよそ200属生息していた。
それが、農業革命のころには、100属ほどしか残っていなかった。
ホモ・サピエンスは、車輪や書記、鉄器を発明するはるか以前、地球の大型動物のおよそ半数を絶滅に追い込んだのだ。

 

平等も権利も自由も、すべて人間の想像の中にしか存在しないフィクションである

 

人間は「書記」という方法で情報を記録・整理・検索・参照する
農業革命の後、社会が複雑化したことで扱うべき情報量が爆発的に増えたからである

 

●人類を統一に向かわせた3つの要因
(1)貨幣
(2)帝国主義
(3)宗教

 

近代科学の決定的な特徴は、
「最も重要な疑問に関して集団的無知を公に認めるという点」
にあると、ユヴァルは指摘する。

 

科学の力を知り、
人々は「人間は進歩できる」と初めて考えるようになった

 

私たちは資本主義が気に入らなくても
資本主義なしで生きていくことはできない
とユヴァルは言う

 

人間にとって幸せとは何か?
心理学、生物学(脳科学)、社会科学などの観点から研究が進められているが、私たちはそんな簡単な問いにすら、まだ答えを見出すことができない

 

かつて人々は家族やコミュニティの互助関係の中に生きていたが、やがて「国民」というフィクションを受け入れ、想像上のコミュニティを形成した

 

国同士でも資本主義市場で交易による複雑な依存関係が生まれたことで平和が育まれた
「戦争は割に合わない。友好的平和的に取引を続けた方が利益が大きい」という状況は、ますます確かになっている

 

私たちが直面している真の疑問は、「私たちは何になりたいのか?」ではなく、「私たちは何を望みたいのか?」かもしれない。
この疑問に思わず頭を抱えない人は、おそらくまだ、それについて十分考えていないのだろう。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1024-1】サピエンス全史の本編を読む

【1024-2】「なにを望んでいるのか?」を自問し、書き出す

【1024-3】人類史の本をさらに読み進める

 

■ひと言まとめ

人類を理解することは、自分を理解すること。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】まんがでわかる サピエンス全史の読み方
【著者名】山形浩生葉月
出版社宝島社
【出版日】2017/6/15
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】教養を伸ばしたいときに
【キーワード】教養哲学生き方
【頁 数】176ページ
【目 次】
Chapter1 サピエンスの勝因はフィクションを信じる力
Chapter2 知識を貪欲に収集した狩猟採集民
Chapter3 農業の始まりがもたらした人類の苦しみ
Chapter4 文字の使用とヒエラルキーの強化
Chapter5 世界をグローバル化する3つの戦略
Chapter6 科学が駆り立てた更なる征服への欲望
Chapter7 資本主義がもたらした平和と課題

 

この本で、あなたは変わる。

 

山形浩生さん、葉月さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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